|
Johann Sebastian Bach -Mathäus Passion BWV 244
Christoph Prégardien, tenor
Tobias Berndt, bariton
Dorothee Mields, sopran
Hana Blažíková, sopran
Damien Guillon, countertenor
Robin Blaze, countertenor
Colin Balzer, tenor
Hans Jörg Mammel, tenor
Matthew Brook, bass
Stephan MacLeod, bass
Chorus and Orchestra Collegium Vocale Gent
Conducted by Philipph Herreweghe
Theater Philharmonie, Essen, Deutschland. 26. April 2010
http://www.youtube.com/watch?v=vaD5e0w2srU
ヘレヴェッヘが2010年にケルンで演奏したマタイ映像がユーチューブで全曲アップされているのを見つけた! ヘレヴェッヘの映像はモダンオケを振ったベートーヴェンの交響曲全集が以前放送されたことがあるが、ピリオド(古楽器)オケで見るのは初めてだ。やはりヘレヴェッヘは古楽器が良いなあ。
ヘレヴェッヘのマタイの新盤CD(1998年盤)はだいぶ前に紹介した。ボストリッジのエヴァンゲリスト、ショルのカウンターテナー、バスにヘンシェルという豪華キャストで現時点で最高の演奏だと思う。音楽之友社の「新編名曲名盤」ではなぜか1票も入っていないが。
この2010年の演奏はエヴァンゲリストにベテランのプレガルディエン(アーノンクールの2000年盤でも歌っている)を起用している以外は歌手は大幅に若返った感じだ。カウンターテナーはショルには及ばないなど個別に見ればいろいろあるが、全体的な水準は高い。アーノンクールの2000年盤のCDは1970年盤と比べてオケと合唱の編成がだいぶ大きくなってしまって、少し違和感があると前に書いたが、映像を見る限りヘレヴェッヘはピリオドスタイルの編成を堅持している。エヴァンゲリストとイエス以外は合唱もかけもちだ。私はこれで良いと思う。
ヘレヴェッヘを正面から捉えた映像が、鋭いまなざしと素手で微妙なニュアンスを伝えていて素晴らしい。大げさな身振りで腰の落ち着かない指揮をする最近の指揮者はぜひこういう指揮を見習って欲しいものだ。こうぜひ日本でも放送してほしい映像だ。
なお1曲目のリピエーノは中央に配置したソプラノ合唱6人で代替している(2曲目から左右に分かれる)。できれば児童合唱で聴きたかったが実演なのでまあ仕方ないところか。会場のケルンのフィルハーモニーはベルティーニの時代に新設されたホールで、音響に優れ録音にも適している。指揮台の部分だけが丸く客席側に飛び出ているのが特徴だ。
|