ウイスキーと語る

兼業農家のグラフィックデザイナーです

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日本の印刷物やウェブがフリー素材サイト「いらすとや」のイラストばかりになって、若いイラストレーターを圧迫しているという記事があがっている。

「いらすとや」にイラストレーターが悲鳴 「仕事を奪っている」/J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2016/09/26279032.html


たぶん気のせいだと思う。いったいだれが悲鳴を上げているのか。

この手のイラストは以前から素材集を使うのが常識だった。広告物では独特すぎるタッチは敬遠される。だからこんなタッチは使いやすく、多くのイラストレーターが描くし、多くのデザイナーが無難さを好んで使用する。ゆえに既視感が刺激されて、「あ、またあの絵だ」と勘違いしてしまう。「いらすとや」を運営するみふねたかし氏にしてみれば迷惑な言いがかりだろう。

ストックフォトの出現で多くのカメラマンが仕事を失った。以前なら、例えば「〇〇駅」の写真が必要だとなれば撮影に走ったが、今はよっぽどレアな駅でない限り安価に、または無料でダウンロードできる。それによって仕事を失ったカメラマンはいるかもしれないが、逆に増えた仕事もある。例えば食べログなどに掲載される店舗や料理の写真だ。一般の人がフェイスブック用の写真撮影に写真館を訪れるという話も聞く。そしてユニークな商品撮影は、今もプロの高度な撮影技術に頼らなければならない。

時代が変わったのだから、若いイラストレーターは、従来型の仕事のやり方を踏襲するべきではない。恐竜は滅んでなどいない。現在も鳥やトカゲに姿を変えて立派に生きている。というか広告業界に限って言えば、従来型の仕事の取り方を続けるなら「下請け」にならざるを得ない。

下請けと奴隷は同義語に近い。字面からしてそうだ。前出のみふねたかし氏は下請けではなく、一国一城の主として絵を配信されている。これに対し、奴隷根性まるだしで「既得権益を侵害されている」などと言うのは愚かで見苦しい。まあ、そんなことを言っているイラストレーターに会ったことがないし、たぶん妄想記事だろうとは思うが。

広告業界に言いたいことがある。本当の金持ちが「お金の儲け方」などという本を出版するはずがない。経済学者の知識が本物なら、大学で子どもを相手に経済学など教えているはずがない。福沢諭吉氏が愛国心ゆえに上梓した「学問のすゝめ」には、『独立せよ』と繰り返し書かれている。広告のプロが本当に売れる広告を作れるのなら、他人の会社の広告など請け負うはずがない。下請けの立場に甘んじているのは、その技術や手法がろくでもない偽物だからだ。

資本に頼ることなく自由に広告力を発揮できる時代が来ている。広告業界は商社に転身するべきである。これまで培ってきた貴重な広告手法を安価で卸すべきではない。アフィリエイトに見るように、広告は成果報酬に変わりつつある。業界が勇気をもって広告の提供を止め、広告権を掌握し、広告をブランド化することによって、新たな信用を構築できる可能性は極めて高い。

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