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ニュースで既報の通り20世紀を代表する指揮者、ウォルフガング・サヴァリッシュが2月22日、89歳で亡くなった。コジ・ファン・トゥッテ、フィガロの結婚、アラベラ、影のない女、マイスタージンガー、さまよえるオランダ人、第九、ドイツ・レクィエム、いずれも素晴らしい名演を聞かせてくれた巨匠のご冥福をお祈りします。
もう10年前の話だが、サヴァリッシュと数多くの共演をしたN響で長年首席オーボエ奏者を務めている茂木大輔先生に「最も尊敬する指揮者は誰ですか?」と聞いたところ、迷わず「マエストロ・サヴァリッシュ」とお答えになった。私が直接聞いたので間違いない。R.シュトラウスのドン・ファンの出だしのアウフタクトは意外に難しいが、「正確な棒でリハーサルでも本番でもポジションが変わらない」そうだ。サヴァリッシュは長年R.シュトラウス協会の名誉会長を務め、時々会合でお会いできたのも私にとっては大変な幸運です。
NHKがテレビで追悼番組を放送する。NHKにはミュンヘンオペラ来日公演のアラベラ、N響とのエリア、カルミナ・ブラーナ、ポリーニとのブラームスの協奏曲をぜひDVD化してほしい。ハイビジョン版の指輪全曲のブルーレイ化も期待したい。
2013年3月5日(火)
0:45am 〜 1:50am NHK BSプレミアム
「マエストロの肖像ウォルフガング・サヴァリッシュ〜音楽に愛された男」
音楽に全てを捧げた人生には、選ばれた者だけに与えられる栄光と苦悩があった。その音楽との愛の日々を追いかけたドキュメントをアンコール放送。
※2003年1月28日放送分の再放送
※3月4日深夜の放送
2013年3月8日(金)
0:00am 〜 3:50am NHK BSプレミアム
「サヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場による《ニーベルングの指環》から《楽劇「ワルキューレ」》」
※1989年11月〜12月に収録
※3月7日深夜の放送
2013年3月10日(日)
15:00pm 〜 16:30pm NHK Eテレ
「N響指揮者 サヴァリッシュをしのんで」(仮)
NHK交響楽団の桂冠名誉指揮者ウォルフガング・サヴァリッシュさんの死を悼んでの特集番組。NHKで放送したドキュメンタリーやN響定期公演の模様、そしてN響楽員たちのインタビュー、N響との最後の公演を終えた2年後に自宅で語った日本への思い、N響への愛情あふれるインタビューなどを交え、NHK交響楽団の発展に多大な貢献をしたサヴァリッシュの素顔と名演をお送りする。
2004年11月13日NHKホールで収録された最後のN響定期公演から、ベートーヴェン《交響曲 第7番 イ長調 作品92》を予定。
HMVの訃報記事
http://www.hmv.co.jp/news/article/1302250034/
profilの追悼アルバム
http://tower.jp/article/feature_item/2013/03/01/1102
ナクソス・ミュージック・ライブラリーで聴けるサヴァリッシュの演奏
http://ml.naxos.jp/artist/31444
日本リヒャルト・シュトラウス協会
http://home.att.ne.jp/apple/r-strauss/index.htm
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