時事問題のメモ

時事問題などについて考えたこと。目的は手段を正当化しないし、その逆も真なり。

全体表示

[ リスト ]

尖閣諸島の問題、竹島の問題、先鋭化しているようですね。
ロシアとの北方領土の問題は昔から強調されていたことですが、尖閣諸島や竹島の問題は存在していることすら以前はあまり知られていなかったように思います。学校でもきちんと習った記憶がありません。

韓国も中国も政権交代の時期を迎え、日本の政権も安定しているといえない、という状況はこうした問題を取り扱うのには良いものではありません。

領土は近代国家を構成する重要な要素ですし、原理原則として譲るべきではないというのは分かります。
ただ、隣り合った国同士で領土問題が存在するのは珍しいことではないですし、そうした国同士が紛争状態にあるかといえばそうとも限りません。そういう問題は多かれ少なかれあるのもやむを得ず、それでも関係を続けていくというのが冷静な外交だと思います。

竹島、尖閣諸島についていえば、住んで利用するという場所でもないので、プライドは別として、そこから得られる国益は何かということです。それは、漁業権、海洋資源、制海権といったものでしょう。これらをいかに最大化できるかということを考えることが重要なのだと思います。

歴史的にこちらの領土だ、という主張が盛んにされています。それも1つの要素ではありますが、それほど本質とも思えません。誰も知らない島を見つけたものだとすればそういう発想が出るかもしれませんが、ユーラシア大陸の歴史を見ていると、領土などというものはとったりとられたりして現状が確定しているもので、正しい正しくないの問題ではありません。たとえばトルコという国がありますが、その領土にもともと誰が住んでいたのか、あるいはトルコ人という人たちがもともとどこに住んでいたのかというと簡単ではありません。

結局のところ、領土問題は実効支配が大きいです。尖閣諸島は日本が実効支配していて、竹島はしていない。この違いは大きく、交渉のスタンスも変わってくると思います。
実効支配しているところはそれを維持し続けて利用の自由度を確保することが最優先されますし、実効支配されているところは、名より実をいかにとるかを目標にするのが現実的のように思います。

これは交渉です。
もともと日本の領土だったという主張をすれば、領土を返してくれたり、領土と認めてくれるなどということは考えられません。また、軍事的に現状を維持したり、あるいは現状を変更して自分の主張を通したからといって、相手があきらめて問題がなくなるようなものではありません。
領有する、領有しないという1か0の発想にとらわれなければ、いろいろな解決策が出てくるのではないでしょうか。
何を譲って何を得るのか。自分がどうすれば相手がどう出てくるのか。
そういった交渉のテクニックこそが大事なように感じます。


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事