時事問題のメモ

時事問題などについて考えたこと。目的は手段を正当化しないし、その逆も真なり。

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(ようやく)選挙活動でのネット利用が解禁され、先日は参議院選挙が行われましたが、大騒ぎした割にあんまり影響がなかったとの評価も聞かれます。まあ、「普通」になったと考えるべきだと思いますが。

むしろ、国政選挙より、マスコミでの報道も少ない地方選挙でインターネットの活用は可能性があるのではないかと思います。選挙だけではなく、日常的な活動を知るにもインターネットは有効なツールだと思います。特にtwitterやfacebookは、一般的な宣伝になりがちなウェブサイトよりも双方向ですし、人となりがよく分かるように思います。

ということで、選挙前でもあり、地元の武蔵野市の市議がどれくらいソーシャルメディアを使っているのか調べてみました。

武蔵野市議会のウェブページには議員の一覧があり、それぞれの議員のメールアドレスとウェブサイトが示されています(知らなかった)。
http://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/shigikai_giin/shigikai_meibo/index.html

これをもとにウェブサイトを見て、そこにtwitterやfacebookのアカウントが示されているかどうかを調べてみました。
市議は26人ですが、欠員が3人いるので、現在23人です。

結果は以下の通りです。上記の手順でやっているので、本当はあるけども漏れている可能性はあります。


■そもそもウェブサイトすら持っていない(3人)

前田 秀樹
石井 一徳
与座 武

市議会のサイトからのリンクがありません。石井議員と与座議員はメールアドレスの掲載もありません。21世紀なんですが。


■ウェブサイトは持っているがソーシャルはやっていない(17人)

きくち 太郎
田辺 あき子
小野 正二
落合 勝利
ひがし まり子
深沢 達也
内山 さとこ
小美濃 安弘
近藤 和義
山本 ひとみ
斉藤 シンイチ
山本 あつし
土屋 美恵子
桑津 昇太郎
橋本 しげき
しば みのる
本間 まさよ

※ブログをやっている人も含まれます。また、個人ではなく党の広報のtwitterしかない人もここに入れました。ざっと見ましたが、ブログを一生懸命書いている人もいました。


■ソーシャルメディアを使っている(3人)

3人ともtwitterをやっています。
西園寺議員と川名議員はfacebookもやっています。
それぞれのアカウントも記しました。

蔵野 恵美子
@kuranoemiko

西園寺 みきこ
@saionjimikiko
https://www.facebook.com/mikiko.saionji

川名 ゆうじ
@kawanayuji
https://www.facebook.com/yuji.kawana



全体として、予想や期待より、ずっとネット活用は遅れている印象です。
twitterについて、3人の市議と、邑上現市長を加えたリストを作ってみましたので、興味のある武蔵野市民の方はどうぞ。できるだけメンテナンスしていきたいと思います。
https://twitter.com/takayatoru/lists/musashino-mayor-council

武蔵野市の市長選挙、市議会議員補欠選挙があるので、このところ家に居ると選挙カーの騒音が聞こえます。

地方の首長、議会の選挙って、新聞やテレビで報道されるわけでもないので、意外と情報が少なく、新聞の折り込みの選挙公報も一般的な内容であんまり判断材料になりません。

ネット選挙活動がようやく認められるようになったこともあり、候補者のウェブサイト、そしてtwitterやfacebookの利用状況について調べて見ました。
選挙公報にURLを書いている候補は良いのですが、書いていない候補もいるのでこれは調べました。

上から順番にウェブサイト、twitter、facebookです。

■市長選挙

邑上守正
http://murakami3.jp/
@murakami3jp
https://www.facebook.com/murakami3jp

木崎剛
http://kizaki-go.jp/

深田喜美子
https://www.fukadakimiko.info/

※全員ウェブサイトを持っていますが、twitter、facebookを利用しているのは現市長の邑上さんだけですね。政策はどれも一般的なことしか書かれていませんが、深田さんは内容も見せ方も上手で、良いブレーンが着いているんだろうな、と感じました。


■市議会補欠選挙

高野恒一郎
http://genki-musashino.com/
@koichiro_takano
https://www.facebook.com/takano.koichiro

鬼頭まさ
http://kitomasa.doorblog.jp/
@kitomasa180

小川明弘
http://www1.m.jcnnet.jp/ogawa_akihiro/


※こちらも全員ウェブサイトを持っていますが、twitter、facebookを利用しているのは高野さんだけですね。

さて、初めてのネット活用選挙、もちろん入れようとした候補者のウェブサイト、ブログ、twitterも見ましたし、いろいろ悩みながらも一票を入れてきました。

候補者に関する情報をまとめたサイトも充実してきていて、ボートマッチングはとてもおもしろいし、参考になりました。

特に比例代表は候補者が多く、すべてをチェックするのは無理なので、ボートマッチングの結果をじっくり見ました。せいぜい数十問の設問なのに、それぞれの候補者で違いがあるし、自分と意見が完全に一致する人もいないので、悩みました。
逆に言えば、比例代表だからといって安易に政党名を書くのではなく、個人名を書くのが大事なのだとも強く感じました。

しかし、ボートマッチングで単に意見が一番一致している人に投票すれば良かったかと言えば、そうでもなく、なぜか微妙なずれというか、違和感があるのです。

何でだろう、と考えてみたところ、ボートマッチングで一致しているのはあくまでも各候補者が「やりたいこと」に過ぎないということに気がつきました。
つまり、こういう政策がやりたいと言っても、実際にできるのか、その能力があるのかは分かりません。また、現在議論になっていない論点が将来出てきた場合に、正しい判断をしてくれるのかも分かりません。
結局のところ、政策の一致で絞り込んだ後、それぞれの候補者のウェブサイトを見るなりして、経歴や実績、支持基盤を見る必要がありました。

考えてみると、これはかなり重要なことのように思います。
選挙は国民投票ではないということだと思います。

つまり、いろいろな論点に対して現時点の自分の意見を表明するのが選挙ではなく、これから任期の間、議員として活躍してもらう人を選ぶのが選挙ということです。意見が違う人がいたり、想定外のことが起こったりしても、議論をして、国として1つの選択肢にまとめることができなければなりません。

なので、威勢の良い政策、麗しい政策を訴えていても、全く経験がない人、たった一人の無所属で、当選してもどのように政策を実現するのかが全く分からない人は、議員を選ぶという観点からは不適格なのではないでしょうか。

今回の参議院選挙は、ネットの活用が「解禁」された選挙となりました。

ネット活用の影響を過度に恐れた議員が多かったのか、これだけ遅れた解禁になった割には、実施してみれば、肩すかしというか、不発に終わったという意見すらあります。

心配された中傷やなりすましが横行したりすることはありませんでしたが、世論を左右するようなこともなかったように思います。

しかし、これもこれで「自然」で良かったのではないでしょうか。

世界には選挙すらなかったり、選挙があっても予め選ばれた候補者にしか投票できなかったり、秘密が守られていない選挙もあります。
そうした国をかわいそうに、と思うのはいいですが、これまでの日本の選挙もひどいものだったと思います。

ウェブサイトを更新したり、ブログを更新したり、twitterでつぶやいたり、普段やっていなかったことが、選挙期間中に制限されるというのはおかしな話です。
これでは候補者についての情報へのアクセスが制限されてしまいます。
公平性を重視するあまり、「みんな情報へアクセスできない」という条件に揃えるというのはあんまりな話です。

大きな盛り上がりはなかったけれど、候補者のブログやtwitterを見ると、いろいろな選挙活動を行ったり、議論を行ったりしている様子も見られ、選挙期間だと言うことがライブ感を持って伝わってきました。仕事をしていると、昼間に走る選挙カーや、昼間に行われる街頭演説をほとんど見ることがないだけに、個人的には盛り上がりました。

でも、それって本当に普通で当たり前のことなんですよね。

田中大臣の大学の開設不認可問題、結局認可をすることになって、まあ良かったのですが、まだ設置認可を厳格化すべきという意見がくすぶっていて、議論が逆行するのではないかと少しうんざりです。

大学が多すぎるかどうかは別として、厳格化するのであれば、既存大学の評価であって、新設の制限でそれを行うのは筋違いです。

そもそも既存の大学は認められたままで、新しい大学を認めないというのでは既得権を認めることになって不公平だ、というのがあるのですが、それ以外に一般にはあまり議論になっていないように見えるのは、入り口の制限といった事前評価は実務的に難しい、不毛だということがあります。

実績がないからです。

それなのに事前の審査をしようとしているので、2つの問題があります。

一つは形式的な基準になりすぎること。大学設置基準には第37条の校舎の面積など、事細かに規定があります。
しかし、こうした面積までも事細かに規制することが、教育や研究の質に必ず影響するのかは疑問です。

もう一つは、逆に主観による基準になること。そもそも大学設置基準には「適当」とか「適切」といった表現があり、どうすれば満たしているのかよく分からないところがあります。そのため、これは、審議会で審査することになり、はっきり言えば委員の主観で決まってしまいます。第40条の4に名称は適当であること、といった規程がありますが、実際に学科等の名称について意見がついて変えざるを得なかったという話を聞いたことがあります。こうした委員の言うことを聞いて、もし設立してからうまくいかなかったとしても、当然委員は責任をとらないのです。

結局、実績もない段階で評価しようとすると、意味があるか不明な形式的な基準で縛るか、評価者の主観で評価するかになってしまうのです。

一方で、すでに開設されて実績がある大学であれば、そんなこといっても入学者が集まっていないじゃないか、とか、研究の体制に問題があると言いますが研究成果は出ています、といったはるかに実質的な議論が可能です。

一旦設置してしまったものを退出させるのは無駄は発生しますが、入り口でどんなものがうまくいくかを見極めるのは神様ではないので難しいのです。

現状で議論すべきは、すでに設置された大学の評価です。ようやく日本の大学も、認証評価制度が導入され、7年に1回は評価を受けなければならなくなりました。しかし、この制度の評価で不適格とされたときにどうするのかは明確ではありません。
また、国立大学はこれとは別に評価を受けることになっていますが、この評価によって大学の予算配分が決まる仕組みになっているかというと不十分です。

「厳格化」するためにやらなければならないのことは、入り口ではないのです。

入り口なんて、現状より緩くてもいいとさえ思うんですけどね。

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