蕎麦修行

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               信州は高遠城址の桜祭り
 
  信州高遠城址の桜。。。と言えば、全国区の桜の名所と自認する地元。
そこの大手の造り酒屋の主催する試飲会に我々の”蕎麦クラブ”が出店を依頼された。初めての経験で会員一同右往左往の大騒ぎである。果たして何食裁けるのか、値段は、道具はと皆で目の色を変えての準備である。酒造会社は毎年の催しでそれらの内容は把握しており、一安心。勿論水道、ガスに加えて、蕎麦を提供する食器(ただしスチロール製の簡易皿である)も蔵元の提供である。
 
  過去の実績から判断して100食ときめ前日に”蕎麦道場”にてうち、もろもろの道具も現場に運び込む。当日は全員しろの調理服と帽子を着用し、”馬子にも衣装”を自認する。大がま二つに湯を沸かし、暖簾もつるして準備万端である。一食600円としてつり銭も十二分に用意して、客を待つ。
   ところがお客さんがなかなか付かない。11時になってもほんのボツボツで会員一同・・・なぜ????・・・・と首をかしげて、酒造会社に聞く。すると、彼らも従来と一寸様子が変わってやはり手持ちぶたさの様子である。どうも毎年の車の渋滞に懲りて、車を分散させ、かつ蔵元近くの駐車場を廃止し、そこからのシャトルバスも廃止したためらしい
 
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  そんな事情の変化は事前にわかっていて、予測はできただろうにと、陰口をたたいてみたところで、何がかわるわけでも無い。こうなればゆっくりいこうとばかりに、新酒の試飲をしたり、五平餅を買って皆でたべたり、蕎麦の試食をしたりと自分達へのおもてなしである。
  しかしながら、午後三時に締めてみると、何とか70食程度は捌けて、残りは会員の昼食,家庭への土産とし、やや長い一日が終わった。
 
 
   三日後には蕎麦会の定例会が予定されどんな反省がでるか楽しみである。
 
 
 
 
 
 

秋を食べつくす

                味覚の秋の主役たち
 
  今年は近年に無いきのこの当たり年だという。出始めには一本2000円もしたマツタケも半値くらいになているという。
  そんな噂話を耳にした先ごろ、近所の知り合いがマツタケとしょうごいんという名のきのこを届けてくれた。それに前後して東京の友達が築地から生ホタテをどっさり送ってくれた。更にその前日は、我が日本蕎麦の会の例会でそばを打ってきた。
  これだけ役者が揃うと工夫が必要である。早速近所に住む友人夫婦に電話をし、”秋を食べつくす会”を行った。
 
       マツタケのどびん蒸
       しょうごいんの大根おろし和え
       ホタテの刺身
       大根、サトイモ、人参、こんにゃくの煮付け汁
       野沢菜の浅漬け
       日本そば
       最後に虎屋のようかん
    それにしてもよく食べた。秋が腹いっぱいである。食べるのが忙しくつい写真を撮るのも忘れてしまった。まさにシマッタである。
   

           suck in noodles


”ずうずうずう!”豪快に音をたてて蕎麦を食べる・・この風景は極当たり前に受け入れられ顔をしかめる人はまずいない。 ところがス−プを同じ手法ですすろうものなら、軽蔑の眼差しで哀れ見られるのは覚悟しなければならない。
     先週の土曜日の”蕎麦会”の定例会に外国人の新婚さん(夫;フランス 妻:オ−ストラリア
かつ余計な話であるが妊娠5ケ月でゴ−ルドコ−ストで生活する為の寄り道)を連れて行った。当然の如く蕎麦の食し方が話題となり大いに盛り上がった。彼女は日本で英語教師の経験があり、この音の洗礼は済んでいるのである程度の許容度は持っている。しかし彼にとっては、初めての日本である。そこで蕎麦を愛する仲間達はその食べ方について自己弁護ではない日本文化の理解を得るために懸命の努力をすると言う話である。曰く”音すなわち食べ方である。音すなわち蕎麦礼賛である。音なくして何の蕎麦か”と口角泡をとばし、小生もその通訳に微妙なニュアンスを伝える努力をした。

    以前にも何人かの友人が訪れた際蕎麦、ラ−メン、うどん等を食べる機会は多かった。実演しながらその真髄を伝授するが、もともと”すすって食べる”習慣がなく極端に音を出して食べることを嫌うかれらにとって、”さ-どうぞ”と言われてもなかなかうまい具合にすすれない。そんなことに気を取られているうちに、蕎麦がズルズルと落ちてしまう。どうも見ているのに”心理的嫌悪感”が大分邪魔しているように感じられた。
    先にも書いたがこれに対比させられるのが、日本人の”ス−プ”のマナ−である。ついスプ−ンを口先にはさみ吸ってしまう。正に”ずうずう”である。

   食材、調理方法更には食べ方とそれぞれ長い伝統に裏づけられた文化が存在する。しかしグロ−バルゼイションの世の中、その差は極端に縮まっている。逆に本来固有のものをいかに維持するかのほうが求められていることが多い。ただ相手が嫌うものは極力避けるのが礼儀でありコミュニケイションの基本であろう。

 

     木曾平澤〜奈良井宿

ビックリ・・・・平成の大合併により木曾平澤は木曾郡から塩尻市の一部になっていた。木曾郡山口村馬篭は岐阜県中津川市と合併した。地域住民の意向は勿論であるが、行政の効率化のためになんとも無粋な合併が行われた。そこに居住する人々、地域文化、文芸作品による木曾のイメ−ジはそう簡単に切り替えられるものでなく、現役世代は一生涯その居心地の悪さのなかですごさなければならない。そして合併以後に誕生した人々によって何事も無かった如く歴史の一ペ−ジとなるのであろう。

  その塩尻から木曾谷に入ると贄川で”これより木曾路”の標識に出会う。両側を山にはさまれた極めて狭い谷の間に、中央西線、国道19号、木曽川そして部落が譲り合うように同居している。藤村の”夜明け前”の描写は正に天下の名言であろう。

  ”師匠”と私を呼ぶ押しかけ”蕎麦打ち”が先ず形からと蕎麦道具一式を買いたいとの事で我が夫婦と”弟子”夫婦で木曽平沢の漆器の里へ出かけた。国道19号から木曽平沢駅へ折れ旧道に入ると狭い道路の両側には漆器店がならんでいる。当地の漆器職人の知り合いに案内を前もって依頼してあったので、”木曾漆器館”前でまちあわせた。現在漆器関連の展示は”木曾くらしの工芸館”に移転したとの事でそちらに移動し、いよいよお目当ての道具探しである。
  こね鉢、のしいた、伸し棒、こま板がそれらである。本来当地は漆器用具の町であるから蕎麦道具は言わば本流ではないが、それぞれの展示品があり早速品定めにはいった。こね鉢以外は白木そのままであるが、こね鉢は色漆、漆と各種あり値段もピンからキリまである。色漆は見た目は大変豪華で圧倒されるが、作業の性質上チョット傷つけると傷が拡大する危険がるので断念し、欅材の44cmの漆塗りを選択した。価格12万円。のしいたはじめその他は木曾ヒノキ材によるそれぞれをえらんだ、合計16万円の買い物である。人はその趣味の為には惜しみなく金を使う典型ではなかろうか。しかしその心意気こそ真髄であろう。彼はその時点で既に自分の蕎麦を打つ姿を描き誰に食べさせようかと密かに計画をめぐらしていたことであろう。
  昼食は友人の案内で贄川の”ながせ”でざる蕎麦とした。国道からチョット入ったところでつい見落としそうな場所である。久しぶりに自画自賛の蕎麦以外で美味い蕎麦にであった。香り、湯で加減、つゆの味と濃さは絶妙にバラスがとれ文句のつけようがなかった。店の佇まいも本格的な木造建築で何より店で働く人々が控えめで押し付けがましさのないのが心地よい。又いつか訪ねて見たい蕎麦やである。

  道具そろえと腹ごしらえに満足し、木曽路の迫り来る山々の深い緑に包まれながら家路へといそいだ。

       蕎麦の弟子入り希望あり

久しく年賀状だけの友達から電話があった。”今田舎に来ているけど一寸相談に乗って”とのこと。
東京の大手出版社の重役で関連会社の社長を勤めていた彼からの電話である。当地に別荘を持っている関係でこちらにも時々来ているようであるが、ここ何年かは多忙でほとんど空家状態であったらしい。その彼が一週間前に社長を退任し、後一年顧問として月二、三回出社する段取りになったとのことである。

 なかなかの多趣味多芸の彼は、千葉の自宅とこちらの別荘に本格的な陶芸工房を設け電気、ガス釜を備え素人離れした作風で感心させられていたところである。そんな彼が退職を機にもう一つ何かと模索していたところ、小生が蕎麦打ちをしていると小耳にはさみ今回の電話となった。
 そして来宅するなり”師匠と呼ばせて”と奥さん共々”懇願”されこちらも女房共々顔を見合わせ思案してしまった。と言うのも小生蕎麦打ちは、初めて一年半で月一回程度の怠け者にて全くの素人同様で人様にどうのこうのの講釈をたれる身分でないことを重々承知しているからである。土をこねるのも蕎麦をこねるのもそのコツは多分同じ出ると想像され一年半の差はなきに等しいと判断している。言わば”三日天下の悲哀”を味わうことは火を見るより明白である。

 ただ”ダメ”だけではとても引き下がる相手でもなし、密かに思案し、取り合えず道具一式を並べ雰囲気を知ってもらった。それらの道具を見ただけで彼等はもうすっかり計画を練り上げてしまった。集中力、一時の入れ込みは何事を始めるにも大切な一歩であるとあらためて認識させられた。

 ところでこちらの策略は、我々夫婦が参加している蕎麦グル−プに彼等をつなぎそこのメンバ−にしてしまうことである。そこには師匠、師範格を含めてかなりの芸達者が何人かおり、指導してもらええる。又このグル−プは、例会の折りメンバ−それぞれが季節の家庭の味を持ち寄り一杯やるのを恒例としており蕎麦以上の楽しみの一つである。飾り気の無い地元の人々との交流は都会ではまず手に入れられない趣のあるものとなるであろう。

 こんなささやかな輪がやがては地方文化の波紋となって広がればと夢を大きくしてワクワクしている。
その例会は今月17日午後6時である。待ち遠しい。

 

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