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最初にわたしの立ち位置を書くべきだ。わたしは兼業農家で、外国の穀物や農作物がガンガン入ってきたら困る立場だ。これが、わたしがTPPに反対する理由のひとつで、もうひとつのは、『日本にほとんどメリットがない』ことだ。
大雑把な言い方をすれば、TPPとは関税の撤廃のことである。これに賛成しているのは、主に輸出企業である。例えば日本車や日本家電などは、極端な円高で競争力を失っていた。せめて関税が撤廃されて、農作物を今よりもっと大量に輸入する代わりに、日本の工業製品を買って欲しい・・・。そういう人がTPPに『早くしないと乗り遅れる〜』と叫んでいた。 じゃあ、円安が進めばどうなるのか・・・。万事解決である。そもそも、日本が参加しないTPPなんて、加盟国にとってほとんど価値がない。焦らせば焦らすほど日本が有利になると考えるほうが自然である。日本が取るべき政策は、TPPへの参加ではなく、円高の是正だ。要するに、日銀にムチを打つだけで解決する問題だ。 安倍晋三首相は、TPP交渉について、2月の日米首脳会談での参加表明を見送る方針を固めた。 安倍首相、TPP参加表明見送りへ=2月の日米首脳会談/ヤフーニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130119-00000103-jij-pol 記事は「農協の反発」が原因であると、独自の見解をまるで事実のように記している。もちろん事実だ。ただ、強引に推し進めようとしている勢力の名前は出てこない。 今回は見送ったが、参院選後にどんな判断をするかは分からない。 ひとつだけ信じたい写真がある。 安倍総理のフェイスブックのカバーにある写真だ。 http://www.facebook.com/abeshinzo いわゆる「瑞穂の国の農業」が、景観も自然も破壊し尽くして、ヘリコプターで種や農薬を撒く大規模農営に勝てるはずがない。だけど、連作障害を考慮しながら、自然と共存する日本式農法は、ミツバチを全滅させることはないし、農薬が偏ることもない。総理大臣が自らフェイスブックで国民に直接呼びかけるという、ひと昔前なら信じられない時代である。そのフェイスブックのカバー写真がこれなのだから、わたしはこれを信じようと思う。 |
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