こだわりクラシック Since 2007

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 温泉やスキー場で有名な蔵王(ざおう)は宮城県に近い山形県に位置する。今日の被災地応援商品はコンビニで見つけたヤマザキの蔵王産牛乳入りホイップ使用「白いコロネ」だ。蔵王産牛乳1.9%入りのミルクホイップクリームを使用しているそうだ。蔵王産牛乳というのが普通の牛乳とどう違うのかは存じ上げないが、まったりとしたクリームがデザートっぽくていい感じだ。ただ、これ1個で347Kカロリーも摂ってしまった(笑)。

・モーツァルト:レクイエム K.626
(DVD)
 ラシェル・ヤカール(ソプラノ)
 オルトルン・ヴェンケル(コントラルト)
 クルト・エクウィルツ(テノール)
 ロベルト・ホル(バス)
 ニコラウス・アーノンクール(指揮) ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 ウィーン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ゲルハルト・デッケルト)
 収録:1981年11月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライブ)
http://www.youtube.com/results?search_query=harnoncourt+mozart+requiem+1981&aq=1

(CD)
 クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
 ベルナルダ・フィンク(アルト) 
 クルト・シュトライト(テノール) 
 ジェラルド・フィンレイ(バス)
 ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス 
 アルノルト・シェーンベルク合唱団(合唱指揮:エルヴィン・オルトナー)
 録音2003年11月27日〜12月1日 ウィーン,ムジークフェラインザール (ライヴ)
 (ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス創立50周年記念演奏会)
(下記サイトに試聴あり)
http://tower.jp/item/2305259/

(1981)4:18/3:03/1:54/3:34/1:51/5:46/2:19/3:44/3:52/3:38/1:49/5:27/3:17/6:53=49:45
(2003)4:57/2:56/1:50/3:52/1:58/6:19/2:35/3:07/3:50/3:02/1:19/5:20/3:25/5:45=50:15

 モーツァルトのレクイエムのバイヤー版の初版は1971年に作成された。ミュンヘン音楽大学教授である校訂者のフランツ・バイヤーは古楽器オケのさきがけだったコレギウム・アウレウム合奏団のビオラ奏者でもある。バイヤー版は1974年にコレギウム・アウレウム合奏団によって初録音され、1977年にはマリナーも録音している。しかしバイヤー版を一躍有名にしたのは、アーノンクールの1981年の録音だろう。このDVDはその録音と同時期のライブ映像で、2007年になって初めて商品化されたものだ。DVDのジャケット解説によると、この演奏会はウィーン国立歌劇場合唱団側が主導して開催されたもので、アーノンクールはこの録音と演奏会をきっかけにモーツァルトに継続的に取り組み始めたそうだ。

 ただアーノンクールの演奏は強いアクセントをつけているので、バイヤー版が前衛的でエキセントリックなバージョンであるかのような印象を与えてしまった面もある。例えば1981年の演奏では、5曲目の「レックス・トレメンデ」の3小節目で「レクス」と子音を音符の中に入れて短く切っているが、これはアーノンクールの解釈である。今回確認したいずれの楽譜でもここは4分音符1つで長さは変わらない。ほとんどの演奏では子音を音符の外に出して「レークス」と歌っているが、古楽器系の演奏ではジュスマイヤー版やランドン版を使ったものでも「レクス」と短く切っている演奏がある。このためバイヤー版の特徴とアーノンクールの演奏の特徴は分けて考える必要がある。

 バイヤー版は基本的にはジュスマイヤー版をベースにしているため、違いはモーツァルトの自筆譜をジュスマイヤーが写筆する際に加えた変更を自筆譜どおりに復元したり、モーツァルトらしくない和声やオーケストレーション、あるいは並行八度といった和声学上の誤りとされる点を修正した点で、後年の他の補筆者によるバージョンと比べればジュスマイヤー版との違いは少ない。ジュスマイヤーが補完したラクリモーサに見られる平行八度についてはDr.町田氏のHPの譜例を参照してほしい。
(Dr.町田の音楽エッセイ集「レコルダーレ」)
http://www.geocities.jp/machi0822jp/recordare.htm

 バイヤー版は1962年に16小節の断片が発見されたアーメン・フーガの復元も行っていないのでジュスマイヤー版と同じ14曲で構成される。小節数が違うのはサンクトゥスとベネディクトゥスの2曲で、ジュスマイヤー版よりそれぞれ4小節多くなっているが、これはホザンナの最後に4小節の終結部を追加しているためだ。しかしアーノンクールは1981年盤でも2003年盤でもこれを実行していない。

 このため耳で分かる最も大きな違いは、ジュスマイヤーの稚拙なオーケストレーションの例としてよく批判される「レックス・トレメンデ」の2拍目の管楽器の合いの手を削除した点だろう。この修正はバイヤー版以降の他のいずれのバージョンも踏襲しているが、逆にバーンスタインのようにバイヤー版を使いながらもこの合いの手を復活させている演奏もある。この部分の譜例が下記ページに載っている。
(ジュラシック・ページ)
http://www.ne.jp/asahi/jurassic/page/talk/mozart/bayer.htm

 他にジュスマイヤー版との違いが大きいのは8曲目のラクリモーサで、特にアルトとテノールのパートはジュスマイヤー版とかなり異なる。25小節目にディミニエンドが、26小節目にピアノが指定されていることもあって、ジュスマイヤー版が通常この部分をフォルテのまま演奏するのとはだいぶ雰囲気が異なる。Dr.町田氏はこの部分をバイヤー版の弱点としているが、私はこういう補完の仕方もあるのではないかと思う(ただしラクリモーサだけ旋律を大幅に変更するのはどうなのかという編集スタンス上の疑問はあるが)。ジュスマイヤー版のようにここであまり劇的に盛り上げてしまうと終止感が強くなりすぎて、次のドミネ・イエスに入る前に一息つかなければならないだろう。確かLP時代はちょうどここでA面が終わったのでそれでも良かったのだろうが。Dr.町田氏のHPに譜例が載っている。
(Dr.町田の音楽エッセイ集「ラクリモーサ」)
http://www7.plala.or.jp/machikun/lacrimosa.htm

 さてアーノンクールの演奏だが、旋律の頭に強いアクセントをつける独特の解釈は新盤も旧盤も基本的に変わっていない。2002年に出た伝記には「この曲を演奏したのは今のところ1981年が唯一」と書いてあるそうなので、恐らく2003年の再録音(演奏会のライブ)は22年ぶりの演奏だったのだろう。ただし、新盤は1曲目のイントロイトゥスが旧盤より目立って遅くなったこともあり、鋭さが際立った旧盤よりも全体的に沈んだ雰囲気だ。10曲目のオスティアスが速いのが少し目立つぐらいだろうか。この22年間におけるウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの充実は素晴らしく、新盤の合唱とソリストも旧盤よりはるかにモーツァルトに近くなっているが、それでも若かった頃のアーノンクールの鮮烈な指揮を映像で見てしまうとアーノンクールらしさは旧盤の方がはっきり出ていると思う。

 旧盤のオケは下手、というかぎこちないし、ウィーン国立歌劇場合唱団は(いつもそうだが)ヴィブラートがきつい発声でモーツァルトには向いていない。これはこの曲のベームやショルティのCDや映像でも全く同じことがあてはまる。この曲にはウィーン楽友協会合唱団の方がはるかに向いている。それでもアーノンクールでどちらか一つと言われれば旧盤を選びたい。1981年盤の指揮で2003年盤のオケと合唱を振ってほしかったというのが正直なところだが、それは無い物ねだりか。なお、旧盤は8曲目のラクリモーサと11曲目のサンクトゥスが新盤より遅くなっているように見えるが、これは楽章間のチューニングの時間などが含まれているためでこの2曲のテンポは新盤と数字ほど違ってはいない。旧盤のオケの配置は意外なことにチェロとコントラバスが右のストコフスキー型だ。

 なお、アーノンクールの新盤にはCD-ROMのおまけアプリ(36Mバイトほどのフラッシュコンテンツ)がついていてパソコンで再生できる。これは冒頭からオスティアスまでの10曲のモーツァルトの自筆譜を収めたもので、音楽と同期して再生するようになっている。自筆譜はまだIMSLPなどでも入手できないのでここで見られたのは大変うれしいことだ。これを見るだけでも新盤を入手する値打ちがあると思う。ただし、新盤は現在はRCAから発売されているようで、RCA盤にこのアプリがついているのかどうかは私は知らない。

(追記)
その後アーノンクールは2006年11月に来日した際にもこの曲を演奏している(来日公演は26年ぶりだった)。この時にNHKが放送した映像が以前ユーチューブで全曲見られたのだが、現在はラクリモーサだけのようだ。ジュスマイヤー版と違う響きが確認できると思う。チェロとコントラバスが左側にある19世紀型両翼配置に配置が変わっていることも確認できる。
http://www.youtube.com/watch?v=uy1rSQKWCnw
ニコラウス・アーノンクール指揮 
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス 
アルノルト・シェーンベルク合唱団

(さらに追記)
ナクソス・ミュージック・ライブラリーでは下記のようなバイヤー版の演奏を聴くことができる。
http://ml.naxos.jp/opus/193379

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