ウイスキーと語る

兼業農家のグラフィックデザイナーです

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時代が少し動こうとしている。

米中が経済戦争に突入する可能性が非常に高くなった。中国製品を標的にしたトランプ大統領の輸入制限に、中国が報復措置を意思表示したからだ。

アジア圏には、中国による冊封制度という特殊な経済事情がある。中国皇帝に貢ぎ物を持っていくことで、その数倍の返礼品が貰えるという制度だ。遊牧民や倭寇の掠奪に苦しめられてきた中国には平和をお金で買うという選択肢しかなかった。冊封制度は、「武力で掠奪するよりこのほうが楽でしょ」というものだ。権威を保ちつつ、平和をお金で買う。これが中国の歴史だ。そして秦、漢、隋、唐、宗、元、明、清とすべての王朝は、平和を買うお金が尽きて滅亡した。中華人民共和国だけが例外とは考えにくい。

歴史を俯瞰すれば、「世界の工場」とか「爆買い」は朝貢が姿を変えたものだと分かる。次に中国は「世界の消費者」になろうとしたが、バブルが崩壊してしまった。お金のない中国を必要とする国はない。日本での爆買いもここ数年、力が弱まっている。爆買いがなければ中国人観光客はうざいだけである。労働者もベトナム人やタイ人、中東人の比率が高まっている。朝貢が成立しなくなると、各国はだんだん皇帝の「権威」に敬意を示さなくなる。

盗賊の首領のイメージの強いトランプ大統領だが、ここにきて中国への圧力を強めてきた。時代は繰り返す。イギリスの子孫であるアメリカが中国と喧嘩して負けるはずがない。米中の経済戦争など成立しない。100%中国が負ける。お金と権威、どちらかを失えば中国皇帝は滅亡する。そういう時代に足を踏み入れたようだ。

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Takeda
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