竹田恒泰日記

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読者カードへの返信3

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■読者カードへの返信3


■東京都 Sさん 55歳 男性 会社員・公務員
 読み終えて、久しくモヤモヤしていたものが晴れ、胸のつかえがおりる気持ちがしました。
 内輪の方しか知りえないようなお話も含め、著者の私的感情に流されず、歴史的事実に基く冷静な視点での主張と論理展開に敬服致しました。
 本著がきっかけとなり、国民的議論が喚起され、国の存立の基本に係わる重要問題で早計に間違った結論が出されることのないよう祈ります。
 著者の更なるご活躍を祈念致します。

[竹田のメッセージ]
 「胸のつかえがおりる気持ち」とは、嬉しいメッセージです。
 Sさんのように、昨今の皇室制度改革の議論の流れに、漠然とした違和感を抱いている方はかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
 強引な改革を主張する人の言葉には、皇室に対する愛情を感じないのは私だけではないはずです。人権や時代の潮流といった理屈を持ち出して、合理・非合理で皇室改革が進められたら、大変なことになります。

■群馬県 Tさん 58歳 男性 税理士
 良い内容であります。
 皇族の方々は(立場上)発言しずらいでしょうからこの方々(旧皇族)は積極的に情報発信するべきです。

[竹田のメッセージ]
 皇族方は、天皇でないからこそお話になれることがあり、同時に、旧皇族一族は、皇族でないからこそ話せる部分があると思います。
 ただし、旧皇族一族といえども、会社に属しているなど社会的立場があり、なかなかこの問題で意見をいうことは難しいようです。
 結果として、旧皇族一族のなかで、典範問題で発言しているのは、私只一人です。
 私は、個人的に、一人でも多くの旧皇族の関係者が、この問題で意見を述べて欲しいとおもっています。

■福岡県 Tさん 58歳 男性 無職
 歴史の重みを考えると、安易に世論に合わせたり多数決によるべきではないし、そもそも天皇制を論じるのに天皇家、皇族方の意見が入らないのはおかしい。
 マスコミも悪い。世論の7割が賛成だから是。世界でも某国他が変わった、日本も変わらなければとの評論はおかしい。
 我々平民でさえ先祖を語るのは父方、男系のこと。
 ましてや、世界に誇る万世一系の天皇家は絶対に男系でなければならない。
 大和民族のルーツは天皇家である。

[竹田のメッセージ]
 皇室制度を変更するにあたり、本来多数決によるべきではないというのは、私も同感です。
 歴史的には、時の将軍ですら、皇室制度に手をつけることはできませんでした。
 現在は国民主権の世の中ですので、最終的には多数決によることが、民主主義上の正義かもしれませんが、もし多数決によるならば、採決に参加する国会議員、もしくはその国会議員を選ぶ国民が、しっかりと皇室制度にいて議論を深めなくてはなりません。
 民主主義は国民が賢いことが大前提にあります。もし国民が愚かであったら、民主主義は根底から無価値になってしまいます。
 そして、議論を深めるには、一定の時間が必要です。
 ですから、議論が深まる前に典範を変更してしまうという考え方は、民主主義に対する挑戦ではないでしょうか。
 昨年から今年にかけての世論の変化を眺めていると、やはり議論が深まるほど、慎重論が大勢になってくることが分かりました。
 さすが日本人です。まだまだ捨てたものではありません。

■大分県 Oさん 64歳 女性 主婦
 私も最初は女性天皇でもいいかと思ったんですが、この本を読んで、これは何千年も続いた男系でないと天皇の意味がないと思いました。
 今度紀子さんがおめでただけれど、竹田さんの思いがとどいたんだと思います。

[竹田のメッセージ]
 本を読んでいただいた方が、「本を読んだことで意見が変わった」というのは、私にとって一番嬉しいことです。
 本を書いてよかったと確信します。
 紀子殿下の御懐妊は、私の思いだけではなく、多くの国民の思いが届いた結果だったのではないでしょうか。神風が吹いたのでしょう。

■北海道 Kさん 48歳 男性 職業無回答
 昭和天皇直系の現皇室のみが尊敬の対象である。
 女性天皇―女系天皇に違和感を覚えない。
 元皇族を引っぱりだし男系男子とは?
 尊敬どころか、親しみすら感じないだろう。
 竹田恒泰殿、時代錯誤も甚だしく何様のつもりかと、不愉快である。

[竹田からのメッセージ]
 今日もようやく一枚の批判を見つけました。
 「愛読者カード」の「愛」の字が斜線で削除されています。よほど「不愉快」だったようです。
 でも、このようにメッセージを寄せていただけたことは嬉しいことです。
 さて、誰を尊敬するかしないかは、憲法で思想の自由が保障されていますので、私がとやかく言う筋合いではありません。
 ですから、昭和天皇の直系の現皇室を尊敬し、それ以外を尊敬しないというのは個人の自由だと思います。
 しかし、国民それぞれの、誰が好きだの嫌いだの、という感情は、皇室制度を検討するうえで、全く考慮してはいけないものであると断言します。
 もし、国民が最も好きな人物を天皇にすべきなら、国民投票で選挙によって天皇を選べばよいことになりますが、そのようにして選ばれた天皇は決して尊くはありません。
 まして、天皇候補者が選挙にうかるために、国民にこびたメッセージを発しはじめたら、おかしなことになります。
 たとえば、「私は天皇に相応しい人物で!」「私が天皇になった暁には〜」「どうか私を天皇、、、」「清き一票を!」などという選挙演説をした人物が天皇になったら、決してその天皇は尊くないことは容易に想像がつくでしょう。
 これも仮の話ですが、もし天皇の第一子の顔立ちが悪く、第二子がハンサムだった場合、顔の良し悪しで第二子に国民の人気が集まり、それが理由で「親しみをもてる」「尊敬できる」とされて、第二子が皇位につくとしたら、それもおかしい話です。
 ですから、個人の「尊敬する」「尊敬しない」や、「親しむ」「親しまない」などという感情は、考慮されてはいけないのです。
 ではなぜ天皇が尊い理由は別のところにあります。それこそが、皇統に属する男系の子孫が皇位を継承し続けてきたことに他なりません。
 女系天皇論は、これを断ち切ろうとするものです。
 この考え方は日本の国が成立して以来、ずっと変わらない価値観ですので、「時代錯誤」なのではなく、「太古から続く普遍的な価値観」なのです。




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