ウイスキーと語る

兼業農家のグラフィックデザイナーです

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2018年07月

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オウム真理教の幹部ら13人の処刑について、EUはじめ世界各国から批難する声明が届いている。死刑制度の是非に関しては、この国の選挙権を持つ日本人が選挙を介して結論を出す。海外からの口出しは無礼である。ただ、カルト教団に洗脳されて犯罪に至った者に関しては、被害者の側面もある。律するべきはカルトである。そのためにはカルトを定義する必要がある。


地下鉄サリン事件当時、「マインドコントロール」という言葉に強く興味を持ったことを覚えている。というのは事件より数年前、親しくしていた数人の同窓生らが、日蓮正宗系のカルト寺に洗脳されてしまったのをみていたからだ。わたしは広告代理店でデザインの仕事をしていたが、心理学の知識はなかった。当時はまだ、デザインはビジュアル系の仕事だと思っていた。「マインドコントロール」とか、「洗脳」といった言葉も知らなかった。

テレビに映るヘッドギアをつけたオウム信者の目が、洗脳された友人らの目と似ていた。具体的には目元の表情が乏しく生気がない。その後読み漁ったさまざまな書籍には「サメのような目」という表現が多用されていた。今なら分かるが、カルトに批判的なわたしから心を閉ざす目で、警戒感の現れだったようだ。おそらく信者同士でいるときはもっと生き生きした目していたのだろう。

良くも悪くも地下鉄サリン事件がマインドコントロールに興味を持つきっかけになった。統一教会や創価学会の信者は身近にもいた。久しぶりに古い友人から連絡があると、だいたいカルト宗教かネズミ講の勧誘だった。保険のセールスもそれに近い。洗脳されて人に迷惑をかけている友人らは、決して悪い人ではない。親切で繊細で、必ずしも頭が悪いとは限らない。

大きくなりすぎたカルト教団の中で、洗脳された若者たちが、特権階級意識や常識感覚の麻痺などで、殺人や無差別テロに手を染めた。これを手伝ったのはマスコミである。とくにTBSは、帰化朝鮮人松本智津夫の汚い顔をサブリミナルで埋め込んだり、坂本弁護士の情報を流したカルトの手先である。また複数の局が心霊番組を流していたが、これもカルト発生の土壌づくりに加担していたはずだ。

洗脳されて実行犯になった12人に関しては被害者の側面もある。松本にさえ出会わなければ小悪人程度で済んでいたか、もしかしたら普通の人生だったかもしれない。サイコパスの犯罪者を処刑することは良いことだと思うが、教祖に洗脳されて、ポアすることは「この人のためである」と信じて殺人した馬鹿については一考である。

カルトによる宗教活動を制限する必要があると思う。しかしカルトとは何か。殺人やテロを起こすなど、法を侵す行為は、カルト以前に犯罪集団である。そうではなく「教義の上でのカルトの基準は何か?」というわたしの悩みに回答してくれた書籍がある。下記がそれだ。

苫米地英人著『洗脳〜スピリチュアルの妄言と精神防衛テクニック〜』三才ブックス

著者は認知科学者で、国の要請を受けてオウム信者の脱洗脳に関わった「洗脳の専門家」だ。ラポールでも生じたのか、オウムシスターズの長女と結婚してしまった人でもある。とても危険な書籍で、無防備なまま読むと洗脳されてしまう可能性がある。しかし良いことも書いてある。そんなわけで結界を張って慎重に読んでいたら、答えが見つかった。

スピリチュアリズムを唱えたらカルトである。教義に「輪廻転生」があったら、そいつは間違いなく差別主義のカルト野郎だ。人は平等の権利を持って生まれてくる。前世での行いの善悪や、霊的ステージは存在しない。よって何人も前世で犯した罪など背負っていない。三大宗教であるキリスト教、イスラム教、仏教はともに『生まれ変わり』を認めていない。よってスピリチュアリズムから外れる。

スピリチュアリズムとは「霊的な概念を信じること」だから、例えばお寺の和尚さんに「あなた悪い霊が憑いてますよ」と言われたらカルト和尚である。霊と交信できるというシャーマンやイタコはすべてカルト詐欺師である。科学も法律も霊の存在を即座に否定する。哲学の概念で語ることができるものだけが宗教と認められる。

うちの菩提寺は臨済宗で、お盆には先祖の霊が戻ってくるなどとカルト臭いことを言っているから、「文化」のカテゴリに振り分けている。そして宗教的には、すべての宗派の生みの親である「初期仏教」だけを仏教と認めることにしている。達磨や親鸞、日蓮などではなく、釈迦の言葉のみを聞くという意味である。釈迦を否定する宗派は皆無なので、すべて丸く収まる。そして釈迦は霊の存在を認めていない。

厄介なのは「霊を見たことがある」という輩である。脳の異常による幻覚か、何かの見間違いだが、本人が信じてしまっているのだからどうにもならない。病院で治るようになると良いのだがと、切に思う。
賛否両論が分かれる問題には、わたしの意見を書いておきたいと思う。

わたしたちの文化圏では、弱さは最大の武器になる。アルフレッド・アドラーは、『社会でもっとも強いのは「赤ん坊」である。赤ん坊はすべてを支配するが、誰にも支配されることはない』と著している。そういう弱者をちゃんと保護できる社会でなければならないと思う。

ではLGBTが弱者かというと、性的嗜好はマイノリティでも、目が見えて、耳が聞こえて、足も手もちゃんと動く。「オカマ野郎」とからかわれることはあっても、それは禿やチビ、メタボ野郎と同様で、親しみやすいから言われていたり、または当人が嫌われていて、攻撃の矛先を変えられている場合がほとんどだ。聡明な人徳者がゲイであっても誰も気にしない。さらにバイセクシャルに関しては常人より選択肢が広い分恵まれているとも言える。LGBTの不幸自慢にはリアクションを返したくない。

杉田水脈氏の「生産性がない」発言だが、極めて不適切である。レズであっても妊娠はするし、ゲイは精子が無効なわけではないから、試験管で受精させることもできる。そもそも党首の安倍総理が子無しなのによく言えたものだ。人口減少は将来不安が原因であって、ベビーブーム期でも同じ割合でLGBTはいたはずだ。生産性がないわけではない。生産性を殺しているのは社会情勢である。それには政治が強く影響している。

税金を投入すべきではないという意見には賛成だ。彼等、彼女らは弱者ではない。一部のLGBTがマイノリティをアピールして我儘を言っているだけで、生産性はあるし障害者でもない。まったくの健常者である。

まとめると次のようになる。

「生産性がない」 ←不適切だと思う。
「税金を投入するべきではない」 ←その通りだと思う。
景気を良くする最短ルートは、将来の不安を取り除くことだが、この国では難しい。クリスマス、バレンタイン、恵方、土用の丑と、消費を刺激するには「ムード」が必要になる。このムードは同調圧力でもある。『世間一般は真夏にウナギを食べている。どうしてウチの食卓にはウナギがないんだ?』といった圧力だ。奥さんや恋人の誕生日に贈り物をしないと怒られるのと同質のものである。

ウナギは品薄に見える。EUからの輸入ウナギはワシントン条約で制限され、アメリカウナギも「絶滅危惧IB類」に、東南アジアのビカーラ種は「準絶滅危惧種」に指定された。ニホンウナギもシラスがほとんど捕れない「絶滅危惧種」である。神の見えざる手が働いているなら、ウナギは希少な高級品として扱われるはずだ。しかし現状はスーパーやコンビニ、牛丼屋などで大量に出回っているし、土用が終わると大量に廃棄される。

大手による大量買付の裏で、個人経営のウナギ屋の仕入れ値が上がっている。その部分だけを切り取って「品薄」と報じるマッチポンプはよくあるマーケティングである。安くて大量にあるものを品薄と煽って大量消費させる。付加価値の創造であり、真のビジネスだが馬鹿馬鹿しく滑稽である。

市場原理が働かないのは、それが真実ではないからだ。似た例はいくつもある。人手不足なのに賃金が上がらないとか、GDPが伸びているのに消費が伸びないとか。前提が本当なら間違った結果が出るはずがない。ウナギの旬は冬だが、買い時は土用の丑の日の翌日で、今年は8月2日である。オススメはそのころ安くなるサンマである。塩焼きにして大根おろしをかけて、半身は酒の肴に、半身はご飯のおかずにするといい。

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