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その後 リネは、サクサクの家で
くらすことにしました。
もう ひとりではありません。
マーサがのこしてくれた、
大切な子供たちと
いっしょです。
そして、葉っぱの部屋には
たくさんの似顔絵が ふえました。
それは、子供たちがかいた、
マーサとボノロンとゴンの笑顔の似顔絵でした。
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ボノロン
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その声に、ふいにリネは
小さいころのことを
思い出しました。
リネは泣いています。
大声で泣いています。
それをやさしく
お母さんが だきしめています。
リネには、ぼんやりと
お母さんの ほほえむ顔が 見えてきました。
なつかしい笑顔です。世界で一番好きだった 笑顔です。
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リネは、葉っぱをひとつひとつ 見てまわります。
すると、一枚の葉っぱに 目がとまりました。
「これって…。わたしに よく似てるわ……。」
リネは、じっと その葉っぱを見つめます。
その似顔絵の おでこには、きずがありました。
リネは、そっと髪を かきわけます。
なんと リネにも おなじばしょに きずがあったのです。
すると うしろから 声がしました。
「それは、おてんばだったあなたが
大カエデの木から おちた時のきず……。
あなたはずっと わたしのうでの中で
泣いていたわ……」
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