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■2月10日 朝日新聞 首相、今国会提出見送る方針 皇室典範改正 小泉首相は女性・女系天皇を認める皇室典範改正案について、今国会への提出を見送る方針を固めた。政府高官が10日午前、明らかにした。首相は当初、今国会で成立を目めざす考えを明言していた。しかし、秋篠宮妃紀子さまの懐妊を機に自民党内に一気に慎重論が強まったため、方針を転換した。首相は9月に退任する意向を表明しており、皇室典範改正は次期政権以降に委ねられることになる。 政府関係者によれば、首相は9日午後、安倍官房長官と法案の取り扱いについて協議し、法案提出について「時期にこだわるべきではない」との考えを伝えたという。首相は同日、自民党の武部勤幹事長とも会い、「政争の具にすることなく、皆が一致することが望ましい」と語った。 政府関係者は10日、「雰囲気としては(提出見送りだ)。この法案は世論次第であり、それがなくなれば終わりだ」と語り、首相が提出断念を容認したとの見方を明らかにした。別の政府高官も「首相が一度発言のトーンを弱めたら、元に戻すには労力がいる。世論の雲行きも怪しいし、法案提出は絶望的だ」と語った。 これに関連して安倍官房長官は同日の閣議後の記者会見で紀子さまの懐妊に触れ、「(改正案を提出するとした)施政方針演説当時とは違う、かつ極めて重要な要素も加わった」と説明。今国会への提出方針を見直す可能性を示唆した。「郵政法案すら相当の月日をかけた」とも述べた。 北側国交相も同日の会見で「性格上、多くの理解を得ながら進めていくことが重要だ。今国会の成立にかかわらず(改正をめざす)、ということでよかったのではないか」と発言。杉浦法相も「ご慶事の結果を待って、という雰囲気ではないか」と述べた。 首相は同日昼、首相官邸で記者団に対し、「よく勉強して冷静に慎重に議論して、問題の重要性を認識していきましょうということ」と述べた。提出の時期については「よく見極めて、そのときに判断すればよい。政争の具にしないようにした方が良い」と語った。 小泉首相は「自分の政権で改正案を成立させなければ、改正は困難になるとの使命感」(政府関係者)を持ってきたとされる。しかし、7日の紀子さまの懐妊発表をきっかけに、与野党内に慎重論が噴出していた。 首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は昨年11月、女性・女系天皇を認め、皇位継承順位を第1子優先とする報告書を首相に提出した。政府は「皇室典範に関する有識者会議」報告書に沿った改正案を作成する作業は継続する。2006年02月10日11時29分 ■2月10日 毎日新聞 皇室典範改正:国会提出を断念 小泉首相 小泉純一郎首相は10日夜、女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案について、首相官邸で記者団に対し「理解を得るのに時間かかるんじゃないか。状況というのが変化してくることはある」と述べ、今国会への提出を断念せざるを得ないとの認識を示した。首相は今年9月の退陣を表明しており、皇室典範の改正は次期政権以降に委ねられることになる。 皇室典範改正については、秋篠宮妃紀子さまの懐妊で自民党内の慎重論がさらに高まっていた。首相は「国民の総意のもとで改正されるべきだと思う。政争の具にしてはいけない」と政局の混乱に配慮する考えを示した。また、1月の施政方針演説で今国会での提出を明言していたが、「目の前におきる現実の姿と、頭の中で考える状況と変化してくるというのはある」と述べ、紀子さまの懐妊で状況が変わったとの認識を示した。 一方で、「将来を考えると女性・女系認めてもいい。皇位の安定的継承考えると現在の皇室典範では困難ではないか」と改正の必要性を強調しており、政府は今後も改正案の作成作業を続ける。同時に自民党内の勉強会における議論の行方を見守る考えだ。【野口武則】 毎日新聞 2006年2月10日 20時19分 (最終更新時間 2月10日 21時25分) ■2月10日 日経新聞 首相、皇室典範改正案「将来の改正は必要」 小泉純一郎首相は10日、今国会への皇室典範改正案の提出見送りの方針に関し「将来考えると、女性・女系(天皇)を認めてもいいなと思う。皇位の安定的継承を考えると、現在の皇室典範では困難ではないか」と述べ、将来の改正は必要との認識を示した。首相官邸で記者団に語った。 そのうえで「多くの国民が穏やかに、こういう改正が望ましいと思うような状況で改正した方がいい。できれば全会一致の形で」と指摘した。 (20:25) ■2月10日 NHKニュース 首相 皇室典範事実上見送り 小泉総理大臣は10日夜、総理大臣官邸で記者団に対し、皇室典範の改正案について、秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことを受けて、「現実に目の前に起きることと、頭の中で考えていた状況が変化してくることはある」と述べ、今の国会への提出を事実上見送る考えを示しました。この中で小泉総理大臣は「現在の皇室典範では、皇位の安定的な継承は困難であり、将来を考えると、女性とその子どもの女系にも皇位継承を認めてもいいと思う。ただ多くの国民が、『穏やかに、こういう改正が望ましい』と思われるような状況で改正した方がよく、この問題を政争の具にしてはいけないと強く感じている」と述べました。そして、小泉総理大臣は「今はいろいろと意見が分かれている。できれば、全会一致の形で改正するのが望ましく、そのためには、より冷静に慎重に勉強し、判断する機会を国会議員にも国民にも持ってもらった方がいいのではないか。理解を得るのには時間がかかるのではないか」と述べました。そのうえで、小泉総理大臣は今の国会への皇室典範の改正案の提出について、「わたしはこだわっていない。政治も経済も生き物だ。現実に目の前に起きることと、頭の中で考えていた状況が変化してくることはある」と述べ、提出を事実上見送る考えを示しました。02/10 21:14 ■2月10日 日本テレビ News24 皇室典範改正案 小泉首相が今国会への提出を断念する考え示す 女性・女系天皇を認める皇室典範の改正案について、小泉首相は10日夜、今国会への提出を断念する考えを示した。 「皇室典範の改正案を提出しないということもあるのか?」との問いに、小泉首相は「私はね、こだわっていないんですね」と答えた。 また、小泉首相は「全会一致での改正が望ましい」とあらためて強調した上、「色々意見が分かれている。慎重に勉強する機会を」と述べて、今国会への提出を断念し、この問題の結論を次の内閣に委ねる考えを示した。<2/10 21:47> ■2月10日 TBS News-i 皇室典範、今国会での改正見送りへ 女性や女系の天皇を容認する皇室典範の改正について小泉総理は、今の国会にこだわらないと明言し、改正は見送られる見通しとなりました。 (Q.改正案を提出しないということもあるでしょうか?) 「私はこだわってないんですね。多くの方の『まあ、こういうことだなぁ』というもとに皇室典範というのは改正したい」(小泉首相) また、安倍官房長官も、秋篠宮妃ご懐妊で状況が変わった、としています。 「施政方針演説のときとは違う、(ご懐妊という)極めて重要な要素も加わったわけでございまして。時期ありきではなく、議論を深めていく」(安倍晋三官房長官) 小泉総理は皇室典範の改正は必要だとしていますが、自民党内では慎重な意見が強く、今の国会での改正は見送られる見通しとなりました。(10日23:23) ■2月10日 フジテレビ FNN 小泉首相、皇室典範改正法案について「今国会中の提出にはこだわらない」と初めて明言 小泉首相は10日午後、記者団に対し、皇室典範改正法案について、「今国会中の提出にはこだわらない」と初めて明言し、事実上提出を断念した。 小泉首相は「(今国会での提出は?)わたしは、こだわってないんですね。多くの方の、こういうことだなというもとに、皇室典範っていうのは改正したいと」と述べた。 小泉首相はさらに、改正に対して根強い慎重意見があることに対して、「理解を得るには時間がかかるんじゃないか」と述べ、今国会中で法案を提出し、成立させることを事実上断念した。 一方で、小泉首相は「皇位の安定的継承を考えると、現在の皇室典範では困難ではないかと思っている」として、時期にはこだわらないものの、女系・女性天皇を認める皇室典範の改正は必要だという考えをあらためて強調した。2006/02/10 20:56 ご意見・ご質問はメールでお受けいたします info@takenoma.com |
皇室典範関係資料
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■2月10日 NHKニュース 皇室典範改正に慎重論 相次ぐ 秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことを受けて、皇室典範の改正案の取り扱いについて、閣僚からは、閣議のあとの記者会見で、自民党内の議論を冷静に見守り慎重に検討すべきだという意見が相次ぎました。このうち安倍官房長官は「政府としては、自民党内の勉強会での議論を静かに見守っていくことで一致しており、党としても『時期ありき』でなく、議論を深めることを重視していると思う。小泉総理大臣が、皇室典範の改正案を提出する考えを示した施政方針演説のときとは違うきわめて重要な要素が加わった」と述べました。また、麻生外務大臣は「紀子さまが懐妊されようとされまいと、この種の話は慎重にあるべきだ」と述べました。谷垣財務大臣は「冷静な環境の中で議論して、決まるときはすんなり決まることが望ましい。紀子さまのご懐妊との関係だけでなく、もっと広く考えることだ」と述べました。さらに、北側国土交通大臣は「事柄の性格上、多くの方々の理解を得ながら進めていくことが重要だ。今の国会での成立にこだわらないという判断はよいのではないか」と述べました。杉浦法務大臣は「男のお子さまが誕生されることを期待している。ご慶事の結果いかんでは『皇室典範を変える必要はないのではないか』という議論も出てくるのではないか」と述べました。02/10 12:16 ■2月10日 毎日新聞 鳩山幹事長:小泉首相の方針転換を批判 皇室典範改正案で 民主党の鳩山由紀夫幹事長は10日の記者会見で、小泉純一郎首相が皇室典範改正案の今国会提出断念の姿勢に転じたことについて「発言が二転三転しているが、首相としての発言の重みをもっと考えてほしい。施政方針演説で『やる』と言っていることに急きょ慎重になったことは、政治のリーダーシップが問われる」と批判した。 毎日新聞 2006年2月10日 21時03分 ■2月10日 フジテレビ FNN 皇室典範改正案、紀子さまのご懐妊を受け今国会への法案提出を見送る公算が強まる 女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案は、秋篠宮妃紀子さまのご懐妊という事態を受けて、今国会への法案提出を見送る公算が強まっている。 安倍官房長官は「施政方針演説の時とは違う、極めて重要な要素が加わった」と述べ、今国会への法案提出を断念する可能性を示唆した。 また、政府筋は10日朝、小泉首相が法案提出を断念する雰囲気が強まっているとしたうえで、「そもそも、この法案は世論の動向が大事だ。それがなくなれば終わりだ」と述べ、今国会に提出する環境にないとの見方を強調した。 さらに自民党参議院幹部は「今までは男子が生まれない前提で話をしていたが、それが変わったんだからしばらく見守るべき」と、典範改正論議は当面凍結すべきとの考えを示した。 このように政府・与党からの見送り論がいっそう強まる中、小泉首相は、政局の混乱を回避するため、典範改正案の今国会への提出を断念するとの見方が急速に広がっている。 こうした中、皇室典範の拙速な改正には反対している自民党の新人議員34人による「伝統と創造の会」の設立総会が10日、開かれた。 総会では、会長の稲田朋美議員が「伝統や国家の品格を守りつつ、新たな日本を創造する」と設立の趣旨を説明し、新人ならではのしがらみのない考えを構築していこうと訴えた。2006/02/10 11:49 ご意見・ご質問はメールでお受けいたします info@takenoma.com |
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■2月9日 朝日新聞 「国民が納得してから」皇室典範改正で中曽根元首相 中曽根元首相は9日、京都市で開幕した「関西財界セミナー」で基調講演し、皇室典範改正問題について「皇室典範の問題は歴史的、伝統的流れの問題で憲法以前の問題。それだけに少なくとも2、3年は費やして何回か検討したうえで、国民がそれで良いという時になって国会で(判断)されるべきものだ」と述べた。 また、「(改正案の国会への提出は)当分延期になるだろう。総理大臣も満場一致でやるのが望ましいという風に変化している」とも話した。2006年02月09日19時48分 ■2月9日 産經新聞 中曽根氏講演「典範改正は当分延期」 中曽根康弘元首相は九日午前、国立京都国際会館での「関西財界セミナー」で講演し、女性・女系天皇を認める皇室典範改正案について、「(秋篠宮妃紀子さまが懐妊されたことで)当分延期になった。小泉純一郎首相も『全会一致を望む』というようになった。皇室典範改正は憲法以前の問題で、二、三年費やして国民が望ましいと思ったときに、国会に改正案を提出すべきものだ」と述べ、改正案成立を急ぐべきではないとの考えを示した。 また、首相の靖国神社参拝で、中国や韓国との関係が悪化していることに関連、「天皇陛下が靖国神社に参拝できるようにすることが、首相の仕事だ。東京裁判の内容を認めるわけではないが、『戦争責任者』の分祀(ぶんし)が必要だ。これは神主の判断ででき、予算は必要ない」とし、A級戦犯分祀が必要との見解を示した。 【2006/02/09 大阪夕刊から】(02/09 17:19) ■2月9日 NHKニュース “改正案先送り”意見相次ぐ 9日に開かれた自民党の各派閥の会合では、秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことを受けて、皇室典範の改正は時間をかけて議論すべきで先送りすべきだという意見が相次ぎました。このうち、津島元厚生大臣は「紀子さまが懐妊されたことを機に、皇室典範の改正問題について、もう一度、国民全体が深く思いを致すチャンスが与えられたのではないか。この問題では国民の大多数が一致することが何よりも大事だ」と述べ、今の国会での皇室典範の改正は見送るべきだという考えを示しました。また、高村元外務大臣は「小泉総理大臣が皇室典範の改正問題について慎重に対応するという発言をしたことは歓迎したい。改正案の今の国会への提出にこだわらず、じっくりと深く掘り下げて検討することが必要だ」と述べたほか、河野グループの会合でも「紀子さまの出産が9月ごろになるのならば、皇室典範の改正案を慌てて今の国会に提出する必要はなく、提出は見送られるだろう」という見方が大勢を占めました。一方、丹羽元厚生大臣は、旧堀内派の会合で「紀子さまの出産の結果を待ってどうのこうのというのはたいへん不謹慎なことではないか。皇室典範の改正問題と紀子さまが懐妊されたことは切り離して冷静に議論をして、国民が納得できるような方向性を打ち出すことがわれわれの責任ではないか」と述べました。02/09 18:01 ■2月9日 日本テレビ News24 皇室典範改正案 修正した上で今国会への提出を模索する動き 皇室典範の改正をめぐる自民党内で論議を行う内閣部会の中心メンバーらが9日、極秘に集まり政府側から説明を受けた。一方、自民党内では改正案を修正した上で今国会への提出を模索する動きも出てきている。 会合では、政府側から女性・女系天皇を容認する有識者会議の報告書などについて説明を受け、内閣部会での本格的な論議は再来週にスタートさせることを確認した。 こうした中、自民党内では改正案について、女性天皇は認めて男系を維持するなどの修正をした上で、今国会への提出を模索する動きも出てきている。久間総務会長は、記者団に対し「世論が集約できれば今国会に提出してもいい。提出しないと無責任」と述べている。<2/10 1:59> ■2月9日 日本テレビ News24 皇室典範改正めぐり自民党内で調整 部会中心メンバーが極秘会合 皇室典範の改正をめぐる自民党内の調整が9日、始まった。 党内論議を行う部会の中心メンバーらが極秘に集まったもので、女性・女系天皇を認めるとした有識者会議の報告について説明を受けた。 一方、自民党内では、改正案について女性天皇は認めて男系を維持するなどの修正をした上で今国会への提出を模索する動きも出てきている。<2/9 20:23> ■2月9日 TBS News-i 久間氏、改正案は答申が修正される事も 自民党の久間総務会長は、政府が提出を検討している皇室典範の改正案について、女性と女系の天皇を認める有識者懇談会の答申通りにならない事もありうる、という認識を示しました。 久間総務会長は記者団に対し、皇室典範改正案の提出時期について、「今の通常国会に拘る必要はないと思うが、国民の意見の集約が出来るなら出来る時期に早く提出した方がよい」と述べました。 さらに、久間氏は、政府が改正案を提出する場合、「有識者会議の答申のままで提出する事はなかなか難しいのではないか。政府としても何らかのアクションがあるのではないか」と述べ、政府与党の協議の結果、 改正案が女性と女系の天皇を認める答申とは違った形に修正される事があり得るという見通しを示しました。(09日19:58) ■2月9日 フジテレビ FNN 自民党の各派閥が開いた総会の中で皇室典範改正について慎重論が相次ぐ 皇室典範改正をめぐって、自民党内から慎重論が相次いだ。 小泉首相は8日、「より慎重に議論していく必要があるなと。できれば全会一致で、改正されることが望ましいなぁと」と述べた。 9日、自民党の各派閥は総会を開き、皇室典範改正について話し合った。 高村派の高村正彦会長は「小泉総理が、皇室典範の改正について『慎重に対応する』と、こういう発言をされたことについては、歓迎したいと思います」と述べ、旧堀内派の丹羽雄哉代表代行は「冷静に議論をして、国民誰もが納得できるような方向性を打ち出すと」と述べ、津島派の津島雄二会長は「もういっぺん国民全体が深く思いを致すチャンスが与えられたのではないかと」と述べた。 また、山崎派の山崎 拓会長は「慎重に(改正案の)提出問題につきましても、総理のご判断が必要ではないかと思っております。私も総理に直接そのことは申し上げようと思っております」と述べた。 山崎氏はこのあと、小泉首相と会談し「(首相が)全会一致の見通しがなければ、提出できないので、したがって、よく党内でですね、勉強してほしいとのことでありました」と述べた。 これに対し、小泉首相は「そんなこと言ってないです。『全会一致が望ましいねぇ』と。よく議論していけば、皇室典範改正は必要だなぁと。そういう認識を持つようになるんじゃないですかね」と述べた。2006/02/10 00:51 ご意見・ご質問はメールにてお受けいたします info@takenoma.com |
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■2月9日 朝日新聞 「提出時期にこだわらず」皇室典範で小泉首相 小泉首相は9日夜、女性・女系天皇を認める皇室典範改正案について、記者団から「(自民党内の)議論が長引くと改正が難しくならないか」と問われ、「別に期日的にはこだわりません」と語った。既に改正案の今国会への提出は厳しい情勢となっているが、首相が提出時期にこだわらないとの考えを明確に表明したのは初めてだ。 首相はまた、「よく議論していけば、皇室典範の改正が必要だという認識を持つようになるんじゃないか」と述べ、党内の意見集約を見極める意向も示した。 これに関連して、安倍官房長官は9日の記者会見で「党で勉強するということなので、しっかりと議論を深めてもらいたい」と強調。そのうえで「政治的なスケジュールをこちらでトントンと決めていくことがいいのかどうかは当然考えなければいけない」と語った。2006年02月09日21時40分 ■2月9日 朝日新聞 「急いでいるという誤解与えないように」皇室典範で首相 小泉首相は9日午前、皇室典範改正案の今国会提出見送りを示唆した8日の発言について説明し、「何か私が誤解を与えているから。急いでいるんじゃないかという誤解を与えない方がよい」として慎重な議論が必要との認識を改めて示した。「政争の具にする動きは慎んだ方が良い」とも語った。 同時に、皇室典範改正は必要だとも主張し、「必要という認識が出てくるには、静かに議論しなければならない。(改正時期も)含めて議論していけばいい」と述べた。国会に新たな協議機関を設ける案については「よく党で相談して決めればよい」とした。2006年02月09日13時11分 ■2月9日 読売新聞 皇室典範改正案の今国会提出、政府が見送り方針 政府・与党は9日、女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案の今国会への提出を見送る方針を固めた。 秋篠宮妃紀子さまのご懐妊により、男子誕生の可能性があることから、男系男子による伝統的な皇位継承のあり方を現時点で見直すのは適当ではないと判断した。小泉首相は今秋の退陣を明言しており、皇室典範改正問題の扱いは、次の政権にゆだねられることになった。 小泉首相は9日夕、山崎拓・自民党前副総裁と首相官邸で会談し、〈1〉皇室典範改正案は全会一致か、それに近い状態で成立させる必要がある〈2〉改正案は国会提出したら成立させる必要があり、継続審議は避けるべきだ――との認識で一致した。 首相は同日、自民党の武部幹事長と会い、「政争の具にすることなく、皆が一致することが望ましい」と述べた。政府筋も「政府として皇室典範改正案の国会提出は見送る方向だ。首相も、国会の混乱を避け、慶事を静かに見守るべきだと判断している」と語った。 紀子さまのご懐妊により、自民党や民主党内では、「紀子さまに男子が誕生する可能性がある以上、長年続いてきた皇位継承のあり方を早急に変えるべきではない」として、皇室典範改正への慎重論が強まっている。これを受けて、自民党執行部は9日、皇室典範改正に関する党内閣部会の勉強会を再来週以降に延期した。 現行の皇室典範では、秋篠宮家に男子が誕生すれば、皇位継承順位は皇太子さま、秋篠宮さまに次いで第3位だが、政府が検討している皇室典範改正案では、第6位となる。このため、政府内からも、「国民の間に、男子の継承を望む声は根強くあり、改正を急ぐ必要はない」との慎重論が出ている。 (2006年2月10日3時0分 読売新聞) ■2月9日 読売新聞 首相「皇室典範改正しないと天皇制維持難しい」 小泉首相は9日昼、皇室典範改正問題について、「皇室典範を改正しなければ、天皇制の維持は難しいということは、議論すればわかる」と述べた。 秋篠宮さま以来、皇室には約40年間、男子が誕生していないことを踏まえ、皇位継承資格を男系男子に限っている現行制度を改め、女性・女系天皇を容認する必要性を重ねて示したものだ。 今国会に皇室典範改正案を提出するかどうかに関しては、「私は『慎重に』としか言っていない。急いでいるという誤解を与えない方がいい」と述べるにとどめた。 首相官邸で記者団の質問に答えた。 (2006年2月9日13時26分 読売新聞) ■2月9日 産經新聞 国会提出時期こだわらず 首相、皇室典範改正で 小泉純一郎首相は9日夜、女性、女系天皇を容認する皇室典範改正案の国会提出時期について「期日にはこだわらない」と述べ、今国会での提出を見送る可能性を重ねて示唆した。 与野党で改正案提出への慎重、反対意見が強まっていることに関し「よく議論していけば、改正は必要だという認識を持つようになる」と強調。政府が検討している改正案の内容修正については「議論していかなければならないだろう」と述べるにとどめた。官邸で記者団の質問に答えた。 これに先立ち首相は自民党の武部勤幹事長、山崎拓前副総裁と官邸で相次いで会談し「全会一致(での成立)が望ましい」との考えを伝えた。 山崎氏によると、首相は改正案の提出時期について「党内の空気を見極めたい」と指摘したという。武部氏に対しても「政争の具にせず、みんなが一致するのが望ましい」と慎重に対応する考えを強調した。(共同) (02/09 21:47) ■2月9日 毎日新聞 皇室典範改正:小泉首相、改めて必要性を強調 秋篠宮妃紀子さまの懐妊を受け、今国会で女性・女系天皇容認の皇室典範改正は難しいとの見方が政界で広がる中、小泉純一郎首相は9日も改めて改正の必要性を強調した。首相は今国会での同改正法案提出・成立には「こだわらない」慎重姿勢に転じる一方、冷却期間を置く間に女系容認を打ち出した有識者会議報告書の趣旨を政界に浸透させ、合意形成の可能性を探ろうとしているとみられる。 自民党内閣部会の役員らは同日、内閣官房幹部を招いて報告書について初の勉強会を開いた。甘利明政調会長代理は「持論を争う場にせず、共通の認識を共有しよう」とあいさつ。全体の勉強会は今月下旬に始める。 「今国会での改正は無理」との観測に従えば、勉強会も「見送りに向けた軟着陸のための時間稼ぎ」でしかない。安倍晋三官房長官も記者会見で「慶事を国民と共に喜び、見守る気持ちで党でも議論されるだろう。政治的なスケジュールをこちらでトントンと決めていくことがいいのか」と述べ、今国会提出見送りを示唆した。 にもかかわらず、小泉首相がなお改正の必要性を説くのは、今国会での見送りは小泉政権での改正断念を意味し、そのまま有識者会議報告書の“お蔵入り”につながりかねないと憂慮するからだ。 首相はこれまで、改正理由について「女系天皇を認めないという議論は、仮に愛子さまが天皇になられた時にそのお子さんが男でも認めないということだ」と語った。また「いずれ天皇陛下になるという自覚で努力されるのは愛子さまにとっても大変大きな問題だ」と、愛子さまの「帝王学」にまで踏み込んで説明。9日も記者団に「いずれ改正をしないと、これ以上は天皇制の維持は難しい」と強調した。 今国会提出にこだわらない場合も、有識者会議報告書の意義は生かしたいというこだわりが強いようだ。【犬飼直幸】 毎日新聞 2006年2月9日 20時25分 (最終更新時間 2月9日 22時57分) ■2月9日 NHKニュース 首相 皇室典範提出期限設けず 小泉総理大臣は、9日夜、総理大臣官邸で記者団に対し、皇室典範の改正案の取り扱いについて、国会への提出期限を設けず、自民党内の議論などを慎重に見極めたうえで判断したいという考えを示しました。小泉総理大臣は、9日午後、自民党の山崎前副総裁と会談し、秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことを受け、皇室典範の改正案の取り扱いについて意見を交わしました。この中で、山崎前副総裁は「この問題で国論を二分するのは望ましくない。全会一致に近い形で成立させることができるか見極めるべきだ」と述べました。この後、小泉総理大臣は記者団に対し「全会一致が望ましい。よく議論していけば改正は必要だという認識を持つようになるのではないか」と述べました。また、記者団が、この国会で政府が法案の提出期限としている来月10日までに改正案を提出するのは難しいのではないかと質問したのに対し、小泉総理大臣は「期日にはこだわらない」と述べ、改正案の提出期限を設けず、自民党内の議論などを慎重に見極めたうえで判断したいという考えを示しました。02/10 00:03 ■2月9日 TBS News-i 首相の姿勢変化、自民内は好意的
女性や女系の天皇を容認する皇室典範の改正に慎重な姿勢に転じた小泉総理の変化について、自民党内では、好意的に受け止める声が相次ぎました。
小泉総理は9日、「私が急いでいるという誤解を与えている。最初から私は慎重だ」と述べ、皇室典範改正案の提出に慎重な姿勢を重ねて強調しました。 「(首相発言を)歓迎したいと思います。今国会提案にこだわることなく、じっくりと深く掘り下げて検討することが必要」(高村正彦元外相) 「(ご懐妊は)小泉首相と安倍官房長官にとっては神風になったのではないかと。お生まれになるまでは、静かに、議論をそれほどしないで見守ろうというのが常識だと思います」(自民党・下村博文衆院議員) 一方、「今国会で改正」を強調していた山崎拓前副総裁も次のように語りました。 「慎重に(改正案)提出問題につきましても、首相の判断が必要ではないかと」(自民党・山崎拓前副総裁) 自民党は来週から皇室典範について勉強会を始める方針ですが、党内には、すでに政局の緊迫化は避けられたという安堵感が漂っており、今の国会での改正は難しい情勢となっています。(09日16:42) ■2月9日 テレビ朝日 ANN 「全会一致で成立しなければ提出せず」小泉総理 小泉総理大臣は自民党の山崎前副総裁と会談し、全会一致で成立する見通しが立たなければ、女性・女系天皇を認める皇室典範改正案を提出しない考えを明言しました。 自民党山崎前副総裁:「全会一致の見通しがなければ(改正案を)提出できないので、(小泉総理からは)党内でよく勉強してほしいと」 小泉総理は盟友の山崎氏に、自民党内の意見が分かれたまま改正案を提出することはしない方針を伝えました。山崎氏は、今後の論議で全会一致に近い形で成立できる見通しが立てば、今の国会に提出する可能性はあるとしています。しかし、自民党内では、「秋篠宮家のお子様が生まれるまでは議論を避けるべきだ」という声が日増しに強まっており、今の国会に提出して成立させることは、一層、困難な情勢です。2006/02/09(18:01) ご意見・ご質問はメールにてお受けいたします info@takenoma.com |
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■2月9日 朝日新聞 皇室典範で自民勉強会、今月下旬から 認識の差で延期 皇室典範改正案をめぐる自民党の「勉強会」が党内閣部会を舞台に2月下旬にも開かれる見通しとなった。秋篠宮妃紀子さまの懐妊で改正慎重派の勢いが強まって改正案の提出そのものが困難になるなか、この勉強会が幕引きの舞台装置となる可能性がある。 勉強会は、小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」がまとめた報告書などについて政府側の説明などを聴く考えだ。 内閣部会は9日、国会近くのホテルで役員会を開いた。第1回の勉強会を14日にスタートさせる予定で、事前に主要メンバーの認識を共有するための「根回し」が目的だった。しかし、出席者から「男系天皇じゃなきゃダメだ。有識者会議の報告書どおりに改正案をまとめるなんてとんでもない」との発言があり、役員会を再度開くことに。勉強会は再来週に持ち越され、スタート前からつまずいた形になった。 小泉首相はこの日、官邸で山崎拓前副総裁と会い、自民党の勉強会について「この問題で国論が分裂するのは好ましくない。よく勉強してみて党内の空気がどうなるか見極めたい」と語った。 政府は提出時期にはこだわらず、勉強会の議論を当面見守る考えだが、党内には「勉強会は形だけ。急に方針を変えたら首相も格好がつかないし、あっさり方向転換するわけにはいかない」(幹部の1人)との声もあり、先行きは不透明だ。 一方、同党の久間章生総務会長は9日夕、党本部で記者団に「有識者会議の(案の)ままで提出するのはなかなか難しいんじゃないか。政府としても、何らかのアクションがあるんじゃないかという気がする」と指摘。その上で「第1子でなくても第3子が男の子だったら第3子でもいいんじゃないか、という気持ちはみんなある」などと述べ、天皇直系の「第1子優先」での皇位継承にこだわらない修正の余地があるとの見方を示した。2006年02月09日23時37分 ご意見・ご質問はメールにてお受けいたします info@takenoma.com |




