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・J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
Evangelist ...... Mark Padmore (tenor)
Christus ...... Peter Harvey (baritone)
Katharine Fuge (soprano)
Robin Blaze (countertenor)
Nicholas Mulroy (tenor)
Jeremy Budd (tenor)
Matthew Brook (bass)
Monteverdi Choir
English Baroque Soloists
John Eliot Gardiner (conductor)
From the Royal Albert Hall, London
(2008年8月ライブ)
http://www.youtube.com/watch?v=YW43NCOxU1c
マーク・パドモア(福音史家/テノール)
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(イエス/バス)
ピーター・ハーヴェイ(ピラト/バリトン)
ベルナルダ・フィンク(アルト)
ジョアンナ・ルン(ソプラノ)
キャサリーン・フーグ(ソプラノ)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(カティ・ドゥブレティーニ/コンサートミストレス)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
録音次期:2003年3月22日
録音場所:ケーニッヒスルッター、カイザードーム大聖堂
録音方式:デジタル(ライヴ)
http://ml.naxos.jp/album/SDG712
アルヒーフの1986年の録音が名盤の誉れ高い(新編名曲名盤で首位に僅差の2位)ガーディナーとイングリッシュ・バロック・ソロイスツのヨハネ受難曲だが、新たに2種類のライブ録音が聞けるようになった。一つはユーチューブで見られるようになった2008年のプロムスでのライブ映像、もう一つは自主レーベルSDGで昨年になって初めて発売された2003年のライブ録音だ(恐らく放送用の収録を後からCD化したのだろう)。両者のソリストで共通するのはエヴァンゲリストのパドモアとソプラノのフーゲの2人だけだ。2008年の映像でバスを歌っているMatthew Brookは昨日紹介したヘレヴェッヘの2010年のマタイにも出演している。
いずれも使用している楽譜のバージョンは同じ(通常の出版稿)ようで、ヘレヴェッヘの録音のように第2稿を使用しているようなことはない。ただしテンポは若干遅くなっているようで、106分ほどで終わっている1986年盤に対して、2003年盤は115分、2008年の映像は曲間などはあるにしても114分ぐらいかかっている。
やや遅めのテンポを採用しているのは、恐らく会場の大きさに合わせて演奏の編成をやや大きくしたことと関係していると思われる。2003年盤の会場がどのくらい大きいかは分からないが、2008年のロイヤル・アルバート・ホールはかなり大きいので合唱やオケもガーディナーとしてはかなり大きな編成になっている。純粋に演奏だけをとれば私には1986年盤の編成とテンポの方がしっくりくるが、それでもガーディナーのヨハネを映像で見られる喜びは大きい。最近のガーディナーは以前のような普通の燕尾服でなく教会の司祭のような服を着て指揮棒を持たずに素手で指揮をしていることを初めて知った。
ちなみに2008年の映像ではアルトソロには1986年盤と同様に男声のカウンターテナーを起用しており、BCJにも良く参加しているロビン・ブレイズが歌っている。サントリーホールで私も聴いた2000年のBCJのヨハネの映像(5年近く前に紹介した)は大変な名演だったが、ここでのブレイズは今ひとつ調子が良くないようだ。大きな会場は合わないのかもしれない。一方2003年盤ではガーディナーのヨハネにしては珍しくカウンターテナーではなく女声アルトを起用しているのが興味深い。
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