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政権交代が決まった衆議院選挙、飲み屋や電車で周りの話を聞いていても、盛り上がってますねえ。
議席数はさんざん報道されている通りですが、新聞には得票率が出ていました。
小選挙区 比例区
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民主 47.42 42.41
自民 38.68 26.73
公明 1.10 11.44
共産 4.21 7.02
社民 1.95 4.27
みんな 0.87 4.27
国民 1.03 1.73
日本 0.31 0.75
改革 0.05 0.08
特におもしろいのは比例区ですね。
二大政党制が進んではいるものの、小政党も結構票を取っていることがわかります。
選挙が終わってから私が話したり聞いたりした中でも、さすがに自民党には入れられなかったけど、民主党も無理だった、という人が多かったです。
(そもそも民主党に入れたという人が周りにほとんどいないのですが、偏った層なんでしょうか。)
どうしてそうなのかというのは安全保障、日教組など積年の問題もありますが、
規制緩和をして政府や経済を効率化して、成長を目指していこうよ、という前回の衆議院選挙では主流派だったはずの小さな政府を主張をする政党がほとんどなくなってしまったこと。
二大政党が揃って、消費税は上げません、無駄を省いて弱者を支援します、という歳入面では小さな政府、歳出面では大きな政府を主張することになってしまった。
どうせなら、消費税も上げます、その代わり社会保障も充実させます、という大きな政府論を主張してくれればまだ選択肢になったのに、という意見もありました。私も全く同感です。
保守と革新、大きな政府と小さな政府という対立軸で、有権者にきちんとした選択肢が与えられるようになるためには、政界再編ももう一回り二回り必要だと感じます。
では、どうしてそれが進まないのでしょうか。
最近読んだ格差関係の本の中で、日本は小さな政府で、国民が大きな政府を目指さないのは政府に対する信頼感が不足しているため、という主張があって、なるほどと思いました。
社会保障は充実した方がよいと思うけど、税金を預けるのは安心できない、ということでしょうか。
確かに国民年金のていたらくを見ると否定できません。
さらに心配な記事がありました。
民主新政権に「期待する」74% 朝日新聞世論調査
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200909010400.html
変化にはきまって過度の期待が集まってしまうものです。
そしてその次は反動で失望が広がります。
どんなに民主党がうまく政権を運営したとしても、多少の揺り戻しは避けられないでしょう。
うまくできなければなおさらです。
そうしたことが起こった場合、その次に来るのは保守勢力の政権奪回というよりも、政府に対する国民の信頼のさらなる低下ではないかと思います。
そして日本の財政はますます悪化し、弱者に対する保護も不十分なまま、ゆでガエルのように国が衰退していくのではないでしょうか。
そうならないためにも、何としてでも民主党には政府の信頼感を取り戻すようなあっと驚くような仕事をしてもらわなければ困るのです。
たとえ掲げたマニフェストや連立構想を大胆に見直してでも、です。
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