|
6月の末にパリ・シャトレ劇場でジェシー・ノーマンとコンサートをしてきました。
プログラムはオケ版のベルリオーズ《夏の夜》とパーセルの《ディドンとアイネス》でした。パーセルは『なかなか凄いなーあの歳で』と思わせるパフォーマンスでしたが、ベルリオーズは『うーんやめといた方が良かったかも...』という感じでした。
その直前にパリ管とやったバルトークの『青髭候』は凄く良かったらしいからやっぱり選曲ミスでしょうか(その後の批評でも選曲ミスを指摘されていました。やっぱり)?2年前に同じシャトレ劇場で聞いたプーランクの『声』は(巨体をもてあましていて、どう頑張っても絶望の末やつれ切った女には見えなかったのがちょっと気になったけど=なるわな、そりゃ...)凄く良かったし(何が凄いって声がねー。舞台の後ろの方向いて歌ってるのにまるで耳元で歌われている様な声量!)...残念残念。せっかくちょっと痩せたのに...
それにしてもどうして歌手というのは何歳になっても歌い続けるんでしょう。去年のヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュージックでもモンセラ・カヴァリエが生中継で歌ってとんでもない事に(自爆!チュド〜ン、て感じですか)なっていたけど、どうしてみんな昔からのファンをがっかりさせる様な事をするのかなあ。そういえば僕の憧れだったバリトン歌手ジェラール・スゼーもクソ爺になってから新しいCDを出して(しかも昔録音した事のあるフランス歌曲ばかり!やめてえ〜)周りを脱力させた事があった。あれはショックだったなー。やっぱり何事も引き際が大事。
そういえば我が恩師ジョルジュ・バルボトゥも僕が知り合った頃はすでに引退していたけれど、そこここで演奏しなきゃいけない機会があって、いつも『僕はもう演奏したくないんだ。昔のようには吹けないし、自分で満足できる演奏ができる歳じゃない。でも周りがそっとしておいてくれないんだ。』と本当に悲しそうに言ってた事を思い出す。
うーん難しい。凄く年取っても素晴らしい演奏をする人も居るし(概して鍵盤楽器だけれど)、一まとめにしては語れませんね。
皆さんはどう思いますか???
|