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皇室典範関係資料

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■2月8日 朝日新聞 紀子さまご懐妊「政界・皇室が混乱」 世界の主要紙報道

 秋篠宮妃紀子さまの懐妊について、世界の主要紙は8日までに、「日本政界と皇室を混乱に陥れた」(英紙タイムズ)などと報じた。特に皇室典範改正論議に注目して、「世界最古の男性支配の皇室」(米紙ワシントン・ポスト)の変化が遠のく可能性などを伝えた。

 英国では保守系の主要2紙が取り上げた。タイムズは国際面1ページを使って報道。メディア報道が先行したことから「典範改正を望む小泉首相の計画を台無しにする意図がうかがえる」と指摘。デーリー・テレグラフ紙は「予想外の事態によって、女帝を禁じている皇室典範の改正論議は複雑化する」と論じた。

 ワシントン・ポスト(電子版)は「皇室の扉を開く法案の成立は、突如としてそう確かなものではなくなった」。男児が誕生した場合、「勢いづいていた愛子さまの皇位継承を認める動きが沈静化する可能性がある」と指摘した。

 独紙フランクフルター・アルゲマイネは「典範改正論議をめぐる積極派と消極派の対立が過熱せざるを得ない。株式市場にも影響している状態だ」と報じた。

 仏フィガロ紙は、平沼赳夫元経産相の「愛子さまが青い目の男性と恋に落ち、そのお子様が天皇になられることは、断じてあってはならない」との発言を紹介。台湾の自由時報も「伝統を守ろうとする勢力にとって、新たな子供は救いの星となる」と伝えた。

 ロシア新聞は「保守的な政治家は皇太子に愛人を持つことさえ勧めていた」と、反対派の一部にあった「側室論」を紹介した。2006年02月08日23時11分





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■2月8日 日本テレビ News24 小泉首相が方針転換 今国会での皇室典範改正にこだわらない考え

 女性・女系天皇を認める皇室典範の改正案について、小泉首相は8日朝、今の国会での成立にはこだわらない考えを初めて示した。紀子さまご懐妊を受けて、これまでの方針を転換したもの。
 8日朝の衆議院予算委員会で、小泉首相は、民主党議員の質問に対し「じっくりと時間をかけて慎重に審議をすることによって大方の国民が今、賛否両論意見が分かれているようであるが、政争の具にしないように慎重に取り運んでいきたい」と答えた。

 小泉首相は、さらに「各党、国会でも議論する場をつくって、冷静に穏やかに議論するのが望ましい。その結果を見てから判断すべき問題」と述べ、今の国会で成立を目指していたこれまでの方針を転換した。

 また、安倍官房長官は、法案の提出時期などについて「いつまでと言うのは適切ではない」と述べて、今の国会への提出見送りも検討する考えを示した。

 こうした中、小泉チルドレンといわれる新人議員が小泉首相あてに「改正には慎重な議論を求める」との署名を約20人集め、8日にも提出する考えだ。

 紀子さまのご懐妊を受けて、「小泉首相も考え方を変えてほしい」と慎重な対応を求める声が上がっている。<2/8 12:45>

■2月8日 日本テレビ News24 皇室典範改正問題 民主党・前原代表「首相の方針転換は当然」

 女性・女系天皇を認める皇室典範の改正案について小泉首相は8日朝、今の国会での成立にはこだわらない考えを初めて示した。これについて、民主党・前原代表は「当然のこと」と述べた。
 前原代表は「(小泉首相は)今国会提出にこだわらず、ということで方向を変えられた。このことについては、当然のことだろうと。なぜ急いで焦って提出しようとしたのか、むしろ疑問に思う」と述べた上で、「日本の国家体制にかかわる問題なので、勉強は続ける」と話し、江田参院議員会長を座長にして皇室典範に関する議論を引き続き行っていくことを明らかにした。<2/8 16:20>

■2月8日 TBS News-i 首相、「慎重な方向に」軌道修正

 小泉総理は、今の国会で皇室典範を改正するかどうかについて、党内の議論の推移を見定めたいという意向を示しました。

 7日までは今の国会中に成立できるように努力したい、としていた小泉総理ですが、8日は一転して「慎重な方向に」軌道修正しました。

 「慎重に議論していけば政争にならないような議論がなされるのではないかと期待している。その結果を見てから判断すべき問題ではないか」(小泉首相)

 小泉総理は、このように改正案を今の国会に提出するかどうか、自民党内の動向などを見極めたいという柔軟な姿勢を初めて示しました。

 一方、自民党では、公明党との幹部協議で、皇室典範と今回のご懐妊は分けて考え、静かに勉強しようという方針で一致しました。

 「十分な勉強・議論を行っていけば必ず理解は得られるのではないか」(自民党 中川秀直 政調会長)

 肝心の総理自身が軌道修正する中、執行部にも強引に党内をまとめる動きはなく、当面、勉強会を地道に始めるしかないというのが現状です。

 「ゆっくり時間を掛けて、冷静に丁寧に議論していくことが必要」(自民党 加藤紘一 元幹事長)

 党内慎重派の間には、これで改正案提出はなくなったという強気の声が広がっています。

 今回の軌道修正が政権に与える影響ですが、慎重論を押し切って改正に突っ込んで傷つくという事態は、とりあえず避けた形ですが、一方、今の国会での成立を目指すと明言していた訳で、政権の勢いがそがれたと見ることも出来ます。

 ただ、総理周辺は「今の国会で」という方針に変わりはないとしていて、なお、巻き返しの可能性を残しています。(08日17:55)

■2月8日 TBS News-i 首相、皇室典範改正法案で慎重姿勢

 小泉総理は、皇室典範改正法案の今の国会への提出について、慎重に判断する姿勢を改めて示す一方、改正が必要だという議論になって行くように慎重に取り運ばなければならないとして、改正への意欲を示しました。

 「私はこの問題は政争の具にしないように注意しなければいけないと思っているんです。だからね、慎重にと言ってきましたけれども、より慎重に議論していく必要があるなぁと。出来れば、全会一致で改正されることが望ましいなと」(小泉首相)

 小泉総理は、法案提出について改めて慎重な姿勢を示す一方、皇室典範改正の意欲も示しました。

Q.ご懐妊という状況変化があって、方針転換したのか?
 「そうじゃなくて、やはり皇室典範の改正は必要だろうという議論に段々となっていく様に慎重に取り運ばなければならないなと。良くわかりやすくね、議論される配慮が必要だなと思っています」(小泉首相)

 その上で、「議論すれば望ましい形になると思う」と述べ、自民党内が改正で一致することに期待感を示しました。(08日20:46)

■2月8日 フジテレビ FNN 自民・加藤氏、皇室典範改正について「時間をかけて議論する必要性が強まった」

自民党の加藤紘一元幹事長は8日昼、都内で講演し、秋篠宮妃紀子さまにご懐妊の兆候がみられることで、皇室典範改正については「ここ1〜2年、ゆっくり時間をかけて議論する必要性が強まった」と述べた。
加藤氏は「ここ1〜2年ゆっくり時間をかけて、冷静に丁寧に議論するということが必要だし、また、今度の秋篠宮妃殿下のご懐妊ということで、その必要性がより強まったのではないかと思っております」と述べ、皇室典範改正法案には賛成するものの、紀子さまのご懐妊を受けて、今の国会での成立は見送るべきだとの考えを示した。
また、加藤氏は記者団に対し、小泉首相が8日午前の衆院予算委員会で、今国会成立の見送りも示唆する発言をしたことについて、「それでいいと思う。今国会にこだわれば、党内がもめて基盤が弱くなるのではないか。ある意味で、小泉政権は危機を脱したかもしれない」と述べ、小泉首相の姿勢を評価した。 2006/02/08 21:27

■2月8日 フジテレビ FNN 皇室典範改正に慎重論強まる中、小泉首相が意欲示しつつも柔軟な対応を取る可能性示唆

女性・女系天皇を容認する皇室典範改正に対する慎重論が強まる中、小泉首相は改正への意欲をあらためて示しつつも、柔軟な対応を取る可能性も示唆している。
野党はもちろん、与党内からも改正案を先送りすべきとの声があがる中、小泉首相は、まずは冷静な議論が必要だとしている。
小泉首相は「誠に喜びに堪えないところでございます。この皇室典範改正の問題につきましては、慎重に議論して、誰もがこういう改正が望ましいなという形で成立するのが望ましいと思っている」と述べた。
さらに、小泉首相は「今は意見が分かれているが、政争の具にしないように慎重に取り運んでいきたい」と述べ、国会で各党間で慎重な議論を行い、その結果を待つべきだと強調している。
また、安倍官房長官は、8日午前の記者会見で、「党で議論を深めてほしい。政府としても見守りたい」と述べている。
そして、改正案の国会提出見送りの可能性については、「今から予断を持って言うべきではない」としている。2006/02/08 11:55


■2月8日 テレビ朝日 ANN 皇室典範改正見送りへ 小泉総理"全会一致望ましい"

 女系天皇を認める皇室典範の改正について、小泉総理大臣は8日午後、記者団のインタビューに答え、今の国会への法案提出を見送る考えを改めて示唆しました。

 小泉総理大臣:「より慎重に議論していく必要がある。できれば全会一致で改正されることが望ましい。(Q.改正案は提出するのか)提出するためにも慎重に。(Q.改正案提出を見送ることも)それは気が早いことで、まず議論が必要だ」
 小泉総理は「慎重に議論する」と繰り返し、法案の今の国会への提出にはこだわらず、自民党内の議論を優先させる考えを強調しました。2006/02/08(18:55)

■2月8日 テレビ朝日 ANN 小泉総理「慎重に議論」 皇室典範改正の成立断念か

 女性天皇、女系天皇を認める皇室典範改正について、小泉総理大臣は「慎重に議論をしていく」と述べ、今の国会での成立を事実上、断念しました。

 小泉総理大臣:「私は、ゆっくりと時間をかけて慎重に審議をすることによって、おおかたの国民が今、賛否両論、意見が分かれているようでありますが、政争の具にしないように、慎重に取り運んでいきたい」
 政局含みだった改正問題は、新たな展開を受けて、さすがの小泉総理も一歩引かざるを得ませんでした。自民党内では、国会対策の司令塔、細田国対委員長が「ご懐妊でいろいろな可能性が想定される。もう少し様子を見るべきだ」と述べるなど、執行部からも小泉総理の方針に待ったをかける発言が相次ぎました。また、慎重派も、紀子さまのご懐妊という大義名分を得て、一段と勢いを増しました。こうしたことを受けて、小泉総理は「今国会での成立一直線に走るのは得策ではない」と判断しました。ただ、女性天皇や女系天皇を認めるかどうかの本質論は残ったままで、この問題は、まだまだ論争が続くことになります。 2006/02/08(12:01)




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■2月8日 NHKニュース 首相 典範で十分な議論を指示

 小泉総理大臣は自民党の中川政務調査会長と会談し、皇室典範の改正問題について、「しっかり勉強していくことが大切だ」と述べ、党内で理解が得られるよう、近く始まる勉強会などを通じて十分な議論を行うよう指示しました。秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことを受けて、自民党内には、皇室典範の改正は先送りすべきだという慎重論が強まっており、小泉総理大臣は8日の衆議院予算委員会で、皇室典範の改正案を今の国会に提出することに、必ずしもこだわらないという考えを初めて示しました。このあと、小泉総理大臣は中川政務調査会長と会談し、「しっかり勉強していくことが大切だ」と述べ、皇室典範の改正について、党内で理解が得られるよう、近く始まる勉強会などを通じて十分な議論を行うよう指示しました。会談のあと、中川氏は、記者団が「皇室典範の改正案の提出に対する小泉総理大臣の認識は変わったと思うか」と質問したのに対して、「変わってないのではないか」と述べました。これに関連して、自民党内の新人議員34人が「皇室典範は国家の基本にかかわる重要な問題であり、改正については、国民全体の理解を得るために、慎重で十分な審議を求める」とした要請書を、武部幹事長あてに提出しました。02/08 21:05


■2月8日 NHKニュース 首相 提出は議論見極め慎重に

 小泉総理大臣は8日夜、総理大臣官邸で記者団に対し、秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことを受けて、皇室典範の改正案を今の国会に提出するかどうかは、今後の議論を見極めたうえで、慎重に判断したいという考えを示しました。この中で小泉総理大臣は、皇室典範の改正について、「今までも慎重にと言ってきたが、より慎重に議論していく必要がある。できれば全会一致で改正されることが望ましい」と述べました。そのうえで小泉総理大臣は、「改正案を提出するためにも、政争の具にしないような配慮が必要だ。今の段階で提出期限を設定するよりも、みなが慎重に判断できるような議論の場を設けることが必要なのではないか。議論していけば、常識的な線に落ち着くと思う」と述べました。さらに小泉総理大臣は、記者団が「世論の状況によっては提出を見送ることもあるか」と質問したのに対し、「それはちょっと気が早い。まず議論が先だ。世論についても議論していく中で、よく見極める必要がある」と述べるとともに、「方針を転換したのか」という質問に対しては、「そうではなく、皇室典範の改正は必要だという議論にだんだんなっていくよう、慎重に取り運ばなければならない」と述べました。02/08 19:16


■2月8日 NHKニュース 神崎氏“首相の方針に従う”

 公明党の神崎代表は記者会見で、小泉総理大臣が皇室典範の改正案を今の国会に提出することに必ずしもこだわらないという考えを示したことについて、「小泉総理大臣がこだわらないというのであれば、その方針に従いたい」と述べました。この中で神崎代表は、小泉総理大臣が8日の衆議院予算委員会で改正案の今の国会への提出に必ずしもこだわらないという考えを示したことについて、「秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことの影響や、自民党内で改正にいろいろ意見があることを考慮したのではないか」という見方を示しました。そのうえで神崎氏は、「この問題は公明党が先行すべきでなく、自民党がどういう方向にまとまるかを見極めたい。小泉総理大臣がこの国会で、ぜひ改正案を成立させたいというのであれば、われわれも与党として努力したいが、小泉総理大臣がそれにこだわらないというのであれば、その方針に従いたい」と述べました。02/08 18:43


■2月8日 NHKニュース 中川氏 勉強会でじっくり議論

 自民党の中川政務調査会長は、外国の報道機関との記者会見で、皇室典範の改正問題について、近く党の内閣部会で勉強会を始め、じっくり議論して判断したいという考えを示しました。この中で中川政務調査会長は、小泉総理大臣が8日、秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことを受けて、今の国会に皇室典範の改正案を提出することに必ずしもこだわらないという考えを示したことについて「どういう趣旨で発言したのかははっきりしない」と述べました。そのうえで、中川氏は「紀子さまのご懐妊はたいへん喜ばしいが、その一方で、天皇制は国家の基本にかかわる事柄であり、どのような事態が生じても、皇位が安定的に継承される制度でなければならない。党の内閣部会で、まず政府の有識者会議の議論の経緯を勉強したうえで、じっくり議論して政府の話も聞きながら判断していくことが必要だ」と述べました。02/08 17:37

■2月8日 NHKニュース 加藤氏“時間かけ改正議論”

 自民党の加藤元幹事長は東京都内で講演し、秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことを受けて「皇室典範の改正を時間をかけて議論する必要性がより強まった」として、1、2年かけて議論すべきだという考えを示しました。この中で加藤元幹事長は「皇位を男系だけで継承するのが難しくなってきたことは事実で、安定的に継承するには、女性天皇と女系天皇を認めるのはやむをえない判断だ」と述べ、皇室典範の改正を容認する立場を重ねて示しました。そのうえで、加藤氏は「皇室典範の改正は、落ち着いて冷静に議論すべき問題であり、今の国会に提出すると言えば言うほど事態はもめる。皇太子ご夫妻の長女の愛子さまがご結婚されるまでに、少なくとも20年はあるのだから、1、2年という時間をかけて議論することが必要だ。紀子さまが懐妊されたことで、その必要性がより強まった」と述べました。このあと加藤氏は、記者団に対し、小泉総理大臣が今の国会への皇室典範の改正案の提出に必ずしもこだわらないという考えを示したことについて「それでよいと思う。今の国会への提出にこだわれば、内容がよくても摩擦が起こるし、政権の基盤も弱くなってしまう」と評価しました。02/08 17:09

■2月8日 NHKニュース 与党 今国会提出を前提とせず

 自民・公明両党の幹事長らが会談し、秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことを踏まえ、皇室典範の改正案については、今の国会への提出を必ずしも前提とせず、党の中で勉強会を開くなどして、改正問題への理解を深めていくことを確認しました。会談には、自民・公明両党の幹事長、政務調査会長、国会対策委員長が出席し、秋篠宮妃の紀子さまが懐妊されたことが発表されたのを受けて、皇室典範の改正案への対応をめぐって協議しました。この中で自民党の中川政務調査会長は「自民党の内閣部会の中に勉強会を設けて、改正案の是非を議論するのではなく、まずこの問題に対する理解を深めていきたい」と述べました。また、出席者からは「改正案を今の国会に出す、出さないより、まずは与党内で静かに勉強すべきだ」という意見や「与党内で合意が得られれば改正案を提出すればいいが、郵政民営化関連法案のときのように、与党側との十分な調整を経ずに政府側から法案が出てきて、自民党内が騒然となるのは望ましくない」という意見が出されました。こうした議論を踏まえて、自民・公明両党は、皇室典範の改正問題が政争の具となることは望ましくないとして、改正案を今の国会に提出することを必ずしも前提とせず、与党内で改正問題への理解を深めていくことを確認しました。02/08 15:05



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■2月8日 産経新聞 首相、皇室典範改正で今国会提出見送りを示唆

 小泉純一郎首相は8日午前の衆院予算委員会で、女性、女系天皇を認める皇室典範改正について「誰もが改正が望ましいという形で成立するのが望ましい。政争の具にしないように慎重に取り組んでいきたい」と述べ、今国会への提出を見送る可能性を示唆した。

 安倍晋三官房長官は同日午前の記者会見で、国会提出時期について「普通の法律と違う。今の時点でいつまでと申し上げることは適切でない」と述べた。

 首相は衆院予算委で「各党、国会で議論する場をつくって冷静に穏やかに議論されるのが望ましい。その結果を見てから判断する問題だ」と強調した。

 民主党の笹木竜三氏が、秋篠宮妃紀子さまのご懐妊を受けて「今国会に提出するのか」と質問したのに対する答弁。

 首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は昨年11月、男系男子に限った現在の皇室典範では、皇位の安定的継承が極めて困難として、女子や女系の皇族に継承資格を拡大、継承順位は男女を問わず天皇の直系の長子(第1子)とすることを柱とした報告書をまとめた。政府はこれを受け、改正案を今国会に提出する方針だった。(共同)

(02/08 11:34)


■2月8日 毎日新聞 皇室典範改正案:先送りへ 慎重論さらに強まる 

 秋篠宮妃紀子さま(39)の懐妊を受け、政府の今国会への皇室典範改正案提出に対する慎重論が8日、さらに強まった。小泉純一郎首相も同日、「慎重判断」の見解を示した。改正案成立への意欲を示した前日から軌道修正をはかり、提出先送りをにじませたものだ。そもそも改正論議は41年にわたり男子が誕生していない皇室の現状を考え、安定継承のためにと始まった。それだけに何らかの改正は必要との見方が支配的だが、皇位の継承順位などで想定できるケースにはそれぞれ課題は多く、改正論議の行方は不透明だ。【竹中拓実、犬飼直幸、谷川貴史】

 ◇「折ちゅう案」浮上も

 ★出産を待ち、改正の場合

 出産を待っても女子が生まれると、今国会で「皇室典範に関する有識者会議」の報告に沿った改正法案(有識者会議案)を成立させた場合と、継承順位などをめぐる状況に変化はない。政府は、次期国会に有識者会議案を提出する可能性が高い。法案が成立すれば、誕生した女子の皇位継承順位は6番目だ。

 男子誕生の場合はさまざまなケースが想定される。有識者会議案を国会に提出すれば、「何のために出産を見守り、法案提出を見送ったのか」などの意見が相次ぎ、これまで以上に男系男子の伝統重視派が反発を強めるのは必至だ。

 そこで、「改正せず現行の典範のままでいいのでは」との考え方が浮上する。男子が誕生すると、現行では皇位継承順位は秋篠宮さまに次ぐ3番目。しかし、現行典範のままなら、いずれ皇位継承者が極端に少なくなるのは明らかだ。

 現行では、女性皇族は結婚により皇族を離れるからで、秋篠宮家以外の宮家の女性皇族(女王)は、現在いずれも結婚適齢期を迎えつつある。有識者会議案のように女性皇族にも継承資格を広げなければ、いずれ皇族がいなくなるという状況を招きかねない。

★他の継承案に修正

 そこで最も現実的なのは、継承資格を拡大するために女性・女系天皇を容認したうえで、新たに誕生する男子が優先的に天皇になれる制度だ。たとえば、有識者会議では報告した長子優先以外に、▽兄弟姉妹間の男子優先▽女系も認めるが男系男子優先▽男系、女系にこだわらず男子優先−−の3案を検討した。

 ただ、有識者会議は、いずれも男子が生まれるまで皇位継承者が決定できないなどの理由から、「中長期的な制度としてはそぐわない」として退けた経緯がある。今回のケースだけを考慮すれば理にかなっているとの見方もできるが、法律として制度化することにはやはり無理があると考えるのが普通だ。

 そこで、有識者会議では公式には検討された形跡のない「男系のみ優先。男子と女子には平等の継承権」とする案も浮上する。「敬宮(としのみや)愛子さまが皇太子さまの次の天皇に」との国民に広がる意識と、伝統重視派の「過去に例のある女性天皇は認めるが、女系天皇は認められない」との意見を考慮したものだ。

 この折衷案は、「女系天皇」を出来るだけ避けることを前提としている。現状に当てはめると、皇太子さまの次の皇位継承者は愛子さま。次いで秋篠宮さま、眞子さま、佳子さま。誕生した男子はその次で継承順位は6番目と、必ずしも高くない。しかし、愛子さまの子供が即位する可能性は低く、誕生した男子の子供が優先的に天皇となる男系を重視する制度だ。

 ◇首相に政治的リスク

 首相が8日、皇室典範改正案の今国会提出を当面先送りすることにしたのは、秋篠宮妃紀子さまの懐妊で、法改正論議がいたずらに混乱するのを避ける必要があると判断したためだ。なお議論は続けるとしながらも、国会提出二ついては「議論する場の結果を見て判断することではないか」と明言を避けたのは、党内や世論の動向によっては、見送りを決断せざるを得ないこともあり得るため、首相は政治的リスクを抱え込むことになる。

 「今の皇室典範では、秋篠宮家に男の子が生まれたら、その男の子が皇位継承資格を持つ。これは大きな問題だ」。

 安倍晋三官房長官は7日夕、官邸で首相に会い、紀子さまの懐妊で予測される事態を説明。そのうえで、自民党で行われる勉強会での議論をまず見守るべきだと強く進言した。首相の8日の発言は、安倍氏のアドバイスを踏まえたもので、安倍氏は同日の記者会見で「自民党の議論は当然、今回の慶事も十分に踏まえたものになる。首相も同じ考えだ」と首相との一体ぶりを強調した。

 安倍氏はもともと改正に慎重とされ、改正案に反対する議員の中では、「安倍さんの本音は反対」との期待が強かった。ただ、ポスト小泉候補の安倍氏は昨年秋の衆院選で大勝した首相に逆らうことは出来ず、「官房長官だから職務に忠実でなければならない」と歩調を合わせつつ、「国会へ提出する前には与党でもしっかり議論していただく」と慎重に答えていた。安倍氏は、紀子さま懐妊により、党内での先送り論が強まるだけでなく、論理的な前提条件が変わるため、首相を説得できる好機と判断したとみられる。安倍氏と親しい議員からは「法案提出が見送られれば、安倍さんも傷つかずに済む」との声も聞かれた。

 首相は8日夜、官邸で記者団に対し、「より慎重に議論する必要がある」と発言するなど「慎重」という言葉を8回も繰り返し、自信の揺らぎをのぞかせた。

 ◇議論を封じ「勉強」強調…自民幹部ら

 自民党内では「改正案の提出は難しい」という見方が広がっている。皇室典範の勉強会を来週スタートさせるものの、その性格は当初の提出に向けた「地ならし」から、提出見送りを視野に入れて議論を封じる役割へと変わりつつあるようだ。

 自民党幹部は8日、さまざまな場面で申し合わせたかのように「勉強」を口にした。中川秀直政調会長は外国メディアとの会見で「首相から指示があったので、党内で粛々と勉強していただく」と表明。公明党との幹事長・国対委員長会談でも「静かに勉強する」ことで一致した。

 勉強会は内閣部会を中心に4、5回開き、有識者会議メンバーらとの意見交換も行う。勉強会まで中止すると「改正案提出断念」の流れが固まるため、予定通りに行うことにしたのだが、国対幹部は「勉強であって議論ではない」と指摘、別の幹部も「勉強会には提出先送りというニュアンスが当然出る」と語った。

 8日も同党新人議員34人が「国家の基本にかかわる重要な問題」と慎重審議を求める要望書を首相と武部勤幹事長に提出した。党執行部は勉強会を通し、こうした動きの沈静化も狙う。

毎日新聞 2006年2月8日 22時54分 (最終更新時間 2月8日 23時33分)


■2月8日 毎日新聞 秋篠宮妃紀子さま:懐妊受け 皇室典範改正「慎重に議論」

  小泉純一郎首相は8日夜、女性・女系天皇を容認する皇室典範改正について「政争の具にしないように注意しないといけない。より慎重に議論して、できれば全会一致で改正されることが望ましい」と述べた。3月上旬に予定していた典範改正案の国会提出を当面先送りし、各党の議論や世論の動向を見極めて慎重に判断する考えを明らかにしたものだ。秋篠宮妃紀子さまの懐妊を受け、典範改正の必要性についてなお検討する必要があることを強調する一方で、微妙に姿勢を変えた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。首相は「提出するためにも配慮が必要だ。議論していけば常識的な線に落ち着く。皇室典範の改正は必要だという議論に段々なっていくように、慎重に取り運ばなければならない」と述べ、各党が女性・女系容認を打ち出した政府の「皇室典範に関する有識者会議」の報告書の趣旨について議論するよう促した。世論への配慮については「そういう点も、議論していくうちによく見極める必要もある」と語った。

 これに先立ち、首相は同日午前の衆院予算委員会で、改正案の今国会提出について「こだわるとかこだわらないとかの問題ではない。慎重に各党で国会で議論をしていく場を作って、その結果を見てから判断されることではないか」と述べるにとどめ、明言を避けた。「今国会中に皆さんの協力を得て成立するよう努力していきたい」と述べていた7日の同委員会答弁を軌道修正した。

 安倍晋三官房長官は8日午前の記者会見で、7日夕に首相と協議したことを明らかにしたうえで「自民党内で勉強会を進めることが決まっており、今回の慶事も十分踏まえた議論になる。この議論を政府も見守りたい。首相も同じ考え方だ」と述べ、党内論議を尊重する考えを強調した。党内論議の今国会中のとりまとめについては「この問題は普通の法律とは違う。いつまでと申し上げるのは適切ではない」と述べるにとどめた。【須藤孝、野口武則】

 ◇8日午前の衆院予算委員会での、皇室典範改正をめぐるやりとりは以下の通り。

 笹木竜三氏(民主) 紀子さまの懐妊の報道があったが、今でも今国会中にこだわって皇室典範改正案を出す決意に変更はないのか。

 小泉純一郎首相 昨日、秋篠宮妃殿下の懐妊の兆候があるという報告を受けた。誠に喜びにたえない。安定的な皇位継承のためには現在の男子男系にのみ限定すると将来なかなか難しいということから、女性・女系天皇も認める改正案を準備している。改正については慎重に議論して、誰もがこういう改正が望ましいという形で成立するのが望ましい。じっくりと時間をかけて慎重に審議することによって、いま賛否両論、意見が分かれているが、政争の具にしないように慎重に取り運んでいきたい。

 笹木氏 重ねて聞くが、今国会提出にこだわらないのか。

 首相 こだわるとかこだわらないとかの問題ではないという認識だ。慎重に議論していけば、政争にならないような議論がされるということを期待している。まずよく議論して、慎重に各党において、また国会においても議論をしていく場を作って、冷静に穏やかに議論されることが望ましい。その結果を見てから判断すべき問題ではないか。

毎日新聞 2006年2月8日 12時14分 (最終更新時間 2月8日 20時39分)



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■2月8日 朝日新聞 首相、皇室典範改正「誰もが望む形で」

 小泉首相は8日午前の衆院予算委員会で、女性、女系天皇を容認する皇室典範改正案を今国会に提出するかどうかについて「各党、国会で冷静に、穏やかに議論することが望ましい。その結果を見てから判断すべき問題」と語った。自民党内の合意を取り付けられるかどうかを見極めたうえで、国会提出について最終判断する考えを示したものだ。ただ、党内には、秋篠宮妃紀子さまの第3子懐妊を受けて「今国会への提出を見送るべきだ」との慎重論が強まっており、調整は難航しそうだ。

 首相は、民主党の笹木竜三氏に対する答弁で、改正案の狙いについて「安定的な皇位継承のためには男子、男系に限定すると継承は難しいのではないか」と説明した。ただ、「慎重に議論して誰もが改正は望ましいという形で成立するのが望ましい。政争の具にならないように慎重に取り運んでいきたい」と慎重に対応する考えを強調。今国会での提出についても「もともとこだわる、こだわらないという問題ではない」と述べた。

 首相の発言について、安倍官房長官は8日の記者会見で「自民党内で勉強を進めると伺っている。今回のご慶事を十分に踏まえた議論になっていくだろう。まず、この議論を政府としても見守っていきたい」と語った。さらに、7日に首相と協議したことも明らかにし、「首相も同じ考え方だ」と述べた。

 一方、首相に近い自民党幹部は8日午前、記者団に「首相は『国会で議論を』と言っている。議論をするのは、改正案提出後だ」と語り、改正案を今国会に提出する政府方針に変わりがないとの見方を示した。同日昼の与党の幹事長、政調会長、国対委員長会談では紀子さまの懐妊と皇室典範改正問題は切り離した形で議論を進めていくことを確認した。

 会談後、公明党の東順治国対委員長は「今国会に出すのが望ましい。ただ、今国会提出に何が何でもこだわるものではない。政争の具にするのはよくないということで与党は一致している」と記者団に語った。2006年02月08日12時58分



■2月8日 朝日新聞 「最後の課題」で首相窮地に 皇室典範改正に慎重論

 「最後の国会」の最大の政権課題として皇室典範改正案の成立を明言してきた小泉首相が、厳しい立場に立たされた。秋篠宮妃紀子さまの懐妊を受けて、ただでさえ閣内にも出始めていた慎重論が一気に噴出し始めたからだ。だが改正案の行方次第では、9月に任期切れを控え、政権の求心力が急低下しかねない。

 8日、首相発言は微妙だが明らかに変わった。

 午前の衆院予算委員会で「誰もが改正は望ましいという形で成立するのが望ましい」と言い、夜には記者団に「できれば全会一致で改正されることが望ましい」と踏み込んだ。自民党内合意だけでなく、与野党合意も必要だ――改正案提出に向けて自らハードルを上げた形になった。

 背景にはこの日も広がった慎重論がある。

 「小泉チルドレン」と呼ばれる自民党新人議員のうち34人が、慎重審議を求める署名を党執行部に提出。首相の方針を支持してきた自民党の加藤紘一元幹事長も講演で「今国会で必ず通す、と言えば言うほど事態はもめる」と語り、慎重論に転じた。

 安倍官房長官が8日の記者会見で「今回のご慶事も十分に踏まえ、(自民党で)議論をいただく。総理もご同様の考えだ」と語ったのは、こうした党内事情を踏まえたものだ。

 関係者によると、安倍氏は前日、首相に慎重論が勢いを増している現状を報告。「改正準備は進めるが、与党内の議論や世論の動向を見極めて判断する」との方針で一致したという。

 首相の判断次第で、改正案は複雑な道筋をたどりそうだ。

 「任期中に皇室典範を改正する責任があると感じている」と周囲が見る首相は、これまで今国会での改正案成立を模索してきた。

 与党内では、国会提出前に与野党の協議機関を設けて事実上の合意を取り付け、「国民の総意」の形を取る案も検討されている。あくまで首相が改正案提出にこだわると、提出が当初の目標だった3月上旬から大幅にずれ込み、その場合、国会の会期延長論が浮上するのは必至だ。

 次に、政府が今国会に改正案を提出するものの、次の国会に継続審議になるケースも考えられる。首相は8日の衆院予算委員会で「国会においても議論する場をつくる」と述べる一方、同夜、記者団に「全会一致が望ましい」と語っているためだ。

 ただ、首相は9月の自民党総裁任期切れとともに退任する意向を表明しており、改正案は次期首相の手に委ねられる。「ポスト小泉」有力候補の安倍氏や麻生外相が新首相に選ばれれば、ともに慎重な立場とみられ、棚上げされる可能性が出てくる。

 さらに、紀子さま懐妊で、男系維持派は「男の子がお生まれになる可能性もある。謹んで待つべきだ」(平沼赳夫元経済産業相)と主張。首相の方針に理解を示す立場の政治家からも「1、2年じっくり時間をかけて」(加藤元幹事長)との声が漏れ始めた。首相は世論についても「よく見極める必要がある」としており、状況次第では今国会への法案提出自体を見送ることもありそうだ。2006年02月08日21時25分



■2月8日 読売新聞 皇室典範改正案、今国会提出は慎重判断…首相軌道修正

 政府は8日、女性・女系天皇を容認する皇室典範改正問題について、今国会へ改正案を提出するという従来の方針にこだわらず、改めて慎重に検討する方針を固めた。

 秋篠宮妃紀子さまのご懐妊により皇室をめぐる環境が変わったことを踏まえ、世論や与党内の議論を見極める必要があると判断した。

 政府は改正案の作成作業は予定通り進めるが、今国会への提出を見送る可能性もある。

 小泉首相は8日午前の衆院予算委員会で、皇室典範改正案の扱いについて「国会で、各党が冷静に穏やかに議論されることが望ましい。その結果を見てから判断する問題ではないか」と語った。また、「だれもが『こういう改正が望ましい』という形で成立することが望ましい。今は賛否両論があるが、慎重に審議し、政争の具としないように取り運びたい」と述べた。

 首相は今国会に改正案を提出、成立を目指す考えを示していたが、自民党内などで「紀子さまに男子が誕生する可能性がある以上、提出を見送るべきだ」との慎重論が強まったのを受け、軌道修正したと見られる。

 民主党の笹木竜三氏の質問に答えた。

 安倍官房長官は8日午前の記者会見で、「(女性・女系天皇を容認する)皇室典範に関する有識者会議の報告について自民党内で勉強を進めると聞いている。議論を政府としても見守っていきたい。首相も同じ考えだ」と述べた。改正案提出を判断する時期については、「今の時点で『いつまで』と言うのは適切ではない」と語った。

(2006年2月8日15時2分 読売新聞)




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