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11月12日はルチア・ポップさんの誕生日であり(1939年生まれ)、11月16日は命日になる。
R.Strauss :Daphne
Daphne: Lucia Popp
Apollo: Michael Pabst
Leukippos: Claes Ahnsjo
Peneios: Hans Tschammer
Gaea: Jadmiga Rappe
Choeur et Orchestre de la Suisse Romande
dir. Christian Thielemann
(1991 Geneve)
http://www.youtube.com/watch?v=cdzmgh9pdso
ルチア・ポップさんが1993年に亡くなってから今年で丁度20年になる。54歳での早すぎる死はあまりにも突然で、呆然と頭が真っ白になったのを昨日のように覚えている。R.シュトラウス協会の例会では手の届きそうなくらい近くにいた貴方がもうこの世にはいないという現実を私はなかなか受け入れることができなかった。あれから20年もの月日が過ぎ去ってしまったが貴方の歌声は今も私の中で輝いています。
音声のみだがポップさんが1991年にジュネーブでティーレマンと演奏したダフネをユーチューブで見つけた。この作品は二人の神から求婚されたダフネが最後は木に変容するという神話に題材をとったものだ。ダフネには声楽的に幅広い表現力が要求され、演出的にも見せ方が難しい作品だ。それでも1938年の初演(ドレスデン)の後しばらくは、この曲を献呈されたベームの1944年と1964年のライブ(ウイーン)や、父クライバーの1948年のライブ(ケルン)、ヨッフムの1950年のライブ(ミュンヘン)など結構上演されていたようだが、最近は実際の舞台ではあまり上演されない。スタジオ録音も1982年にハイティンク指揮のポップ盤(EMI)があったぐらいだろう。
ポップにとっても録音のみのレパートリーかなと思っていたらキャリア晩年に舞台でも取り上げていたのだ。この時期はバラの騎士でも長年歌ったゾフィーを卒業してマルシャリンを歌い好評を博していた頃だ。ポップさんが最後までシュトラウス作品に意欲的に取り組んでいたことが分かって嬉しい。ティーレマンもキャリア初期(ベルリンドイツオペラにローエングリンでデビューした1991年)の演奏ながらオペラ指揮者として才能のあるところを見せている。ティーレマンはホルスト・シュタインに師事したそうだが、シュタインは80年代にスイスロマンド管弦楽団の音楽監督を務めこの劇場でワーグナーなどを指揮していた。それただけに、ティーレマンのダフネへの抜擢はシュタインの推薦によるものなのかもしれない。ジュネーブ歌劇場はシュトラウスがお好きなようで、1990年にジョーンズが歌ったエレクトラが正規CD化されたことを以前書いた。このダフネも正規CD化を(もし映像も残っていればDVD化も)期待したい。
なお、ダフネは国内盤CDが出ていない(多分国内盤はベームのLPが60年代に出ただけ)ので対訳がないのだが、オペラ対訳プロジェクトで翻訳をお願いできませんでしょうか。wagnerianさんぜひぜひよろしくお願い致します。
(追記)
ダフネのあらすじは下記サイトを参照。結構たくさんあって驚いた。意外な人気作品なのかも?
http://www.and.or.tv/operaoperetta/158.htm
http://homepage3.nifty.com/classic-air/database/R_Strauss/daphne_syp.html
http://homepage2.nifty.com/aine/opera1/opera182.htm
2004年のウィーンでの公演の映像もユーチューブで見つけた。時には舞台にかかることもあるようだ。
Marjana Lipovšek -- Gaea
Ricarda Merbeth -- Daphne
Johan Botha -- Apollo
Michael Schade -- Leukippos
Walter Fink -- Peneios
Staatsopernchor
Choreinstudierung und Chorleitung: Marco Ozbic
Conductor - Semyon Bychkov
Wiener Staatsoper 2004
http://www.youtube.com/watch?v=xxY_ldzAWEw
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