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■2月7日 朝日新聞 皇室典範改正、慎重論広がる 首相「成立へ努力」 小泉首相は7日の衆院予算委員会で、皇位継承順位を男女を問わない「第1子優先」とする皇室典範改正案について「いま準備を進めている」としたうえで、「法案を提出したなら、今国会中に皆さんのご協力を得て成立できるよう努力したい」と述べた。ただ、自民党内では今国会への改正案の提出を先送りすべきだとの慎重論が強まっており、今後の調整が焦点となる。 自民党国対幹部は7日夜、今国会への提出を見送る可能性について「常識的にはそうなる。何が何でも提出するというわけではない」としたうえで、「あとは総理や官房長官がどう考えるかだ」と語った。安倍官房長官も同日夜、記者団に「今後、党で勉強を進めていただくが、当然今回のご慶事もあわせて議論があると思う」と語り、ご懐妊が、党内論議に影響するとの見方を示した。 これに先立ち首相は同日の衆院予算委で民主党の岡田克也前代表が懐妊報道を紹介し、今国会への提出を「急ぎすぎではないのか」とただしたのに対し、「天皇制が今後も安定的に継承されるためには女性天皇、女系天皇も認めた方がいい」と説明。「今国会、じっくり審議して成立させるのは決して早すぎることではない」と今国会での改正に理解を求めた。 皇室典範改正が実現すれば、秋篠宮第3子の皇位継承順位は、男女を問わず、皇太子さま、敬宮愛子さま、秋篠宮さま、眞子さま、佳子さまに次いで第6位となる。 首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が昨年11月、首相に提出した報告書には「今後、皇室に男子がご誕生になることも含め、様々な状況を考慮した」と記述。「中長期的な制度のあり方として、ここで明らかにした結論が最善のもの」としていた。 政府関係者も「有識者会議では、今回のケースも想定していた。そのうえでベストの案を出している。3月に法案を提出する(政府の)方針は変わらない」と語った。 ただ、政府の皇室典範見直しは、皇室に40年間も男子が誕生していないことがきっかけとなった。このため、自民党の久間章生総務会長は7日、記者団に「(改正案提出に)影響はあるでしょう。いま男子がいないことを前提にいろいろ議論してきた」と語った。 女系天皇容認に反対している「日本会議国会議員懇談会」の下村博文事務局長(自民)も同日、「皇室典範(改正)はしばらく封印した方がいい。何年かかけて国民的な議論をしていけばいい」と、提出の先送りを求める考えを強調した。2006年02月08日00時50分 ■2月7日 読売新聞 皇室典範改正案、今国会成立目指す…首相が表明 小泉首相は7日の衆院予算委員会で、皇室典範改正問題について、「天皇制が今後も安定的に継承されるためには、女性天皇、女系天皇も認めた方が良い。今国会中に成立するように努力したい」と述べ、紀子さまのご懐妊とは切り離し、女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案の今国会の成立を目指す考えを示した。 (2006年2月7日22時33分 読売新聞) ■2月7日 読売新聞 紀子さまご懐妊受け、皇室典範「改正回避を」…慎重派 秋篠宮妃紀子さまのご懐妊を受け、女性・女系天皇を容認する皇室典範改正に反対する与野党の国会議員からは7日、今国会での改正を見送るべきだとの声が相次いだ。 男子が誕生すれば、改正論の出発点となっている皇位継承の不安定さが当面は解消される可能性があるからだ。改正に前向きな議員の間でも戸惑いが広がっており、改正論議に新たな一石が投じられた形だ。 改正案の提出阻止を掲げる超党派の「日本会議国会議員懇談会」会長の平沼赳夫・元経済産業相は7日、都内で記者団に、「男の子がお生まれになる可能性もあり、この国会で女系容認という改正は絶対に避けなければならない」と強調した。 皇位継承資格を持つ男子皇族が少ない問題が改正論議のきっかけだっただけに、今回のご懐妊で改正問題をめぐる与野党の空気は変わりつつある。自民党内では「『落ち着いて様子を見る』ということがますます必要だ」(伊吹文明・元労相)との声が広がり、慎重派の議員が勢いを増す気配を見せている。 党執行部は近く、女性・女系天皇容認の方針を打ち出した首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」の報告書に関する勉強会をスタートさせる方針だった。しかし、「男子がいないことを前提に議論してきたので、(ご懐妊は)微妙に影響する」(久間総務会長)との声も出始めている。 自民党幹部は7日夜、「お子さまが生まれるまで待てば良い。『様子を見よう』となるのが常識的だ」と述べ、改正案の今国会提出にこだわるべきではないという考えを示した。 一方で、小泉首相が今国会への改正案提出の方針を崩していないことを踏まえ、党内の意見集約を進めるべきだという主張も消えてはいない。 中川政調会長は7日、党本部で記者団に「粛々と勉強を始めたい」と述べた。片山参院幹事長も「直接の影響はない。有識者会議の報告書を尊重し、冷静にコンセンサス(合意)づくりをする」と語った。 公明党の神崎代表も「お祝い事はお祝い事として切り離し、皇室典範問題については議論すべきだ」と指摘している。 一方、民主党は政府の改正案提出を前提に、遅れている党内の意見集約を進める方針だ。ただ、岡田克也・前代表は7日の衆院予算委員会の質問で、「ご懐妊は微妙な影響を与える。(有識者会議の)報告書の結論で良いと思うが、今国会中となると違和感を感じる」と述べており、まずは与党側の動きを見極める構えだ。 (2006年2月8日1時10分 読売新聞) ■2月7日 毎日新聞 皇室典範:小泉首相、改めて今国会への改正案提出を強調 小泉純一郎首相は7日夕、紀子さまの懐妊の皇室典範改正論議への影響について「正式な報告がないのに言える立場でない」としながらも今国会で典範改正案の成立を目指す考えを改めて示した。記者団の「今国会に提出し成立を目指すか」との質問に「そりゃそうですね」と答えた。 一方、安倍晋三官房長官は同日夜、宮内庁の発表を受けて「今後、(自民)党の議論も踏まえて検討していきたい。今回の慶事も併せて議論があると思う」と語った。 これに先立ち、首相は衆院予算委員会で「法案を出して慎重に審議していただければ、今国会で十分、大方の賛同を得られる状況になっていくと思っている」と強調した。【野口武則】毎日新聞 2006年2月7日 20時10分 (最終更新時間 2月8日 1時14分) ご意見・ご質問はメールでお受けいたします info@takenoma.com |
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