こだわりクラシック Since 2007

12月までに移行します。コメントも手作業でコピーする予定です。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

イメージ 1

100000アクセスありがとうございます!


リヒャルト・シュトラウス - Richard Strauss (1864-1949)
 4つの最後の歌 Op. posth. TrV 296
リーザ・デラ・カーザ - Lisa Della Casa (ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - Vienna Philharmonic Orchestra
カール・ベーム - Karl Bohm (指揮者)
 録音: June 1953, Musikvereinsaal, Vienna, Austria

 歌劇「ナクソス島のアリアドネ」 Op. 60 TrV 228a - すべてのものが清らかである国がある
リーザ・デラ・カーザ - Lisa Della Casa (ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - Vienna Philharmonic Orchestra
ハインリヒ・ホルライザー - Heinrich Hollreiser (指揮者)
 録音: 21-23 April 1954, Musikvereinsaal, Vienna, Austria

歌劇「カプリッチョ」 Op. 85 TrV 279 (抜粋)
リーザ・デラ・カーザ - Lisa Della Casa (ソプラノ)
フランツ・ビールバッハ - Franz Bierbach (バス)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - Vienna Philharmonic Orchestra
ハインリヒ・ホルライザー - Heinrich Hollreiser (指揮者)

録音: 21-23 April 1954, Musikvereinsaal, Vienna, Austria


 私が中学生の頃、LPが近い将来CDに置き換わることがすでに目に見えていたので、私はそれほど多くのLPを持っていないがこれはその中の1枚だ。輸入盤のこのLPを入手した84年当時私が聞いていたR.シュトラウスはばらの騎士と4つの最後の歌だけだったので、このLPはほとんど「ジャケット買い」だった(笑)。似た内容の現役CDはアラベラからの3曲が入っているが、このLPには1956年録音のシュトラウスのピアノ伴奏歌曲が4曲入っている。これはまだCD化されていないようなのでこのLPは手放せない。デッカはデラ・カーザ追悼企画としてデッカ録音を集大成してほしい。

 「4つの最後の歌」はフラグスタートが初演した際の貧弱な音質の記録(数年前にテスタメントがCD化した)を別とすればこの1953年6月のデッカ盤が世界初録音だ。出版譜と異なり初演時の曲順(眠りにつくとき、9月、春、夕映えの中で)の順に収められている。シュヴァルツコプフの濃厚な演奏と比べるとあっさり、すっきりした表現だが、これはこれで素晴らしい表現だと思う。4つの最後の歌の対訳は梅丘歌曲会館を参照。
http://homepage2.nifty.com/182494/LiederhausUmegaoka/songs/S/Strauss.htm

 ちなみに1953年9月にはシュヴァルツコプフのEMI盤(モノラルの旧盤)が録音されている。デッカのプロデューサーだったヴィクター・オロフとEMIのウォルター・レッグはR.シュトラウスが大好きということでもなぜか共通し、デッカは影のない女(ベーム指揮1955年)やアラベラ(ショルティ指揮1957年)、EMIはナクソス島のアリアドネ(カラヤン指揮1954年)、カプリッチョ(サヴァリッシュ指揮1958年)などの世界初録音を次々に制作している。

 EMIはシュトラウスのメタモルフォーゼン(カラヤン指揮1947年)、ホルン協奏曲(ブレイン独奏1947年)、オーボエ協奏曲(グーセンス独奏1947年)の世界初録音を作曲家の生前に録音しているのも注目される。

イメージ 1

 
・R.シュトラウス:楽劇『ばらの騎士』Op.59
 元帥夫人:リーザ・デラ・カーザ(S)
 オクタヴィアン:セーナ・ユリナッチ(Ms)
 ゾフィー:ヒルデ・ギューデン(S)
 オックス男爵:オットー・エーデルマン(Bs)
 ファーニナル:エーリッヒ・クンツ(Br)
 歌手:ジュゼッペ・ザンピエーリ(T)
 マリアンネ:ユーディト・ヘルヴィヒ(S)
 ヴァルツァッキ:レナート・エルコラーニ(T)
 アンニーナ:ヒルデ・レッセル=マイダン(A)
 警部:アロイス・ペルネルストルファー(Bs)
 侯爵家の家令:エーリヒ・マイクート(T)
 ファーニナル家の家令:ジークフリート・ルドルフ・フレーゼ(T)
 公証人:ヨーゼフ・クナップ(Br)
 料理屋の主人:フリッツ・シュパールバウアー(T)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
 収録:1960年7月26日、ザルツブルク祝祭大劇場
 演出:ルドルフ・ハルトマン

 この録音は1960年に落成したザルツブルグ祝祭大劇場のこけら落としとなった初日のライブで、元帥夫人とゾフィー(ギューデンとローテンベルガーのダブルキャストだった)以外は有名な映画と全く同じキャスティングだ。海賊盤ではLP時代から出ていたがDGが正規CDを出したのはカラヤン没後10年の1999年なってからで、もしかしたらデラ・カーザの80歳記念の意味もあったかもしれない。この1960年にデラ・カーザはばらの騎士とフィガロの結婚に出演し、同時にミュンヘンでアラベラとカプリチョにも出演、まさにキャリアの頂点にあった。デラ・カーザのマルシャリンがモノラルながら安定した音で聞けるようになったのは大変喜ばしい。

 デラ・カーザの上品なマルシャリンは映画になったシュヴァルツコプフの意志の強い自立したマルシャリンとは違った魅力があるが、デラ・カーザもユリナッチもマルシャリンとオクタヴィアンを両方歌う歌手なので、音だけで聞くと2人のコントラストがやや弱くなるのは否めないようだ。ユリナッチのオクタヴィアンとの組み合わせで音だけ聞くのであればシュヴァルツコプフのマルシャリンの方が収まりが良いように思う。シュヴァルツコプフの精妙で濃厚な歌はオクタヴィアンには向かないので、音だけでもソプラノのユリナッチとのコントラストは十分につくからだ。

 ザルツブルグ音楽祭のキャスティングは演出家側、指揮者側、音楽祭側などの様々な意向が絡むので、このキャスティングが誰の発案なのか正確には分からないが、ハルトマン演出の1969年の最後の再演(ベーム指揮)でもメゾのマルシャリン(ルートヴィヒ)に敢えてメゾのオクタヴィアン(トロヤノス)を組み合わせているので、声楽的には近寄った声を持ってきて視覚的にコントラストをつけるというのがハルトマンのオリジナルの演出コンセプトだったのではないかというのが私の推測だ。

 つまりこのキャストは映像で見るべきなのだ。私は聞いていないがデラ・カーザが1956年にメットで元帥夫人を歌ったライブも残っていて、ここではリーゼ・スティーヴンスがオクタヴィアンを歌っている。音だけ聞くのであればこの組み合わせの方が良いかも知れない。。

 ソプラノ歌手は、出世魚のようにズデンカが後年アラベラを歌ったり、ゾフィーやオクタヴィアンが元帥夫人に、フィガロの結婚のスザンナが伯爵夫人になるケースと、声自体のキャラクターで持ち役が自ずから決まってしまうケースがある。デラ・カーザやポップは典型的な前者で、バトルやヘンドリックス、キリ・テ・カナワは後者だろう。バトルやヘンドリックスが伯爵夫人や元帥夫人を歌うことは多分なかっただろうし、テ・カナワは逆に若い頃から伯爵夫人や元帥夫人が持ち役だった。シュヴァルツコプフも後者で、ゾフィーやスザンナを歌ったとしたらごく若い頃だけだろう。シュヴァルツコプフのキャラの立った元帥夫人もやはり素晴らしいと改めて思った次第だ。

開く トラックバック(1)

全1ページ

[1]


.
検索 検索
たか改め「みんなのまーちゃん」
たか改め「みんなのまーちゃん」
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

友だち(5)
  • 恵
  • ミキ
  • サヴァリッシュ
  • maskball2002
  • noriko
友だち一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事