|
Verdi: Aida
Mirella Freni (Aida)
Placido Domingo (Radames)
Stefania Toczyska (Amneris)
Ingvar Wixell (Amonastro)
Nicolai Ghiaurov (Ramfis)
David Langan (Il Re)
John Keyes(Messenger)
Priestess(Marquia Luter)
Conductor Emil Tchakarov
Production Pier Luigi Pizzi
Houston
1 October 1987
http://www.youtube.com/watch?v=3wNF3WlGKxc
フレー二のアイーダ初役は1979年のカラヤンとの演奏だが、フレー二の声はアドリアナ・ルクブルールやフェドーラを歌うようになった1980年代後半以降、よりスピントな力強さを増したので、この時期にアイーダをもう一度取り上げればさらに素晴らしい演奏になっただろうにとずっと思っていた。しかしフレー二は「カラヤンの指揮だからアイーダを歌った」とインタビューで述べていたので、それは無理な話かなと諦めていたら、何とカラヤン存命中の1987年にもう一度アイーダを取り上げていたのだ。
場所はヒューストンで、配役はドミンゴのラダメス、ギャウロフのランフィス、トツィスカのアムネリスだ。アムナズロがカプッチルリでないのが残念だがそれ以外はほぼ完璧に脇を固めており、フレー二は1979年盤よりもはるかにアイーダに適した声で素晴らしい歌を披露している。ぜひDVD化を期待したい。
それにも関わらず、その後フレー二がアイーダをスカラ座やメットやウィーンで歌うには至らなかった。理由をフレー二さんにインタビューしてみたいところだ。アドリアナやフェドーラ、あるいはマノン・レスコーほどにはアイーダというキャラクターと自分の声とがマッチしないほんの僅かなずれを感じ取ったのだろうか。
ユーチューブの映像はボケ気味だが音声は割としっかり入っている。なおドミンゴは1990年のMET盤で「清きアイーダ」をソットヴォーチェで終えるトスカニーニ/タッカー盤(1949年)の譜面を採用しているが、この1987年の演奏では通常の版で歌っている。
|