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Winnyの開発者に有罪判決が出ました。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/internet/31347/
賛否両論あるわけですが、どうも釈然としません。
さんざん言われている包丁のたとえの通りだと思うのですが、実際に著作権違反をした人を
罪に問うのはともかく、それに使ったソフトウェアの開発者を幇助として有罪とするのは
慎重にすべきではないでしょうか。
・交通事故が多発しているが、自動車会社は幇助で有罪か。
・誘拐や出会い系が問題になったら、携帯電話会社は幇助で有罪か。
・Winnyが幇助で有罪なら、雑誌でWinnyを宣伝しまくった出版社は幇助でなく無罪か。
・兵器や武器の開発をした人は有罪か。
・多くの人の健康を害しているたばこ会社は殺人の幇助で有罪か。
すっきりしないですね。
程度問題だ、というのはおそらく正しいのでしょう。
・「正しい目的」に使われている割合と、「正しくない目的」に使われている割合
・「正しくない目的」に使われないようにする努力の程度
・「正しくない目的」の正しくない程度
といったところでしょうか。
確かにWinnyは不正なコンテンツ流通に利用される割合が高かったし、それを防ぐ努力を
金子被告(47氏)が行っていたかは疑問が残ります。
一方で、コンテンツ流通の現状が消費者のニーズに応えているかは疑問です。
最後のものについて正確に言えば、妥当な水準の金を出せば手に入る者を無料で手に入れようとする
輩は非難されてしかるべきですが、昔のコンテンツ、見逃してしまったコンテンツについて、妥当な
コストでは手に入れることが出来ない、という流通上の問題もあります。
だから、YouTubeという形がいろいろ問題があっても支持されているということだと思います。
Winnyの開発者は灰色だ、と私は思うのですが、こういう程度問題は慎重に扱わないとならないし、
本当の責任の所在が忘れてしまうことを懸念します。
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