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核兵器保持という賭け
結局、安全な核廃棄物処分の方法はありません。地球環境が放射能汚染されれば、それが相当程度程度の軽いものであっても、それなりの影響はあります。実際に核実験は行われ、初期にはまさしく地球大気を放射能汚染する大気圏内核実験も繰り返し行われました。更に、日本については、実際に核爆弾が使用されました。
こういった事実の裏にあるのは、たとえ核保持にいろいろな危険性が避けられなくとも、核兵器保持を行うという意思でしょう。現実に核兵器を保持している国があることが、この事実を明らかなものにしています。
今までは、核廃棄物問題はあまり注目されてきませんでしたが、今後は核廃棄物処理が喫緊の課題となってきます。現代では核兵器よりも原子力発電所の方が核廃棄物を多く作り出し、原子力発電所の何割かは既に廃炉の時期に入っているからです。
核実験を行い、多くの被曝影響を実体験してきたにもかかわらず、依然として核兵器保持、そして、原子力発電所の運転が行われている現状を見ると、核廃棄物処理においても一定規模の地球環境汚染は仕方ないものとして受け入れるということでしょう。
ここには多分二つの問題があります。地球環境としての放射能汚染がどの程度深刻なものになるのか。言い換えれば、核大国である第2次世界大戦の戦勝国にとってどの程度の人的被害が予測されるのか。もう一つは、果たして、放射能汚染による地球環境の変化はどの程度正確に予測できるのか。
医学の進歩により、たとえ白内障に罹ろうと治療が可能になり、一定の被曝影響は無視できるものになる可能性があります。しかし、微生物にとってはどうでしょうか。魚や鳥についてはどうでしょうか。何十億年にもわたる進化の過程で出てこなかった新しい放射性元素が生命体に与える影響は未知のものであり、それが長期間にどんな影響を与えるかは分かっていません。
結局、核兵器保持は賭けなのです。勝つか負けるか分からない賭けでしかないのです。このこと自体が、核兵器保持が間違っていると断定できる根拠ではないでしょうか。
最後に、だからと言って、既に発生している核廃棄物の安全な処分が可能になるわけではありません。それでも、核兵器や原子力発電所を続けることは良いことではないと言えると思います。
2014年09月28日23時55分 武田信弘 ジオログ(http://geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700)はヤフーブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700)へ移行しました。CN:4295 SN:3362
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