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大津の、「いじめ」(もはやいじめではない、犯罪行為)にあって死を選ぶしかなかった少年のことを思うと
どれだけつらかったろう、どれだけ痛かったろう......と涙が溢れてくる。
学校も教育委員会も加害者も 隠ぺいすることに必死で、人ひとりの命が失われているのに、
どうしてそんなことができるんだろう......と怒りとやり切れなさでいっぱいだ。
いじめ問題がクローズアップされるたび、私はある先生を思い出す。
それは昨年の春まで息子たちが通っていた中学の野球部顧問のY先生だ。
Y先生には、現在大学4年の息子が中1のときから、次男、三男と全員お世話になり、
7年間という長い時間、朝練〜授業〜部活〜帰ってくるのは毎日夜の9時、
土日も一日中遠征に連れていってくれたり、私が自分の息子と過ごす時間よりも
長くて濃い時間を子ども達と過ごしてくださった先生だ。
長男が中2のとき、野球部のなかで「ネットいじめ」があり、すぐに保護者会が開かれた。
ネットということで、犯人を特定することはほぼ難しく、対応に苦慮していた。
先生は「おまえらのやってることはイジメじゃない。れっきとした犯罪や。」
「いまから警察に行って調査してもらう。誰がやったかなんかわからんと思ってたら大間違いじゃ!」
保護者からは「先生は子供を信頼しないんですか。警察にいくまえに1人1人の話を聞いてください!」
そのとき、先生はテーブルをバーンと叩きつけて「ぼくは間違ってなんかいませんっ!」
いまから考えたら、あれは先生のパフォーマンスもかなりあったなぁって思えたりするんですが
そのあと、もちろん先生は一人ひとりと面談をし、警察にも相談をし、当時すごく流行っていた
学校BBSなるものを全てストップさせるところまでやってくれて。
そのあと、その事件は収束したものの、次から次へと、いじめ、他校とのケンカ、タバコ.....
ホームレスへの悪ふざけ....いろんな事件が起こるたびに
その先生は、一人ひとりの家を家庭訪問し、親への指導も徹底していた。
当時、野球部顧問に加えて生活指導もされていたので、Y先生にかかるとどんな子ども達もおとなしくなる。
学校一悪かったKくんは先生に飛び掛かっていったけど反対に先生からボッコホコにされていた。
もちろん、うちの子ども達も例外ではなく、なにかあると顔を腫らして唇から血が出て帰ってきたり
鼻血で服がいっぱい汚れて帰ってきたり.....正直先生に対して「ここまでしなくても」と思ったこともあたけど、
でも、殴ったあとは必ず私に電話をくれて、その夜には自宅まで「なぜ殴ったか」「これからどうあってほしいか」
そんな話を延々と1時間以上、
「僕はね、拓海君は社会に出たら人を引っ張っていくリーダーになる、
そんなチカラのある人間やとおもっているんです。だからアイツには他のやつより人一倍厳しくするし、
人一倍期待もしておるんですよ」.....と、ときには親の私よりも息子を思ってくれている、
いつも熱く子どもや私たち親に体当たりしてきてくれた先生。
そんな先生がいてくれたからこそ、息子たちは高校でも野球を続けて
そして今のところですが 悪い道に走ることもなく、優しい人間に育ってくれている。
それはすべて Y先生がいてくれたからこそ、って思っています。
だから、いまの「いじめ問題」などを見るたびに
先生、親の本気の姿、そして連携っていうのがとっても大切や実感として思うのです。
大人が真正面から本気で向かい合えば、子供たちは歪まないと思うし
いま苦しんでいる子も救えるような、そんな気がするのです。
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2012年07月18日
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