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日本では「地球は温暖化している」というのが世間の常識で、これを前提として国策が練られています。 ところが、米国は真っ向からこれを否定して京都議定書の批准を拒みました。 「地球は温暖化していない」というのです。 どちらが正しいのでしょうか。 1980年代に小学生だった私は、学校で「地球は寒冷化している」と習ったものです。 実は、学会では地球が温暖化しているのかどうか未だ結論に至っていません。 たしかに’04年は東京の真夏日(日中の気温が30℃以上の日)が70日を数え、記録的な猛暑となりました。 しかし、日本では翌’05年12月からの大寒波で全国的に戦後観測史上最低の平均気温を記録し、鹿児島市では88年ぶり、宮崎市では60年ぶりなど、各地で積雪の記録を更新し、雪で134名が死亡しました。 海外でも’06年1月にはロシア極東のサハ共和国ではマイナス66度という約110年ぶりの低温を記録し、さらに同年2月には米国ニューヨークで、1869年からの観測史上最大の積雪を観察しました。 '06年から'07にかけての冬は世界的に「厳寒」だったのです。 1993年に日本は大冷夏で米を緊急輸入、また’03年にも冷夏に見舞われたことは記憶に新しいことでしょう。 東京の真夏日の記録によると、最多は’04年ですが、3位に’61年の66日、5位に’50年、6位に1894年が入り、意外と昔も暑かったことがわかります。 京都議定書の温暖化の根拠は「過去100年で地球の温度は0.3度上昇した」という「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の報告です。 しかし、100年前の温度計は誤差が0.3度程度あり、当時のアフリカ・南米・大洋上の温度の記録は皆無に等しいのです。 とはいえ、日本では夏暑く冬暖かい傾向にあるのは事実です。 でも、それは都市部でのこと。 間違いなく起きているのは「ヒートアイランド現象」、つまり廃熱などにより都市に熱が籠もる現象で、温室効果による地球温暖化とは似て非なるものなのです。 温暖化・寒冷化論争については学会が結論を出すのを待つことにしましょう。(竹田恒泰) この原稿は、平成18年10月〜平成20年9月に「フジサンケイ・ビジネスアイ」に連載した「エコマインド・アイ」を転載したものです。 |
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2009年09月24日
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