こだわりクラシック Since 2007

12月までに移行します。コメントも手作業でコピーする予定です。

クライバー

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 前のページ ]

イメージ 1

http://www.youtube.com/watch?v=IfyG05Fhvdw
http://www.youtube.com/watch?v=yzJegKfCzuU
http://www.youtube.com/watch?v=1tETFXZrw_c
http://www.youtube.com/watch?v=9_6lbOXBzfo
http://www.youtube.com/watch?v=azG3YtScZ00
http://www.youtube.com/watch?v=D_H9ch0PdHY
http://www.youtube.com/watch?v=usbx-8Wi4IE


■R.シュトラウス:楽劇『ばらの騎士』 全曲
元帥夫人:フェリシティ・ロット(S)
レルヒェナウの男爵オックス:クルト・モル(Bs)
オクタヴィアン:アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)
ファニナル:ゴットフリート・ホーニク(Bs)
ゾフィー:バーバラ・ボニー(S)
マリアンネ:オリヴェラ・ミリャコヴィッチ(S)
ヴァルツァッキ:ハインツ・ツェドニク(T)
アンニーナ:アンナ・ゴンダ(Ms)
歌手:キース・イカイア=パーディ(T)
元帥夫人の執事:ヴァルデマール・クメント(T)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指揮:カルロス・クライバー
美術:ルドルフ・ハインリヒ
衣装:エルニ・クニーペルト
演出:オットー・シェンク
収録:1994年3月23日 ウィーン国立歌劇場(ライヴ)

 前の記事のトリスタンの映像と同じ人がユーチューブにアップしていた映像だ。3幕だけだが右下にずっとクライバーの映像がずっと入る形で編集されている。この映像はもともと16:9のハイビジョン収録だが、このバージョンでは4:3にダウンコンバートする際に画像を上側につめて下に空きを作り、画面下から右下にクライバーだけを写した別カメラの映像をはめ込んである。このバージョンは以前クラシカジャパンでも放送されたことがあるらしい。2チャンネルでちょっと前に話題になっていたようだ。知らなかった。残念。

 演奏に関しては改めて言うまでもないだろう。この年の秋にほぼ同じキャストで東京でも上演された。私も見に行ったがこれがクライバーが指揮した生涯最後のオペラになるとは夢にも思わなかった。(ちなみに初日の公演には当時郵政大臣だった小泉元首相も見に来ていた)。

 ツェドニクやクメントが脇役に出てきてしまう豪華なキャスティングだがミュンヘンでの演奏のワクワク感とは異なってもっとモーツァルトを感じさせる類の演奏だったようにその時は思った。でもクライバーの映像を見ているとワクワクできるなあ。歌手よりも指揮者が偉大すぎるということか? ぜひこのバージョンで全幕DVD化してはどうだろうか? 現在発売されているDVDも4対3にダウンコンバートしているが上下をブラックボックスにしてあるだけだ。ブルーレイなら通常版と別バージョン版を両方1枚に入れることも可能だろう。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

新年早々すごい映像を見つけた。今年は運がいいに違いない(笑)

http://www.youtube.com/results?search_query=kleiber+MDWtristanfilms&search_type=&aq=f

CD
トリスタン:ブリリオート
イゾルデ:リゲンツァ
マルケ:モル
ブランゲーネ:ミントン
バイロイト祝祭管弦楽団
指揮:カルロス・クライバー
1974年

この映像は舞台をとったものではなく文字通り指揮台の「クライバーを」撮ったものだ。モニター映像と呼ばれる。なぜこのような映像が存在するかというと、オペラの上演では舞台裏で合唱やバンダ(オケとは別の場所にいる吹奏楽隊)が演奏する場合があり、通常は副指揮者を舞台袖に置いて副指揮者は指揮者を見ながら棒を振るのだが、オケピットの場所によっては舞台袖から指揮者が見えないのでオーケストラピット内に小型カメラを設置して舞台袖のモニターテレビに映し、副指揮者はそれを見て指揮をするということをしているのだ。指揮者はカメラに向かって合唱やバンダに対する指示を出すことになる。

このような映像は通常は記録しないが、これは恐らく副指揮者が勉強用に録画しておいたものだろう。万が一、私がクライバーの公演で副指揮者を勤める幸運に恵まれたらそうするだろうから。6つのファイルに前奏曲と2幕デュエット、愛の死が合計40分ほど収められている。

どこで撮った映像なのか不明だが、バイロイト祝祭劇場は洞穴のようなピットだそうだから舞台袖から指揮者はまず見えないのでこのような装置を置いてある可能性が高い。前奏曲の6分28秒の有名なバイオリンの掛け合いの部分でも第一を右に、第二を左に振っている逆配置のような気がする。Breitkopf & Härtelの前奏曲のスコアがIMSLPにアップされているので9ページ(PDFの5ページ)を確認されたい。
http://imslp.org/wiki/Category:Wagner,_Richard

声もブリリオートとリゲンツァのような気がするので恐らく74年か75年のバイロイトでの映像ではないだろうか? 観客が入っているようなので本番かもしくは通しのゲネプロの映像だろう。

さてその映像はやはり全盛期のクライバーならではの流麗で雄弁な集中力の強いものだ。前奏曲ではオケが少し下手だが、クライバーの指揮が余りに雄弁なので演奏者はきっと楽譜を見ている余裕がないのだと思う。クライバーファンのみならずワーグナーファン必見の映像といってよいのではないだろうか?

CDの方はバイロイトデビューだった74年の演奏だ。演出はエヴァーディングで、戦後ワーグナー兄弟以外の演出によるトリスタンが上演されたのはこのときが初めてだ。ブリリオートのトリスタンは80年代のコロと比べるとイマイチだしリゲンツァはまだ少しリリックだがリゲンツァのイゾルデの貴重な記録でもあり私にとっては大切な演奏だ。録音は一応ステレオという程度で多少ヒスノイズもあるがそこそこ安定はしている。

(追記)
リゲンツァは実力の割に録音が極端に少ない。クライバーのトリスタンは録音ではマーガレット・プライスに替わってしまったし、カラヤンのオランダ人も録音はヴェイソビッチとホフマンだが舞台で歌ったのはリゲンツァとゴールドベルクだ。サヴァリッシュの指輪も録画された89年には引退してしまっていたのでブリュンヒルデはベーレンスに替わってしまった。正規録音は76年のヨッフムとのマイスタージンガーぐらいか? 映像で先に紹介したサヴァリッシュのオランダ人とベームのエレクトラがあるのがせめてもの救いだ。まだ見ていないが魔弾の射手のライブ映像もDVDで出ているらしい。確かサヴァリッシュとコロのローエングリンでエルザを歌っている映像もあるはずなのでぜひDVD化を期待したい。

イメージ 1

大変ご無沙汰しております。更新が滞っていて済みません。

本日3時からNHKでクライバーの86年来日公演ベートーベンの7番が再放送されます。お見逃しなく!
伝説的な演奏でyoutubeにもアップされていますがやはり正規映像で見たいですね。

http://www.youtube.com/results?search_type=&search_query=kleiber+beethoven+7+Bavarian&aq=f

マスターテープはユニテルに返却したはずのパヴァロッティのリゴレットから1曲放送されるのも興味深いですね。この曲だけどこかにコピーしてあったのでしょうか?



「交響曲 第7番 ロ短調“未完成”第1楽章(抜粋)」    
                      シューベルト作曲
            (指揮)ヘルベルト・フォン・カラヤン
        (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  〜東京・日比谷公会堂で録画〜              
                              
「スペイン舞曲 第5番(抜粋)」      グラナードス作曲
               (ギター)アンドレス・セゴビア
「歌劇“オテロ”第2幕から“神かけて誓う”」 ヴェルディ作曲
              (テノール)マリオ・デル・モナコ
                (バリトン)ティート・ゴッビ
                (指揮)アルベルト・エレーデ
                  (管弦楽)NHK交響楽団
  〜東京宝塚劇場で録画〜                 
                              
「歌劇“フィガロの結婚”第2幕から“さあ、ひざまづいて”」 
                      モーツァルト作曲
                  (ソプラノ)アルダ・ノニ
             (ソプラノ)オリエッタ・モスクッチ
        (メゾ・ソプラノ)ジュリエッタ・シミオナート
                 (指揮)ヴィットリオ・グイ
                  (管弦楽)NHK交響楽団
  〜東京・産経ホールで録画〜               
                              
「無伴奏バイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調      
         BWV1004から“シャコンヌ”(抜粋)」
                     J.S.バッハ作曲
             (バイオリン)ヘンリク・シェリング
「ピアノ協奏曲 ト長調から 第1楽章(抜粋)」 ラヴェル作曲
    (ピアノ)アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
              (指揮)アレクサンダー・ルンプフ
                  (管弦楽)NHK交響楽団
  〜東京文化会館で録画〜                 
                              
「歌劇“リゴレット”第3幕から               
     “風の中の羽のように”(女心の歌)」ヴェルディ作曲
           (テノール)ルチアーノ・パヴァロッティ
             (指揮)ロヴロ・フォン・マタチッチ
                  (管弦楽)NHK交響楽団
  〜東京文化会館で録画〜                 
                              
「歌劇“アドリアーナ・ルクヴルール”第1幕から       
           “あなたに母の優しさを”」チレーア作曲
                (テノール)ホセ・カレーラス
             (ソプラノ)モンセラート・カバリェ
              (指揮)ジュゼッペ・デ・トマージ
                  (管弦楽)NHK交響楽団
「歌劇“カヴァレリア・ルスティカーナ”から         
       “おかあさん、あの酒は強いね”」マスカーニ作曲
               (テノール)プラシド・ドミンゴ
                 (アルト)ネッラ・ヴェッリ
          (指揮)オリビエロ・デ・ファブリティース
                  (管弦楽)NHK交響楽団
「ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 作品101から     
             第1楽章(抜粋)」ベートーベン作曲
           (ピアノ)ウラディーミル・ホロヴィッツ
  〜NHKホールで録画〜                 
                              
「歌曲集“美しき水車屋の娘”から“どこへ”」シューベルト作曲
             (テノール)ペーター・シュライアー
              (ギター)コンラート・ラゴスニク
  〜東京文化会館で録画〜                 
                              
「二重協奏曲 イ短調 作品102から 第1楽章(抜粋)」  
                       ブラームス作曲
             (バイオリン)アイザック・スターン
                   (チェロ)ヨーヨー・マ
                     (指揮)秋山 和慶
                  (管弦楽)NHK交響楽団
  〜東京・サントリーホールで録画〜            
                              
「ピアノ協奏曲 ト長調から 第3楽章(抜粋)」 ラヴェル作曲
               (ピアノ)マルタ・アルゲリッチ
                (指揮)アルミン・ジョルダン
             (管弦楽)スイス・ロマンド管弦楽団
  〜東京・昭和女子大学人見記念講堂で録画〜        
                              
「ポロネーズ 変イ長調 作品53“英雄”(抜粋)」     
                        ショパン作曲
              (ピアノ)スタニスラフ・ブーニン
  〜NHKホールで録画〜                 
                              
「交響曲第7番 イ長調 作品92」     ベートーベン作曲
                (指揮)カルロス・クライバー
              (管弦楽)バイエルン国立管弦楽団
  〜昭和女子大学人見記念講堂で録画〜          


(追記)
パヴァロッティの71年のリゴレットは数秒が動画で残っているだけで後は音声のみだった。全編のテープは放送後ユニテルに返却されてしまったそうなので、これはニュースかなにかのために本カメラの映像とは別に収録した映像がたまたま残っていたものだろう。

イメージ 1


・ベートーヴェン:交響曲第五番「運命」
 カルロス・クライバー指揮ウィーンフィル

Beethoven: "Coriolan" Ouvertüre
Johann Strauss II: Die Fledermaus Ouvertüre
Johann Strauss II: Unter Donner und Blitz
Beethoven: Symphony No.5
Teatro Juarez, Guanajuato, 27 4/1981

http://www.youtube.com/watch?v=xr_zK88Ywiw

ユーチューブでとんでもないものを発見してしまった。カルロス・クライバーが1981年にウイーンフィルとメキシコを訪れた際の運命の映像だ。クライバーはこの曲を1974年にすでにレコードにしているが、ウイーンフィルとの初レコーディングだったせいか、良い演奏だが終楽章あたりはクライバーだったらもっとノリの良い演奏ができるだろうにという思いがしていた。

この演奏は伝説的なスカラ座の初来日と同年のものだけにノリの良さは絶好調。腕をグルグル回す特徴的なしぐさも確認できる。音質・画質の悪さなど忘れて一気に見てしまった。こんなに弾むこの曲の演奏は珍しい。これがクライバーの運命の結論だったのだろう。74年のレコードは「軽い」などという頓珍漢な批判も一部ではされているようだが、この演奏ならクライバーがこの曲に何を求めたかが良く分かる。激しさと優美さとリズムが調和した空前の演奏なのではないだろうか?

ナレーションが冒頭にかぶるというとんでもない放送だったようだが、ぜひ良好なマスタリングで正規ソフト化してほしい。蝶のように舞うクライバーは見ていて本当に楽しい。

イメージ 1


記念すべき1本目はお気に入りのこのディスクから。

まずは曲について。

初演:
1885年にマイニンゲンで自身の指揮。

楽器編成:
フルート2(1本は第三楽章でピッコロに持ち替え)、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、コントラファゴット、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ、トライアングル、弦五部。

 ほぼ標準的な二管編成だが、(ブラームスの他の交響曲同様に)トロンボーンは終楽章にしか出てこない。これはベートーベンの第九の影響と思われる。ブラームスの響きが地味な理由はこういうところにもある。第四楽章パッサカリアの冒頭はトロンボーンを意識して聴いてほしい。
(第四楽章冒頭の譜例)
http://www.dlib.indiana.edu/variations/scores/bhr1228/large/sco40127.html

 第三楽章でトライアングルを使ったのはブラームスとしては新機軸。ブラームスが交響曲でティンパニ以外の打楽器を使用したのはこれが唯一だ。チャイコフスキーが交響曲第四番(1878年初演)でトライアングルを派手に使った影響を受けているのかもしれない。
(第三楽章トライアングルの譜例)
http://www.dlib.indiana.edu/variations/scores/bhr1228/large/sco30088.html#93

 第二楽章冒頭のホルンソロ、第四楽章中間部の長大なフルートソロも聞き物。
(第二楽章冒頭のホルンソロ譜例)
http://www.dlib.indiana.edu/variations/scores/bhr1228/large/sco20065.html
(第四楽章中間部のフルートソロ譜例)
http://www.dlib.indiana.edu/variations/scores/bhr1228/large/sco40141.html


速度指定:
第1楽章 アレグロ(ノントロッポ 急がずに)
第2楽章 アンダンテ(モデラート 穏やかに)
第3楽章 アレグロ(ジョコーソ 楽しげに)
第4楽章 アレグロ(エネルジーコ・エ・パッショナート 力強く情熱的に)

 ブラームスはメトロノームの指定を楽譜に残さなかった。師のシューマンや、同世代のドボルザーク、チャイコフスキー(交響曲第5番以降)などロマン派の作曲家は通常メトロノーム指定を楽譜に残しているのでブラームスは意図的にメトロノーム指定を書かなかったと考えるのが自然だ。

 ひとえに「アレグロノントロッポ」といっても幅があるわけで、実際にどのような速度で具現化するかは演奏家に委ねられている。つまり演奏家により多くの表現の自由度を与えている(主観的なallegro non troppoで許容される)と考えられる。

 ブラームスの交響曲は超遅めの演奏から超速めの演奏まで多様な速度で演奏される傾向が強いのはそのためだろう。(同様にメトロノーム指定を残さなかったマーラーの交響曲も同じ傾向にある)この事実はチェリビダッケの遅いブラームスやムラビンスキーやヴァントの速いブラームスを考える上でも重要な事実である。

このDVDについて

 1996年のライブ映像で結果的にクライバーの最後の作品となったが正規に商品化されたのはクライバーが亡くなった後である。BSでも何度か放送されたのでご覧になった方も多いだろう。クライバーの演奏会は90年代半ばから急速に少なくなっていたが、そうは言っても細々と演奏活動はしていたのでこれが最後の映像になるとは予想もしなかった。我々が目にできる最後の演奏がこの曲となったのも何か運命的だ。

 カラヤン、バーンスタイン以降で最大のカリスマはクライバーだと言っても余り異論は出ないだろう。しかし目をつぶって指揮するカラヤンと指揮台で飛び跳ねるバーンスタインはスタイルとしては両極端だが共にナルシスティックで、ある意味非常に似ている。彼らはパフォーマンスでありショーだ。彼らの映像には時に鼻白むものがあり映像を消して音楽だけで聴きたくなる。

 しかしクライバーはどうだろう? 音楽以外を感じることができるだろうか? 一瞬たりとも目を離したくないと思わないだろうか? 音楽というよりもクライバーの「霊気」もしくは「祈り」のようなもので全編が満たされている。1980年のCDも良かったが、それよりはやや落ち着きを増したこの演奏はより作品に適している。このDVDは世界遺産ものだと思う。CDはアレグロノントロッポにしてはやや爽やかに過ぎるかなという気もしなくはないが、ブラ4は渋く演奏するべきという先入観を打ち壊した名演だ。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2577884

 特に私が注目するのは全曲の最後の音(3拍+1拍の4拍)をクライバーはちゃんと音価通りに切っていることだ。カラヤンなどは(ブラームスの他の交響曲のように)フェルマータ気味に伸ばしてしまうのだが、ここはストレッタ気味に音価通り切るのが正しいと私は思う。その痛切な切迫感に我々は届かないもの、あるいは来なかった未来に対する喪失に愕然とするのだ。
(第四楽章フィナーレの譜例)
http://www.dlib.indiana.edu/variations/scores/bhr1228/large/sco40163.html#170

 3番までの交響曲と異なり第一楽章の冒頭は序奏なしでいきなり主題が始まるが、ここがクライバーの顔のアップで始まるのも印象的だ。映像では手は見えないが目だけでも十分指揮をしていることが感じられる。ちなみにウィキペディアによれば、初演後にヨアヒムの助言で短い序奏が付けられたことがあるらしいが、序奏が残されなくて良かったと思うのは私だけではないだろう。
(第一楽章冒頭の譜例)
http://www.dlib.indiana.edu/variations/scores/bhr1228/large/sco10001.html

 ユニテルがマスタリングしたDVDは全部そうだが、元々ハイビジョン映像なのにこのDVDは4対3にダウンコンバートされておりその点だけが残念だ。将来ブルーレイかHD-DVDで出直すのだろう。

 他の演奏では極端に遅いが第四楽章のフルートソロがゾクゾクするチェリビダッケ/ミュンヘンフィル、デニス・ブレインのホルンソロが悲しくも美しいカラヤン/フィルハーモニアを挙げておく。


(追記)
月日が経つのは早いものでこの演奏からブログを始めてもう4年近くになる。衛星放送で再放送されたのを見て86年の来日時とオケの並びが異なることに気がついた。86年の演奏はチェロとビオラが右のフルトヴェングラー型だが公式映像としては最後のこの演奏会ではチェロが左でコントラバスが舞台奥、ビオラと第二バイオリンが右の19世紀型の両翼(対向)配置を採用している。トスカニーニ、ワルター、クナッパーツブッシュ、クレンペラーなど戦前の指揮者の多くはこの配置を採用している。

エーリッヒ・クライバーは1932年とされる下記の映像を見る限りではバイオリンは両翼だが左にビオラ、舞台奥にコントラバス、右にチェロを置くという変則の両翼型を採用していたようだ。この配置はカルロスもドレスデンでのトリスタンの録音で採用している。
http://www.youtube.com/watch?v=PiF5glYvfcw

カルロスはVPOでもACOでもバイエルン国立管でも80年代半ばまでは多くの場合フルトヴェングラー型(シュトゥッツガルト放送響ではストコフスキー型)を採用していたが、80年代末以降は両翼かつ左チェロの19世紀型に落ち着いたということのようだ。このクラシックな配置は最近はやりのようでVPOやN響の最近(2011年)の演奏会でも見られる。

全2ページ

[1] [2]

[ 前のページ ]


.
検索 検索
たか改め「みんなのまーちゃん」
たか改め「みんなのまーちゃん」
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

友だち(5)
  • maskball2002
  • サヴァリッシュ
  • ミキ
  • 恵
  • noriko
友だち一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事