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ピリオド・アプローチ

最近日本でもピリオド・アプローチの事が話題になって来ているようですが...

管楽器は進歩の速度が早いので果たして全部完璧にピリオド・アプローチで演奏できるかどうかというと問題がちらほら。特にフルートは5年10年おきに新しいシステムや発明が行われた時期があるので、下手すると同じ作曲家の曲ばかり集めたコンサートでも初期と後期では楽器を変えなければならなかったり...

ホルンに関してもこの曲には絶対これ、という掟はありません。例えば今度友達がやってるオケがヘンデルのジュリアス・シーザーを演奏する際に穴なしのバッロクホルンでやるか、穴付きのバロックホルンでやるか、はたまたナチュラルホルンでやるかというのでとても揉めたそうです。結局は穴なしのバロックホルンで右手のテクニックを使って演奏するという事に決まったそうですが、じゃあナチュラルホルンでやればいいのに...という気がしないでもない。

僕は去年同じヘンデルの《アルチナ》とグルックのバレー音楽が一緒に入っているプログラムで何の楽器で吹こうか散々悩んだ末、結局ナチュラルホルンで全部通した事があります。でもやっぱりバロックホルンとは音色が違うので(演奏の出来は別として)あまり良くなかったかも、と思っています。でも正直言って楽器を2つも3つも持って飛行機には乗れないし。

しかもその前には《ベルリオーズが指揮していた当時のパリ音楽院のオーケストラを再現する》というお達しがあって、ピストンホルンでグルックを吹いたことがあって、ここまで来るともう脳みそが逆噴射しそうです。しかもピッチは歌手の都合で440だったりする(苦笑)。

今年はストラヴィンスキーのプルチネルラとかワーグナーのオペラ《ラインの妖精》(知らないよそんなオペラ)とかをピリオドアプローチでやる予定ですが、一体どの楽器で演奏してよいやら...ストラヴィンスキーは多分セルマーの上昇管システム、ワーグナーは替え管付きのピストンホルンでと思っていますが、ワーグナーテューバとかはどうするのかなー、疑問。

でも一番問題なのはどの楽器も常々平行して練習しておかないといざと言う時に困るという事。それでなくても練習する時間が無いのにねー。という今も本当は明日からのマヌリの新曲の練習をしなきゃいけないんだけどさっき楽譜開いてちょっと(難しくて)目が点になってしまったのでただいま《逃避中》です。本番は金曜日。ほっほっほっほっほ、麿は苦しゅうないぞよ。ちこう寄れちこう寄れ。ってお公家さんごっこしてる場合じゃないんだわさ。まだスーツケースの整理もしてないし、洗濯もしてない。あーあ。

あと一週間で何日か休みが...

がんばって〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ


誰も励ましてくれないので自分を励ます奴。
今やっとこさ最後のコンサートが終わりホテルのロビーでボーっとしています。

それにしても東京国際フォーラムに比べてずっと場所が小さいところに無理やり人数を押し込んでいるのでちょっと無謀です。はっきり言って人ごみの中で身動きが取れない事もしばしば...東京国際フォーラムは中庭にゆっくり出来る場所があるけれど、ナントはそれさえ無し。控え室も小さなところをオケ2つ3つで共有しなければならないので貴重品も置いておけません。お客さんの間からも不満の声が上がっているようです。当然だよねー。

こっちが本家ですが正直言って僕は東京のフォルジュルネの方が好きです。もっとお祭りっぽいし、スペースもずっと広いし、大体オーガニゼーションが日本の方がしっかりしている。フランスはラテン系の悪いところがこういう所で出てくるのか送り迎えのバスが30分来なかったり、事務局に質問しても返事が返ってこなかったりと散々です。日本には《ナントのフォルジュルネへ行く》というツアーがあるそうですがわざわざ来なくてもねー、と僕は思います。まあちょっとスノビスムもあるのかもしれないけど...

日本の皆さん、わざわざナントまで来なくても東京国際フォーラムに行った方がいいよ〜ん。

名物に旨いものあり!

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さてザルツブルクで食べたものといえば、先ずは《ウインナ・シュニッツェル》ウイーン風子牛のカツレツです。ドイツ語圏は概して食べ物が素朴で良く言えばシンプル、悪く言えば質素な事が多いのですが、さすがお金持ちの町ザルツブルク、美味しいもの盛りだくさんでした。ビーフストロガノフやザルツブルク風子牛のカツレツ(きのこ、ベーコン、たまねぎ入り)とかも美味しいし、ケーキも美味しい。イタリアから近いせいもあってイタリア風のワインバーとかもあり、トリュフ入りのバターとか白いバルサミコ酢とか変わった食材も手に入る。

そして極めつけは自家製リキュールを20世紀初めから製造している Sporer 。ザルツのメイン通り Getreidegasse にある小さなお店ははっきり言って知らないと通り過ぎてしまうけれどここが素晴らしい!!!小さなお店の中はビンを持って買いに来る近所の人、白ビール片手にリキュールを飲む常連さんでごった返していますが、英語の出来るご主人はとても親切に対応してくれます。友人と何人もで押しかけて店の売り物殆どただで味見して山ほど買い物しました。さすが観光地、おじさんはドイツ語、英語、スペイン語、イタリア語そしてフランス語の訳の書いてある表を持っていて『これは何のリキュール?』と聞くたびにそれを見せてくれていましたがその中にひとつ『???』という訳が...何かの木の実で作ったリキュールらしいのですがその仏訳が 『con de Zibre』 con とはマOコのことなので訳すと『ZibreのマOコ』となりちょっと飲んでみたくない感じです。みんなでおじさんに言うべきかどうか悩んだ末1人が勇気を出して『あのーこの訳ちょっとまずいと思います。』と言った後耳元で何故かを説明するとおじさん耳まで真赤になってあわててマジックを探す始末。意味が分からない奥さんがしきりに『どうしたの?ね、どうしたの?』と聞くのを無視して慌てて訂正していました。

ここで買った洋ナシのリキュールでフレッシュ・フォアグラを料理してみたいです。あーよだれ。

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という訳で(どういう訳か知りませんが)、ザルツブルクから帰って今ナントに居ます。

それにしてもザルツブルクは街全体がモーツァルト一色で何だかなあ。モーツァルトは天才だし(年を重ねるごとにそう思う)、彼の音楽は素晴らしいしみんながそれに向かって突進するのは理解できるんだけど。それにしても町のどこを見てもモーツァルトばっかり、モーツァルトチョコに、モーツァルトリキュール、魔笛公園、モーツァルトが生まれた家、育った家、モーツァルトのTシャツにボールペンと来るともう好きなものを食べ過ぎて食あたりをおこした様な感じに... この小さな町で一年中コンサートがあってその殆どにモーツァルトの曲が入っていると思うとめまいが...もういっそのこと『モーツァルト最中』とか『モーツァルト饅頭』とか売ったろか〜。

僕らのコンサートは月曜と木曜の朝11時からでしたが両方ともモーツァルテウム満員。一体彼らは働いていないんでしょうか???そりゃあ大部分はお年寄り(定年退職者)、もしくは働く必要が無いお金持ちという感じでしたが若い人もちらほら。お金持ちといえばうちのオケをとても贔屓にしているフォン=カステル=カステル伯爵夫人というのがオケ全員をザルツブルクの高台にある自宅に招待してくれましたが同僚が(重量オーバーで...)エレベーターを壊してしまいとんだ騒ぎに...

さてコンサートですが、1つめがアンヌ=ゾフィー・フォン・オッターとグルックとモーツァルトのアリアをいくつか、グルックのバレー組曲『ドン・ジュアン』そしてモーツァルトの『ジュピター』。僕の持っている『ド』の管があまり良くなくて前から新しいのを探さなきゃと思っていましたがやっぱり今回吹いてみてもあんまり良くない。でもナチュラルホルンの替え管は単一で買うと高いんだよなー。ハイB管買ったら300ユーロだったし...その辺に落ちてないかなあ。

2つめのコンサートはハイドンの103番。僕以外のメンバーはスペインツアーで演奏してきたばかりで曲を知らないのは僕のみ。一度も通さないまま本番。おーっほほほほほほほ、何て適当なんざましょ。次がモーツァルトのピアノ協奏曲ハ短調、ソリストはアンドレアス・シュタイアー。むちゃ上手し。そして最後がモーツアルトの40番。この曲はモダン楽器でも大変ですが(ホルン吹きは頷いてくれるに違いなし)、ナチュラルホルンはもーっと大変。あああああああああ、ここで失敗すると首が〜〜〜〜飛ぶ。しかも2日前にマルク(ミンコフスキー)と食事してこれからうちのホルンパートをどうして行くか、という話し合いをしたばっかりだったのでここでとちると洒落にならない。

で、とりあえずまあ上手くいってくれたんだけれど(完璧だったと言えないのが悲しいけど...)、ブラボー、ブラボーの中マルクがまず木管を立たせて首席奏者たちと握手をし、次にホルンの所へ。僕らを立たせた後何を思ったのか突然僕の頬にキスを(!?)。『へ?そんなに良くは無かったと思うんだけど...』と戸惑いつつキスを返したものの(フランスで言う Bises ですね)額に縦ジワが...

オケ全体に思いっき?H1>

という雰囲気が流れた後、2日前に2人っきりで夕食に行くところをみんなに見られていたので『もしやあの2人????』という疑いの眼で見る同僚たちが何人か...

違います〜〜〜お願い〜信じて〜〜〜〜〜。僕らの間には何にも有りましぇ〜ん。マルクは東洋人には興味無いんだよ〜〜〜。僕も全く興味無いですちなみに〜〜〜〜。


と叫びたい気持ちをぐっと抑えてにこやかに挨拶を。うーむこのまま変な噂が流れたらどないしよ。とほーっ。悲しいー。

という訳で今日の一言《李下に冠を正さず》

現実逃避...

はっきり言って日記なんて書いてる場合じゃないんだけど...

正に逃避行為です。
今週は税務署から追徴金のお知らせが来た上に(とほほ)、同居人には査定が入ったりして何だかもう《マルサの女》状態です。しかも僕の追徴金は税務署が記入を忘れた分を僕が確認しなかったからだと。なめてんなーさすが。そりゃあね申告用紙に《本人がきちんと確認して間違いの無いように》って書いてあるけどさ。日本じゃありえないよなー。

明日からザルツブルクに行ってきます。行きたくないよー。何でかって?遠いし(電車で9時間近く...)、プログラムは大変だし(モーツァルト40番、41番とハイドンの103番、その他アリアだの何だの一杯)、パリ戻ってすぐまた地方だし...

日記なんか書いてる暇があったらナチュラルホルンさらえよな!って言われそうだな。あーまったくその通り!!!

でもダラダラしてしまう僕って一体...

早く2月の中旬になって休みの日が来ますように。ってまだまだだな。

あ、その前にフィリップ・マヌリの新作の初演があった。あ〜〜〜〜〜〜!一体いつ練習しろっていうんだろうナントから帰ってきて2日間じゃ絶対無理だよなー。でも明日からモダン楽器は持って行けないし...じゃあ...今日さらえって事???

ちゅどーん!


という訳で自爆したのでそっとしておいてね。

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