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皇室典範問題でラジオのキー局に出演するのは、昨年に続けて二回目です。今日はニッポン放送「のってけラジオ」の14時から約30分間のコーナーに出演し、テリー伊藤さん、林家たい平さんと対談しました。 テリー伊藤さんとは初めてお目に掛かりましたが、私はテリーさんのお弟子さと懇意にさせていただいており、テリーさんがいかに凄い人であるかを聞き及んでいたものですから、今日お目に掛かるのをたのしみにしておりました。 テリーさんは皇室典範問題に大変興味をお持ちのようでした。テリーさんの好奇心から、いろいろな質問をいただき、それに答える形で話を進めていきました。 テレビではコメントが1分採用されれば長いほうで、ひどいときは10秒や20秒ということもあります。それだけ短い尺では、ほとんどなにも伝えることはできません。かろうじてイメージが伝えられるだけです。ところが、ラジオではじっくりと話すことができるので、問題を掘り下げて説明することができます。 放送終了後、友人数名から感想のメールをいただきました。「わかりやすかった」との感想が多く、うれしく思いました。 ■Tさんからのメール 今日、”ニュースの深層”を見て感動しました。それと同時に、ここまで鮮やかな解決法があることを国民が知らされていないことに驚かされました。デリケートな問題なのであまり個人的に語ることが許されるかはわかりませんが私自身は天皇制の存続に関してはそれほど積極的ではありません。積極的でないというのはもし国民全体の流れが天皇制廃止に傾いた場合に自分自身が声をあげて存続させるべきだと活動するほどでは無いという意味で積極的ではありません。しかし現時点でどうするべきかと聞かれた場合、歴史的に意味がある形で存続できるのであれば存続して欲しいという気持ちはあります。ニュースの深層のなかでコメンテーターが愛子様の個人的な幸せに配慮するようなコメントがありましたが、あのずるさに腹が立ってしかたがありません。本当に個人的な幸せを考えた場合に、生まれた時点で否応なく責任の重大な立場に置かれる天皇制を存続させるのには反対しなければなりません。そこを触れずにヒューマニストぶることはジャーナリストとして、国民を愚弄しているように感じます。私は日本国民が天皇制の存続を希望するのであれば、歴史的に意味がある形での存続を支持します。国民がこの解決方法を知らない状態で皇室典範の改定を行うことは絶対にあってはならないと思います。とりかえしがつきません。 この解決方法を国民全てが認識した上で、皇室典範の改正が行われるようこれからも活動がんばってください。 [竹田のコメント] CSだと視聴率などが出ませんので、どれくらいの人が見ているのか、どのような人が見ているのか、分からないのですが、このようにメールをいただくと、参考になります。嬉しく拝読させていただきました。 ご指摘の通り、コメンテーターが愛子内親王殿下の個人的幸せを協調した場面がありましたが、そもそも皇族は極めて人権が制約されていて、内親王の恋愛の不自由さなどが殊更強調されるのには違和感を覚えます。もしその点を指摘するのであれば、皇族に人権を与えたうえで論じるべきです。 そして、そもそも皇統の正当性は、個人の「かわいさ」「優秀さ」などなどに関係がないわけですから、特定の皇族がかわいいからとか、かわいそうだから、といった理由で皇統の順序を論じることは筋違いだと私は思います。もしそれが許されるなら、天皇の代替わりがあるたびに、全皇族を対象とした国民による人気投票を行って天皇を決めればよいわけですが、それほどの覚悟がなくして、述べてはいけないと思います。 ■Hさんからのメール 貴ブログ上(16日付)でのご回答ありがとうございます。このような形で紹介していただき大変驚きました。 ところで貴方は旧皇族を現在の皇族方の養子とすることによって皇籍復帰を提案されています。もちろん、各方面への配慮をされたのだと思います。しかし実系で皇位を継承するのなら『男子皇族が足りないから高円宮家よりさらに傍系の(最も直近に皇籍離脱した男子とその男系の男子子孫による)宮家を創設する』という趣旨で特別法を制定した方が制度変更もないのでわかりやすいと思います。なぜなら皇族間養子の禁止は現皇室典範でも旧皇室典範でも定められたものですし、もし仮に寛仁親王殿下のお子様に男子がおられた場合でもその方を皇太子殿下もしくは秋篠宮殿下の養子にするということはありません。旧皇族だからといって養子にする必要はあるのでしょうか。しかし養子制度を導入しないと廃絶した宮家(秩父宮家、高松宮家)や後嗣がいない宮家(常陸宮家、高円宮家など)の祭祀はどう継承するのかと言われるかもしれません。これも問題はありません。高松宮殿下が有栖川宮家の祭祀を継承された例がありますが、これは高松宮殿下が有栖川宮威仁親王の養子になったわけではないのです。つまり旧皇族が養子にならなくても廃絶した宮家の祭祀を継承すること は可能なわけです。 次に皇籍復帰についてですが、皇位の安定的継承という観点から可能な限り多くの方に復帰していただいたほうがよいのではないでしょうか。そうしないと女系容認派への有力な対案になりません。(とは言え、皇室会議の議を経て皇族にふさわしい旧皇族に復帰していただきますが…)また同時に元皇族も含めて復帰すべきだと思います。例えば、仮に貴方(竹田恒泰さん)が皇籍復帰される場合、同時にお父様(恒和氏)と元皇族であるお祖父様(故・恒徳氏)にも復帰していただくのです。こうしないと、父親は一般人で息子は皇族という不自然な状況になりますし、元皇族を復帰させないと皇統の連続性(縦のつながり)を証明できません。つまり旧皇族個人が復帰するのではなく、旧皇族のご家庭が復帰するという方法です。そして復帰後は称号を(全員3世以下なので)「王」とし、皇位継承権については復帰後にお生まれになった男子(王)以降とするのがよいと思います。 このように皇室典範を紛更しなくても皇位継承問題に限っては特別法制定で十分対応できると思います。私は実系で男系男子による皇位継承をおっしゃる貴方の意見には同意しています。しかし養子制度の導入については大変違和感があります。今、私たちが為さなければならないのは男子皇族を増やすことであって、安易な制度いじりではないはずです。どうかこの点についてご一考いたただけないでしょうか。わがままだとは存じますが私見を述べさせていただきました。 追伸:「語られなかった皇族たちの真実」5万部突破おめでとうございます。今後の一層のご活躍を期待します。 [竹田のコメント] 再度のメッセージありがとうございます。傾聴に値するご意見だと思います。 新宮家の創設や、旧皇族を皇族に復帰させる方法なども、実現するのであれば差し支えないと思います。一定数の皇族を確保することが目的であるはずなので、どちらでもよいでしょう。 確かに、旧典範にも皇族の養子を禁止する項目があります。しかし、明治典範ができる以前は、皇族も天皇の男系男子から養子を取ることが繰り返されてきましたので、歴史的には違和感がない方法であることも事実です。したがって、養子制度の復活は「安易な制度いじり」ではありません。 また、有栖川宮の祭祀を高松宮が継承したことは確かですが、親しまれてきた宮家を残すことも一定の価値があると思います。 次に、元皇族も皇籍に復帰させるという考え方には賛成です。ただし、光格天皇が即位した後、光格天皇の父君に天皇号が追号されたことがありますが、天皇の父親は天皇であるべきだという発想からの取り計らいでした。もし旧皇族などが皇籍に入ることがあれば、その父親に「王」を追号することで皇統譜上の繋がりに整合性をつけることができると思います。一族をまとめて皇籍にいれなくとも、これにより同様の効果を得られると思います。 旧皇族を復活させる方法の問題点は、国会の議論に馴染まない点です。つまり、全員皇籍に入れるならともかく、一部ということであれば、誰を皇籍にいれるか、ということを国会で議論する必要が生じます。なかなか折り合いが付かないのではないでしょうか。 いずれにせよ、旧皇族の復活、旧皇族からの養子、この二つの方法は、両方とも模索する価値があると思います。この二つの方法には相互排他性がないため、互いに対立するものではありません。二つの方法を同時に採択することも可能です。 このようなご指摘をいただくと、論点が整理されていきますね。ありがとうございます。また指摘していただけると嬉しいです。 ご意見・ご質問はメールでお受けいたします info@takenoma.com |
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昭和天皇の子孫が「時間切れ」なら、旧宮家は600年離れててもっと「時間切れ」じゃないですか?ただ男系だけに根拠を求めるだけでは危ういので、旧皇族を前提に内親王を通じた再構成を考えるのはどうか、ということですけど。
2006/3/5(日) 午後 10:17 [ フムフム ]
時間切れなんて言い方は大変失礼だし、何の根拠もない事でしょう?私はそんな言い方は止めた方が良いと思いますよ。それに昭和天皇のご子孫もアウトなら、当然現在の皇族方にあたる三笠宮さまは、大正天皇の御子孫ですからアウトになってしまいますよ。謹んで下さい。
2006/3/6(月) 午前 0:46 [ 判官 ]
明治期から皇籍離脱時までの旧宮家については,4つの世襲宮家の当主になられる方以外は出家なさるなどして皇籍から離れるほかなかった維新前とは違って,宮家のお子様方がみな新宮家を興すことができるようになったことや,宮家の方々が明治以降各種の特権が与えられてかなり贅沢なお暮らしをなさっていたことをさして,貞明皇太后さまは「少し良すぎました」とおっしゃたのではないでしょうか。
2006/3/6(月) 午前 0:48 [ kar*ke*as* ]
それに,4人もの皇子をもうられた貞明皇太后さまは,皇太子殿下や寛仁殿下などがすでのお生まれになっていた戦後のその時期に,将来皇室に男子の絶えるかもしれないということなど心配なさっておられなかったのかもしれませんね。直宮家が3つあれば,宮家が3つないし4つしかなかった江戸時代と比較しても宮家の数としては十分だと思われたのではないでしょうか。
2006/3/6(月) 午前 0:52 [ kar*ke*as* ]
単純に「現在の久邇家当主とその兄弟達は天皇陛下の従兄弟たち」「東久邇家の当主とその兄弟達は東宮の従兄弟たち」と言えば分かりやすいと思います。昭和天皇が「臣籍降下」ではなく「皇籍離脱」とすることに強くこだわった点にも留意したいですね。
2006/3/6(月) 午前 0:53 [ 扇 ]
karukerasiさん >>「どこにお住まいになるのだろう?今お持ちのご自宅その他の財産は どうなるのだろうか?」<< どうでしょうね。確かに色々と問題がありそうです。でもご自宅は別に東京に限定する必要はないと思います。逆に1極集中の方がなにかの災害の時に、全滅する可能性もあるので、分散が良いと思います。地方なら来て欲しいと、手をあげる自治体もあるのではないでしょうか?地方にそれぞれプチ皇居があるって、素敵だと思いますよ。
2006/3/6(月) 午前 1:05 [ 判官 ]
宮邸の場所を東京に限らないとするのなら,京都にお住まいになってもいいかもしれませんね。京都御所内なら旧宮家の男性全員が宮邸をお建てになっても十分なぐらい土地はありそうですし。問題はご公務がやりづらいことでしょうか。それと,皇居で行事があるたびに新幹線に乗って東京まで行っていただかないといけないこと。
2006/3/6(月) 午前 1:22 [ kar*ke*as* ]
判官さん、まあそう怒らずに、言い方ではなく言ってる中身を読みましょう。明治天皇や昭和天皇の娘との婚姻よりも愛子様との婚姻のほうが、子供の血筋は今の皇室に近くなるでしょう。そういうことです。また、これはあくまで女系の話で、男系の話ではありません。
2006/3/6(月) 午前 6:52 [ Y-chromosome ]
karukerasiさん、まったくごもっともです。明治維新になったとたん、邦家親王の子はみな宮様。しかも一代限りのはずが、永世皇族。のみならず朝彦親王の子は当主以外に4人も宮様、能久親王の子も当主以外にもう1人宮様でしょう。これはやはり多すぎました。
2006/3/6(月) 午前 7:01 [ Y-chromosome ]
貞明皇太后の言葉には裏の意味があるといわれてます。昭和天皇が皇太子だった頃の、久邇宮良子女王との結婚に関する騒動が背景にあります。さらにこの騒動で久邇宮家が強硬な態度をとった背景には、大正9年に定められた皇族降下令があるともいわれています。
2006/3/6(月) 午前 7:07 [ Y-chromosome ]
変な理論を振りかざし、惑わす輩は間違いなく、天皇を尊重したふりをした女系推進派(天皇制解体希望者)です。ここでの主な任務は、理論攻めにて敵の戦意をくじく事であります。その敵とは日本人であります。その工作員には日本を大事に思う気持ちなど欠片もありません。どうか皆様、くれぐれも惑わされないよう気持ちを引き締めていただきたいです。 最初から、話し合う気持ちなど無いのです。 自分の都合のみを押し付ける、中華思想の人間のような者です。私は違和感を感じています。惑わされる事なきよう、協力者を大事にして元気に頑張りましょう。
2006/3/6(月) 午前 9:01 [ 39 ]
「実系による」を補足します。皇族女子が旧皇族と結婚した場合、その家の継承順位は、男系の実系、つまり、伏見宮を軸に考えるということで、たとえ愛子内親王殿下のご結婚相手が旧皇族であったとしても、継承順位は最下位となります。このようにすれば、皇太子家に養子に入った旧皇族が、その他の皇族よりも先順位になるようなことはありません。
2006/3/6(月) 午後 0:15
養子にせよ復活にせよ、旧皇族をあまりたくさん皇籍に入れることは反対です。かつての皇統の危機にあたっても、皇族男子がいなくなった場合も、一点突破をしてきたわけであり、やみくもに皇族を増やす方法は取られていません。先例を重視するなら、現状の危機にあたっても、一例か二例で十分だと思います。
2006/3/6(月) 午後 0:20
あのー不躾な質問で大変恐縮ですが、>>「あまりたくさん皇籍に入れることは反対です」<<と仰ってますが、では何家ぐらいのご復帰なら大丈夫なのでしょうか?私は竹田さんが国民に遠慮して、復帰の数を少なくしているような気がしてなりません。私は100年後や200年後の再度訪れるかも知れない断絶の危機を回避すべきと思って5宮家のご復帰を希望したまでですが・・・
2006/3/7(火) 午前 0:53 [ 判官 ]
一つ復帰に成功すれば、あとはその都度復帰させればいいということではないですか?別に皇族になったから男子が生まれやすくなるわけでもないし。
2006/3/7(火) 午前 7:32 [ Y-chromosome ]
宮家の数が多すぎても困るというのはわかります。ただ禁裏の御簾の中におられた時代と、公務がこれだけ多い現代では単純に比較できないと思います。実際に宮様方が公務をされていても、余りにハードスケジュールで、体力的にも分担できる宮様を考えると、既に現状でも相当厳しくないですか?宮家の数を考える際には、継承の観点だけでなく、この点も考慮してほしいと思いますが。。
2006/3/8(水) 午前 1:10 [ フムフム ]
公務を制限するのが第一かと。何が必要かを第一に考えるべきでしょう。
2006/3/8(水) 午前 6:45 [ Y-chromosome ]
> 判官さん 歴史的には皇族が極端に少なくなって皇位継承に支障が現れた場合、一点突破してきたわけですから、1例、もしくは2例でよいと思います。しかしこれは特別な根拠があってのことではありません。感覚的に述べているまでです。あと、皇族に復帰させることよりも、多すぎた場合に離脱させるのはより困難だと思います。
2006/3/8(水) 午後 7:56
竹田様、ご丁寧にご返答頂きまして、有難う御座います。 1例、2例とは宮家単位の事だったのですね。了解致しました。今後もこちらでご意見をお伺いすると思いますが、宜しくお願い致します。
2006/3/8(水) 午後 9:03 [ 判官 ]
先例では家単位ではなく人単位で難局突破が図られているように思います。特に光格天皇の事例が劇的ですね。
2006/3/8(水) 午後 9:38 [ 扇 ]