こだわりクラシック Since 2007

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 年頭まず自ら意気きを新たにすべし
 年頭古き悔恨を棄つべし
 年頭決然滞時(とどこおっていること)を一掃すべし
 年頭新たに一善事を発願すべし
 年頭新たに一佳書(良い書物)を読み始むべし

 安岡正篤という東洋思想家の方の言葉だそうだ。

 近くの神社でお祓いをしてもらってきた。寒い中で長時間並ぶのはつらいので元旦、2日は避けて今朝行ってきた。大みそかの大祓いで去年の嫌なことは洗い流した。今年は心機一転、新鮮な気持ちで臨みたい。


・交響曲第5番ハ短調作品67『運命』

 ロンドン・フィルハーモニック
 クラウス・テンシュテット(指揮)
 1990年8月30日、ロイヤル・アルバート・ホール(ステレオ)

 キール・フィルハーモニー管弦楽団 
 クラウス・テンシュテット(指揮)
 1980年3月20日、ステレオ録音

 キャンセルされてしまった1992年の来日公演で予定されていたテンシュテットの「運命」は、2つの演奏が正規発売されている。1990年のロンドンでのライブと1980年のキールでの放送用録音(?)だ。後者は海賊盤で有名だった演奏で(先日紹介した海賊盤の全集もこの演奏)、数年前になって正規CD化された。どちらもテンシュテットならではの気合いのこもった熱い表現だ。1990年盤で第二楽章のテンポが少し遅くなっているが、基本的な解釈は変わっていない。

 どちらもなかなか良い演奏だと思うのが、ちょっと耳につくのがティンパニの強打だ。つい先日ピリオド・アプローチによるヤルヴィのフレッシュな演奏を聞いたばかりだということもあって、正直なところ少しうるさく聞こえる。特にロンドンでのライブは(BBCのシリーズはいつもそうだが)マイクが遠目で残響が過剰なこともあって、ティンパニがかなり大げさに響いてしまう。会場がかなり大きいホールで聴衆ノイズが目立つこともあって、落ち着いて鑑賞しにくい。テンシュテットの体調は良かったようで、良く聞けば良い演奏だと思うのだが残念だ。

 キールでの演奏はHMVにはライブと書いてあるが、聴衆なしの放送用スタジオ録音のようで拍手などは入っていない。音質はこちらの方が良い。オケの状態は万全ではなく金管に多少のミスがあるのは残念だが、北ドイツのローカルなオケからこれだけの演奏を引き出したテンシュテットの手腕を評価するべきだろう。願わくばティンパニはもう少し固めのバチにして引き締まった響きにほしかったところだが、それでも生で聞けなかったテンシュテットの運命をこの録音から空想できるのはありがたいことだ。恐らく生で聞けば感動できた演奏だと思う。

 下記HPによるとテンシュテットのこの曲の録音は他に1976年と1982年のボストンでのライブ、1992年のロンドンでのライブもあり都合5種類が残されているようだ。録音状態とオケの状態が両方揃っている演奏が残っていればぜひ正規発売してほしいものだ。

九鬼蛍氏のHP
http://kukikei.sakura.ne.jp/tennstedt.html

 ちょうど365本目の記事になった。4年強で365本ということは平均すれば4日に1本ということになる。これからもマイペースで続けていきたいと思う。

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