日記
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若いころから、列車に揺られながら、車窓を眺めるのが好きでした。
これは、中学生の頃に読んだ「車窓からみた日本」(加藤秀俊著)と
いう本の影響が大きかったと思います。
一昔前。国鉄の地方都市の駅前は賑わい、
老若男女が行き交って、生活感に満ちていました。
小さなローカル駅にだって駅員さんが居て、
そこには会話があり、笑顔がありました。
そんな駅と駅とを結んで、田畑や集落の間を抜け、
山を縫い、長い編成をくねらせながら走る鈍行列車。
伸びる2本のレールの上をガタンゴトンと、
どこかのんびりとした響きは、旅情をそそられました。
時が経ち、いつしか生活の中心は車にとって変わり、
幹線から急行列車が消え、普通列車の編成は短くなりましたね。
大都市は別として、駅前もかつての活気はありません。
でも変わったのは社会環境だけではありません。
社会人になって、まとまった時間が取れなくなり、
すぎゆく時間の流れに押し流され、
どこか心に余裕がなくなっている自分自身こそが
なによりも大きく変わってしまったのかもしれません。
だからといって、今は旅情を感じられない、
というわけではありません。
時代は変わり、駅前は変わり、町は変わり、乗る列車は変わっても、
鉄道に乗って車窓を眺め、旅気分に浸るのは、
昔も今も楽しいものです。
前置きが長くなりました。。。
松山に着き、予讃線でさらに先へ、宇和島方面に向かいました。
伊予市駅から海回り線に入ります。
ここを走る列車は普通列車だけ。
ディーゼル音を響かせ、私を乗せた単行のキハ54の車窓には、、、
右手には午後の陽ざしにキラキラと輝く瀬戸内の海、
左手には山が迫ります。
その海と山の間を海岸線に沿って右へ左へ。。。
やがて列車は下灘駅に到着。下車しました。
鉄道好き、旅好き、駅好きの方々はご存知と思います。
映画のロケや青春18きっぷのポスターにも使われた駅です。
金曜日に休みをとって一日早く松山に入った目的には、
ここを訪れたかったこともありました。
1. 列車後方の風景
2. 乗ってきたキハ、瀬戸内海をバックに。
3. 着いてしばらくして雲に隠れてしまっていた太陽が
一瞬顔をのぞかせてくれました。
4. "黄昏18きっぷ" のイメージ写真 (笑)
5. 一面の夕焼け空は残念ながら拝めませんでしたが
少しだけ赤く染まってくれました。
6. 日はどっぷりと暮れ、松山に戻る列車がやってきます。
かれこれ2時間半ほど滞在しました。
どんな旅をするか、旅に何を求めるか、それは人さまざまだと思います。
あるいは、その時々でも違うと思います。
できるだけゆとりのある旅をしたいと思っている私ですが、
限られた時間の中ではどうしても急ぐ旅になりがちです。
都会の喧騒を離れ、あれやこれやと考えず、海を眺めて過ごす。
この日は久しぶりにゆったりとした時の流れに身をゆだね、
癒やされたひとときを味わいました。
(1. 伊予上灘〜下灘 2-6 下灘駅 2014/11/14) |
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