こだわりクラシック Since 2007

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Freni, Mirella (Soprano),
Raimondi, Gianni (Tenor),
Gueden, Hilde (Soprano),
Panerai, Rolando (Baritone),
Taddei, Giuseppe (Baritone),
Vinco, Ivo (Bass),
Herbert von, Karajan,
Vienna State Opera Orchestra,
Vienna State Opera Chorus
11/09/1963, Vienna, Austria [Live]

下記サイトに試聴あり
http://www.hmv.co.jp/product/detail/668991
http://itunes.apple.com/jp/album/id290209070

 ミレッラ・フレーニ(ミミ)
 ルチアーノ・パヴァロッティ(ロドルフォ)
 ロランド・パネライ(マルチェッロ)
 ニコライ・ギャウロフ(コルリーネ)
 ジャンニ・マッフィオ(ショナール)
 エリザベス・ハーウッド(ムゼッタ)
 ミシェル・セネシャル(ベノア、アルチンドロ)
 ゲールノート・ピエチュ(パルピニョール)
 ハンス・ディートリヒ・ポール(税関の役人)
 ハンス・ディーター・アッペルト(巡査部長)

 シェーネベルク少年合唱団、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 録音:1972年10月、ベルリン、ダーレム、イエス・キリスト教会
 プロデューザー:レイ・ミンシャル、ジェイムズ・マリンソン
 エンジニア:ゴードン・パリー、コリン・ムアフット

下記サイトに試聴あり
http://www.hmv.co.jp/product/detail/79967


ゼフィレッリのオペラと言えば何といってもやはりボエームだ。フレーニのミミとともに不滅の舞台と言って良いだろう。まず1963年1月31日にスカラ座で初演され、次のシーズンの同年11月9日にウイーンで初演された名舞台だ。ウイーンの初日の放送録音が残っていて私が聴いているのはRCAがCD化した正規盤だが現在は海賊盤でしか手に入らないようだ。カラヤンはそれから9年後に有名なデッカ盤を録音していて、これは一般的には名盤の誉れ高い演奏だ。しかしウイーンでのライブ演奏とベルリンでのスタジオ録音はかなり性格の異なる演奏だと私は思っている。

フレーニのミミとパネライのマルチェッロは共通するが、ロドルフォはジャンニ・ライモンディからパバロッティに、ムゼッタはギューデンからハーウッドに変わっており、何よりもオケがウイーン国立歌劇場からBPOに変更されている。私はデッカ盤のオケとムゼッタと録音には不満だ。

まずBPOの音が重厚で豪華すぎる。もしこのストーリーを知らないで音だけを聞いたら屋根裏の一室でのつつましい物語だとはとても思わないだろう。どこかの宮殿の王子様とお姫様の壮大なラブデュエットにしか聞こえない。トスカのように、ある意味シンフォニックな迫力を持った曲ならまだしも、ボエームのような曲になぜBPOを起用したのか分からない。BPOは75年のザルツブルグの復活祭音楽祭でも演奏したようだが実演ではどのような聞こえ方をしたのだろうか? BPOがこの曲を演奏したのは後にも先にもこの年の公演とこの録音だけだろう。

ムゼッタのハーウッドも大変疑問だ。こんなに下品で老けた歌ではムゼッタが単なる憎まれ役になってしまう。ムゼッタは確かにちょっと気まぐれでおてんばで移ろ気だけど、愛されるキャラクターでなければいけない。その意味でポップ以上のムゼッタはないだろう。ウイーン盤でのギューデンはポップには及ばないがハーウッドよりは数段ましだ。カラヤンはメリーウイドゥの録音やフィガロの舞台でもハーウッドを起用したがこれがどういう事情だったのか良く分からない。

最後にデッカの人工的な録音にも異議を唱えたい。2幕フィナーレで楽団の音がこんなに早足で遠のくようなことは実際の舞台ではまったく考えられない。まるでストコフスキーの録音のように誇張されたステレオ効果で極めて不自然だ。カラヤン/BPOのデッカ録音はこれが唯一だが、これはデッカの特徴が悪い方にでた録音だと思う。

もちろんロドルフォはパバロッティの方が上だが、63年当時を考えればパバロッティはまだ無名だったのでこれは仕方ないところだ。ライモンディの歌はパバロッティと聴き比べなければ決して悪くはない。ウイーン盤の方がはるかにイタリアオペラらしい演奏だと思う。モノラルだが音質は安定している。

ボエームに限らずオテロもトロヴァトーレもドンカルロもトスカもそうだがカラヤンがBPOと録音したイタリアオペラはどれも音が重すぎてイタリアオペラらしくない。トロヴァトーレではBPOのスタジオ録音を同時期のウイーンのライブ演奏と聞き比べることができるのでその違いは明白だ。

その後アイーダ、ファルスタッフ、トゥーランドットの録音でカラヤンがオケをVPOに戻したのは遅まきながらそのことに気がついたためではないだろうか?

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エヴァ・マルトン、
レオーナ・ミッチェル、
プラシド・ドミンゴ、
ユーグ・キュエノー、
レヴァイン指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
収録:1987年4月、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
映像監督:ブライアン・ラージ
http://www.youtube.com/watch?v=VDvF0wjUClk
http://www.youtube.com/results?search_query=met+turandot+1988&sm=3

Turandot - Ghena Dimitrova
Kalaf - Placido Domingo
Liu - Katia Ricciarelli
Rolando Panerai
マゼール指揮ミラノスカラ座
1983年12月7日
http://www.youtube.com/results?search_query=turandot+1983+part

ボエーム、トスカに続くゼフィレッリ演出によるプッチーニ第三弾は蝶々夫人ではなくトゥーランドットだった(蝶々夫人は2004年のヴェローナが最初のようだ)。前2作はスカラ座やロンドンでの初演から約20年も経ってからメットに持って来られたが、ゼフィレッリのトゥーランドットは83年にスカラで初演されたようなので比較的近い時期にメットに持ってこられたようだ。ちょうどこの87年の映像とこの年のカルメンの映像からメットの版権がDGに移り、メットのLDが大々的に宣伝されるようになったこともあって、映像作品としても当時から大変に親しまれたものだ。

ユーチューブでは83年のスカラ座での映像も見ることができる。出演はディミトローバ、ドミンゴ、リッチャレルリで指揮はマゼールだ。これもぜひ正規映像で見てみたいものだ。マゼールは83年にウイーンでもマルトン主演(プリンス演出)でこの曲を指揮しており、スカラ座の88年の来日公演でもこの演出で取り上げているのでご覧になられた方もいるだろう。

83年のスカラ座の映像や先日紹介した83年のウイーンの映像(プリンス演出)はなぜかLD化が見送られた(後者は米国でVHSテープだけで出た)。この時期にカラヤンが希望していた北京での映画撮影もカラヤンの死により結局実現しなかったこともあって、LDで他に国内で入手できたトゥーランドットの映像はヴェローナ盤があったぐらいだ。その映像もユーチューブで見ることができる。出演はディミトローバ、マルティヌッチ、ガスディアだ。
http://www.youtube.com/results?search_query=turandot+verona&search_type=&aq=f

ヴェローナの野外劇場は音声や映像に制約があるので一般的に評判が良かったのはやはりこのメットの映像だったと思う。私も当時は結構お気に入りの一つだったはずだが、今見返してみるとどうだろうか?

今見返せば、この映像にあるような金キラキンの舞台は実際は中国のどこにも存在しないということは明らかだ。これは日本の金閣寺のイメージと混同したものだろう。中国人演出家による舞台が見られるようになった今では、これは違和感がある演出だと率直に言わざるを得ない。

日本人が変な演出の蝶々夫人を見ると気持ちが悪いのと同じで、中国の人はこの映像を見て恐らく変に感じているだろう。イーモウ監督が紫禁城で1999年に収録した極めて中国的なトゥーランドットの映像はこの反動だったに違いない。この作品は中国人の演出家に徹底して中国っぽくやってもらうか、プリンス演出のウイーンの舞台のように架空の国にしてしまって東洋風にしない方向性かどちらかを選ぶことになりそうだ。

それでもこのキラキラトゥーランドットは世の中的には大変好評なようで、メットでは今シーズンもこの演出が現役だ。入れ替えたキャストによる新しいハイビジョン映像が世界に中継されている。私はゼフィレッリのボエームやトスカほどにはこのトゥーランドットは成功していないと思うのだが、皆さんはどう思われるだろうか? 

だが演奏は大変すぐれたものだ。マルトンもドミンゴも当たり役だし、メットのオケの軽い音やレヴァインのやや楽天的な棒もこの作品ならそれほど気にならない。

そうだ。日本には黛敏郎作曲のオペラ金閣寺があるのだから、ゼフィレッリには次にオペラ金閣寺の演出をしてもらおう。

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