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ヴァイオリン

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http://tower.jp/article/feature_item/77649

 タワーレコードはメーカータイアップのオリジナル企画を熱心に進めていて素晴らしい。今回のユニバーサルとの企画ではしばらく廃盤だったクレーメルのグラスのヴァイオリン協奏曲が久しぶりに復活する。これは以前も紹介したが素晴らしい作品であり演奏なので現代音楽は苦手という方にもぜひお勧めしたい。現代のハイフェッツはクレーメルをおいて他にいないということが確信できるだろう。マイナーな曲なのでこれを逃すとしばらく入手できなくなると予想される。だまされたと思って1000円使ってほしい。

 アバド/BPOのブラームスの2番(1970年の旧録)も久しぶりの復活だ(国内盤が出たことはあっただろうか?)。カラヤンの演奏を上回る素晴らしい演奏だ。2番以外は関心ないのだが(笑)今回はハイビットサンプリングによるリマスター盤だそうなので買い直そうかな。ドホナーニのマーラーの9番は比較的すぐに廃盤になってしまって私も買いそびれていたので1500円での復活はうれしい限りだ。

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バイオリン:ヒラリー・ハーン
ヤンソンス指揮ベルリンフィル
2000年11月
(サントリーホール)

ヒラリー・ハーンがBBCフィルと来日する。1979年生まれなのでまだ20代だ。彼女のジャケットはなぜかどれもコワモテで、最近ニュースでよく見るもう一人のヒラリー女史もそうなのだが(笑)、シャイな私などはどうも気後れしてしまう。それに加えてDGが大々的に宣伝しているのを見るとかえって、そのうちでいいか、などという気がしてしまう(私はアマノジャクだろうか?)

でも菅野さんのブログによるとケルンで1月にグラズノフを演奏した際は大盛況だったらしい。やはり聞いておくことにしよう。さて事前に何を聞いておこう? グラズノフはハイフェッツぐらいしか聞いていないのでぜひ聞きたかったが、これはまだCDにはなっていないようだ。kontaさんがこの間ブログに書いていたシベリウスの新録はDGが一所懸命宣伝しているが、この曲は金曜に生で聞くのでその後にとっておこう。

http://kan-no1959.blog.drecom.jp/archive/43

ハーンの演奏って何も持っていなかったかな? サントリーでコンチェルトか何か演奏していなかったっけ? と思ったら2000年にベルリンフィル(!)と初来日した時のビデオが出てきた。曲はショスタコービッチのバイオリン協奏曲だ。私はニコニコ動画のアカウントは持っていないが下記のサイトは私が持っているのと同じ映像だろう。ハーンはショスタコを得意にしているようですでにCDもある。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1952840
下記サイトにショスタコのCDの試聴あり
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1263947

それと2000年のプロムスに出た際の放送も見た記憶があるので探せばどこかにあるかもしれない。でもこれは多分テープなので探すのが大変だ。この時の映像はDVDで発売されているようだ。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/840277

ハーンはその後2003年に来日予定だったが病気でキャンセルし、2005年5月にはヤルヴィ指揮のN響に客演しプロコフィエフの1番を演奏した。2006年6月には東京オペラシティで以下のようなプログラムによるリサイタルを開いた。この来日では諏訪内晶子の代役でベートーベンのコンチェルトも演奏したらしい。この時はオケの第一バイオリンパートをハーンも時々一緒に弾いていたそうだ。

イザイ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
エネスク ヴァイオリン・ソナタ第3番 「ルーマニア民族風」
ミルンシテイン 「パガニーニアーナ」
モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ第25番
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第3番
(アンコール)
アルベニス  タンゴ
プロコフィエフ 「3つのオレンジへの恋」から「行進曲」

2009年1月にもリサイタルで来日することがすでに決まっているそうなので、結構日本にもファンが多いのだろう。今回の来日公演もほぼ売り切れで危うく買いそびれるところだった。

ジャパンアーツの演奏会案内
http://www.japanarts.co.jp/html/JA_world_artists/hahn.htm

さて予習のために聞いたこの演奏だが、私にはこの曲はまだ良く分からない。ショスタコは私にはまだまだ謎で、マクベス夫人はついて行けるが鼻はまだだ。ヒラリー・ハーンが思ったよりは厚めのしっかりした音を出す(頼もしい!)ということと、達者な技巧を持っているということは分かった。取りあえず金曜を楽しみに待つとしよう。

ハーンの公式サイトを見つけた。今回の招聘元のインタビュー記事も紹介しておこう。今回の公演はUK-JAPAN2008の公式イベントでもある。

ハーンの公式サイト
http://www.hilaryhahn.com/
ハーンの来日直前インタビュー
http://japanarts.cocolog-nifty.com/artistvoice/2008/02/post_6d81.html
UK-JAPAN2008公式サイト
http://www.ukjapan2008.jp/events/20080312_01j.html

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ヴァイオリン:アン・アキコ・マイヤーズ
シーマン指揮ロイヤルフィル
(1988年)
キャニオン 32L0010

先日シベリウスのバイオリン協奏曲がテレビでかかっていた。当然改訂版なのだが、先日私は初版のCDを聞き込んだため、改訂版を聞いていても初版の合いの手が頭の中で響いてきて笑ってしまった。私がハマリやすい性分だということは置いておいて(笑)、元々あった合いの手にも音楽的な必然性がある(場合もある)のではないだろうか? 部分的に初版のオーケストレーションに戻して演奏するのも面白いかも、などと思ってしまった。

さてシベリウス、エルガーと並んで遅れてきたロマンチストと言えばアメリカのバーバーの名前を挙げないわけにはいかないだろう。「現代音楽を全く振らなかったトスカニーニが振るぐらい保守的な作風」と言われているそうだ。誉めているのか、そうでもないのか良く分からないコメントだが(笑)とにかく保守的ということだ。でも1910年生まれで1981年に亡くなったので完全に20世紀の作曲家だ。

1975年の国内盤カタログにはワルターの指揮した交響曲第一番、クライバーンとホロビッツが弾いたピアノソナタ、厳本真理弦楽四重奏団の第一番も載っているが、当時日本ではほとんど「弦楽のためのアダージョ」1曲で知られていたと言って良いと思う。

このバイオリン協奏曲はなぜかハイフェッツやオイストラフなどの名手が演奏しなかった。メジャーレーベルの録音はスターンの1964年の録音(CBS)が唯一だったと思うし、70年代には国内盤はなかったと思う。私はスターンの演奏をだいぶ後になってから聞いた。悪くないがこの曲の冴え冴えとした切れ味は収まり切っていないと思う。80年代以降になってこの曲が再評価されたのは録音が良くなったことも関係ありそうだ。

ボストン響のコン・マスだったシルヴァースタインが1985年に録音したプロ・アルテ盤がずいぶん久しぶりの国内盤だった。「ふ〜ん、こういう曲もあるんだ」と思ったが筆者は未聴。

やはりこの曲が日本で知られるようになったのはアン・アキコ・マイヤーズがこのデビュー盤で取り上げた際だろう。マイヤーズはこの後すぐ1989年にキブソン指揮N響の演奏会に客演しサントリーホールでこの曲を演奏した。私はその時に聞いている。曲が目新しかったこともあって印象は良かった。

このCDもFMでエアチェックし、その後CDを買うつもりでいたのだがいつの間にか廃盤になってしまって買いそびれていた。当時結構有名なCDだったのでまさか廃盤になるとは思っていなかった。ところが先日これをネットオークションで落札することができたのだ! 届くのが楽しみだ。

マイヤーズ盤以降、多くのバイオリニスト(特に女流バイオリニスト)がこの曲を取り上げるようになった。弦楽のためのアダージョに次ぐバーバーの代表作という評価はもはや揺るがないが、それでもなおマイヤースの演奏に惹かれるのはテンポがいいからだろう。

スターン(1964)
10:16/8:30/3:54
リッチ(1983)
11:55/9:38/4:14
マイヤーズ(1988)
9:59/8:11/3:36
リッチ(録音年不詳)
10:28/9:22/4:12

第一楽章で10分を切る演奏は私が知る限りマイヤーズだけだ。こういう甘い旋律の曲こそムードに流されないで厳しいスタイルで演奏してほしい。当時キャニオンはクラシックジャンルに参入したばかりだったと思うが、曲といい演奏家といい素晴らしい選択だったと思う。ディレクターは長らくデッカで名録音を手がけたジェイムズ・マリンソンだ。

ハイフェッツがなぜこの曲を弾かなかったのかぜひ知りたいところだが、もし弾いていたらやはり10分を切るテンポだっただろうと私は予想する。残念ながら山野楽器やヤマハに行ってもこの曲の楽譜はないようなので楽譜の指定がどうなっているのか分からない。もしご存じの方がいらしたら教えて下さい。

往年の名手では実はリッチはこの曲を好んで取り上げている。やや遅めの個性的な演奏で私もCDを2種類も持っている。いずれ紹介しようと思う。

マイヤーズは最近はどうしているのだろうか? またバーバーを演奏しに来てほしいものだ。このCDもぜひ復活してほしい。公式サイトを見つけた。日本で演奏したメンデルスゾーンのコンチェルトの映像やACOと野外会場?で演奏したサンサーンスの序奏とロンドカプリチオーソなどがアップされている。いつ頃の映像なのだろうか?

http://www.anneakikomeyers.com/
http://www.anneakikomeyers.com/themusic/videos.php

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バイオリン:ギドン・クレーメル
ドホナーニ指揮ウイーンフィル
(1991年)
DG 437091

ハイフェッツの影響は非常に広範囲に及んでいるので20世紀後半のバイオリニストのほとんどは多かれ少なかれハイフェッツの後継者だとも言えるだろう。だが、ただ一人あげるとすれば、やはりクレーメルなのではないだろうか? 

単にリトアニア・ラトビア地方の出身だとか、シャープな音色、高度な技巧といった形式的な要素だけでなく、音楽に対するストイックな姿勢、内側に向かっていく醒めた熱狂という点でも共通するように思う。

そのクレーメルで1曲選ぶとすると何か? チャイ・コンもシベリウスももちろん素晴らしいが、絶対クレーメルでなければと言える曲として今日は敢えてグラスのバイオリン協奏曲を取り上げたいと思う。

フィリップ・グラスは1937年生まれのアメリカの作曲家だ。作風は(本人は歓迎していないらしいが)「ミニマル・ミュージック」の大御所と言われている。私もそれほど詳しくはないのだがミニマル・ミュージックとは、短い音型を繰り返しながら少しづつ変化させて音楽を形作ることを言うそうだ。バイオリン協奏曲は1987年の作曲で、このCDが初録音になる。

Wikiによるとグラスはジュリアード音楽院に学んだ後フランスでブーランジェに師事した。仏教徒に改宗しチベット難民を支援する活動に力を入れているという異色の経歴を持つ。なるほど仏教か。そういえばこの音楽はお経と一脈通じるものがある。

単純な音型だし、聞きようによっては叙情的ですらあるのだが、でもピリピリ・チクチク胸に突き刺さるような現代のストレスを感じさせる音楽でもある。静かな部屋で時計の針音だけが響いている感じとでも言ったら良いだろうか? 間違いなく現代音楽なのにどこかバロック的でもある。実際、第二楽章はパッサカリアの形式で書かれているらしい。

このような音楽にはクレーメルのひんやりしたサウンドがピッタリくる。しかもバックはドホナーニ指揮ウイーンフィルだ。この組み合わせの録音はそれほど多くないが、ストラヴィンスキーやR.シュトラウスなどでとても良い演奏を残していたので大いに期待して聞いたが期待通りだった。この曲を演奏するのに理想的なコンビだと言えるだろう。

20世紀のバイオリン音楽の傑作の一つに数えられるべきこのアルバムも現在は廃盤のようだ。国内盤はともかく外盤も廃盤とは驚いた。市場とは何と底の浅いものか! 

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Sibelius – Complete Works for Violin and Piano/Solo Works by Bach, Hindemith, Ysaÿe, Paganini
バイオリン:ルッジェーロ・リッチ
ピアノ:シルビア・ラビノフ
URS-90033 (2 CD set)
(追記:このディスクはもう入手は難しいと思うが、ナクソスの配信サービスで聞くことができる)
http://ml.naxos.jp/album/RR022-23

シベリウスつながりで私のとっておきのお気に入りアルバムを紹介しておこう。バイオリンが好きだったシベリウスはチャーミングな小曲をたくさん残しているが、まとまったアルバムはなかなかない。リッチのこのアルバムはシベリウスのバイオリン小品(全集)に加えてバッハとヒンデミットのソナタが2枚目の余白に納められているという少々変わった構成だが、リッチにとってのお気に入り曲集なのかもしれない。

ルッジェーロ・リッチについて知らない方のために書いておくと、1918年生まれのイタリア系アメリカ人である。若い頃からテクニシャンとして知られ1940年代からパガニーニの24の奇想曲の演奏で世界的に名を知られている。長い芸歴を持っており、さすがにこの数年は目立った演奏活動は聞かなくなったが、少なくとも90年代までは録音や演奏活動を活発に行っていた。

バイオリンのテクニシャンというとハイフェッツのような演奏をイメージしてしまうかもしれない。確かに過剰な感情移入をしないでサクサク弾く職人っぽいところは共通してなくもないのだが、音色、特に左手の使い方は全く異なる。明るい音色で大きめのビブラートを多用するリッチの奏法はハイフェッツよりも19世紀流だ。

実はボベスコにも若干その傾向はあるが、ボベスコはパリでティボーに師事しフランコ・ベルギー派のより洗練されたタッチを身に付けている。リッチのビブラートはさらに古風で極端なので、ハイフェッツ以降のスマートなバイオリンしか聴いていない人はちょっとギョっとするかもしれない。

でも私はこういうバイオリンの弾き方も好きなのです。(ハイフェッツも好きだけど)ハイフェッツ以降世界的に主流となったメカニックでメタリックな弾き方だけがすべてではないと思うのです。

リッチが一線で活躍するようになったのは戦後であり、その時点で1901年生まれのハイフェッツはすでに世界的な名声を獲得していた。このためリッチのポジショニングは世界的な潮流とは外れたところに置かれることになってしまった。リッチが生まれるのがせめてもう10年早ければバイオリンの歴史は変わっていたかもしれない。巨匠になり損ねた巨匠とでも言うべきか?

でもリッチの弾き方が特異なものとなってしまったからこそ、このような音色が現在も聴けるのは大変貴重だとも言えるだろう。ぜひ耳の垢を落として先入観抜きでリッチの音色を聴いてみてほしい。この木目のような暖かみのあるビブラートはかなりクセになりますよ(笑)

「遅れてきたヴィルトーゾ」であるリッチの音色を楽しむには「遅れてきたロマンチスト」シベリウスの作品がピッタリくる。1957年没のシベリウスの音楽はリッチにとっては現在進行形なのだ。

香港の111(ワンイレブン)というマイナーレーベルがリッチのディスクをかなり出している。ディスコグラフィーは下記のサイトで見ることができる。

リッチ公式サイト
http://www.ruggieroricci.com/

Sibelius – Two pieces, op. 2 (Romance, Epilogue)
Sibelius – Four Pieces, op. 78 (Impromptu, Romance, Religioso, Rigaudon)
Sibelius – Six Pieces, op. 79 (Souvenir, Tempo di minuetto, Danse caractéristique, Sérénade, Danse-Idylle, Berceuse)
Sibelius – Sonatina in E, op. 80
Sibelius – Five Pieces, op. 81 (Mazurka, Rondino, Valse, Aubade, Minuetto)
Sibelius – Novellette, op. 102
Sibelius – Five Danses Champêtres, op. 106 (Largamente assai, Alla polacca, Tempo moderato, Tempo di minuetto, Poco moderato)
Sibelius – Four Pieces, op. 115 (Moods of the moor (On the heath), Ballade (Tale), Humoresque, The bells (Capriccietto))
Sibelius – Three Pieces, op. 116 (Scène de danse, Danse caractéristique, Rondeau romantique)
Sylvia Rabinoff, piano

Bach – Sonata No. 3 in C major, BWV 1005
Hindemith – Sonata for violin solo, op. 31, no. 2
Ysaÿe – Sonata in D minor, op. 27, no. 3 “Ballade”
Paganini – Duo merveille
Paganini – “God Save the Queen” Variations

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