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1. "Qual Fiamma Aveva Nel Guardo" From I Pagliacci - Leoncallo: Ileana Cotrubas [6:38]
2. "Se Io Lo Sapessi" From Le Villi - Puccini: Renata Scotto [5:56]
3. "Mon Coeur S'ouvre á Ta Voix" From Samson & Delila - Saint Saëns: Elena Obraztsova [6:24]
4. "Si, Mi Chiamamo Mimi" From La Bohème - Puccini: Heana Cotrubas [5:02]
5. "Morro, Ma Prima in Grazie" From Ballo in Maschera - Verdi: Renata Scotto [5:41]
6. "O Belle Nuit" From Les Contes d'Hoffman - Offenbach: Ileana Cotrubas & Elena Obraztsova [3:59]
7. "Mio Babbino Caro" From Gianni Schichi - Puccini: Renata Scotto [2:46]
8. Musica Proibita - Gastaldon: Ileana Cotrubas [3:52]
9. A Vucchella - Tosti: Renata Scotto [4:09]
10. "Habanera" From Carmen - Bizet: Elena Obraztsova [4:17]
11. "Czardas" From Die Flediermaus - Strauss: Ileana Cotrubas [4:48]
12. "Fu la Sorta Dell Armi" From Aida - Verdi: Renata Scott & Elena Obraztsova [11:45]
スコット
コトルバス
オブラスツオワ
クレイジャー指揮チェコ交響楽団
80年代中ごろ?
The 3 Sopranos コンサートとタイトルのついた1枚だ。訳せば「3大ソプラノコンサート」ということになるだろう。チェコでのコンサートで収録日は不明だが初版のDVDは米国で1991年に出ているようなのでそれ以前、画像の状態からおそらくは80年代半ば頃、89年に東ドイツが崩壊する前の収録だろう。ルーマニアのコトルバスや旧ソビエトのオブラスツオワがチェコで歌うのは分かるとしてイタリアのスコットがチェコで歌っているのが興味深い。コトルバスは十八番のミミや、80年代にウイーンでも歌っていた道化師のネッダのアリアを、オブラスツオワもサムソンとデリラやカルメンと言った得意ナンバーを歌っている。
注目されるのはスコットが妖精ヴィッリのアリアを歌っていることだ。先日は熟女などと失礼なことを言ってしまったが、このようなコンサートでわざわざ取り上げるということはスコットはこの役に何か特別な思いを持っているのではないだろうか? スコットは他にラウレッタのアリアも歌っている。始めはコトルバスのミスプリかと思ったが間違いなくスコットが歌っている(笑)。
マゼールの77年の3部作の録音でスコットはジョルジェッタとアンジェリカを歌っているが、ラウレッタだけはコトルバスが歌っている。スコットは同じ時期にメットの舞台で1人3役を歌っているので、本当はラウレッタの録音も自分が歌いたかったのかもしれない。そう言えばフレーニもミミをキャリアのかなり後期まで歌っていたし、ソプラノはこういう役をいつまでも歌いたがるものなのかもしれない。
他にもスコットのアメリア(仮面舞踏会)やコトルバスのロザリンデ(こうもり)、コトルバスとオブラスツオワのホフマン物語のデュエット、スコットとオブラスツオワのアイーダのデュエットといった珍しいナンバーが聞ける。スコットのアメリアとアイーダというのはありそうでなかった。少なくとも私は始めて聞いた。年代を考慮しても画質は決してよくないし、音質もそれなりだが、3人ともコンサートの映像は少ないので貴重な記録だ。私は楽しめた。「3大ソプラノとはおおげさな」と聞く前は思ったが、あながち嘘ではないかもしれないと今は思っている。
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