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はっきり言って日記なんて書いてる場合じゃないんだけど... 正に逃避行為です。 今週は税務署から追徴金のお知らせが来た上に(とほほ)、同居人には査定が入ったりして何だかもう《マルサの女》状態です。しかも僕の追徴金は税務署が記入を忘れた分を僕が確認しなかったからだと。なめてんなーさすが。そりゃあね申告用紙に《本人がきちんと確認して間違いの無いように》って書いてあるけどさ。日本じゃありえないよなー。 明日からザルツブルクに行ってきます。行きたくないよー。何でかって?遠いし(電車で9時間近く...)、プログラムは大変だし(モーツァルト40番、41番とハイドンの103番、その他アリアだの何だの一杯)、パリ戻ってすぐまた地方だし... 日記なんか書いてる暇があったらナチュラルホルンさらえよな!って言われそうだな。あーまったくその通り!!! でもダラダラしてしまう僕って一体... 早く2月の中旬になって休みの日が来ますように。ってまだまだだな。 あ、その前にフィリップ・マヌリの新作の初演があった。あ〜〜〜〜〜〜!一体いつ練習しろっていうんだろうナントから帰ってきて2日間じゃ絶対無理だよなー。でも明日からモダン楽器は持って行けないし...じゃあ...今日さらえって事??? という訳で自爆したのでそっとしておいてね。
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徒然草
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日常の事色々と。
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さて今日は僕の弟子たちの話をしようと思います。 今学校でクラスにいるのは初心者のガキンチョ2人入れて全部で6人です。ガキンチョはかわいいけどとっても大変です。学校によっては2人先生がいて1人はガキンチョ中心に、もう1人が日本で言う音大レベルの生徒、と分けられている場合もありますが、うちの学校はホルンのクラスが出来てまだ6年位なのでそういう贅沢(?)は許されません。 一番ちっちゃいのが10歳のマティス君。ホルンを始めてまだ2年目ですが去年飛び級をして第一過程の2年目に入ってしまいました。ところがそれですっかり安心したのか今年はあんまりまじめに練習してくれない。トホホ。音色はとても良くてリズム感も抜群ですがタンギングが『?』で、毎週口を酸っぱくしていってもなかなか改善が見られず... 次が11歳のオスカー君。彼はホルン始めていま3年目ですが去年飛び級したマティス君に追い着かれてしまった。それが結構ショックだったらしくて去年の学年末試験のときは呆然としてました。彼はお父さんが教育パパで『子供の音楽の勉強を見てやれるように今年からソルフェージュを始めました!フンガー!』という感じで意気込みが違います。だから手間を惜しんで連絡帳に何も書かなかったりすると次の週『先生、先週連絡帳に何も書いてなかったのでどこを練習させてよいのか分からなくて困りました。きちんと書いて下さい。』と突っ込まれてしまいます。オスカー君はとってもかわいくて僕のコンサートを聴きに来た次のレッスンの時に耳元で『昨日先生がソリストとしてステージに出てくるの見たよ。周りの人にあれが僕の先生なんだ、て自慢したんだよ。』とか言ってくれます。彼はこつこつタイプで着実に進歩していますがリズムに問題あり。どうしたものか。 とは言っても2人のガキンチョを見ているとやっぱりホルンは(というか金管楽器は)ヨーロッパのものだなあと思います。楽器を持って初めて音を出したときにまったく無理がない。アンブシャーの形がどうの、楽器の角度がどうのというのに全く関係なく自然に音が出る。体格、体系や筋肉の問題でしょうが日本人の同じ年の子供ではこうは行かない。うちの学校には《アトリエ》というシステムがあって、9歳前後の子供たちに4週間単位でいろいろな楽器を演奏させるのですが、時々『あんた本当に今までホルン触った事ないの???』といいたくなる位に上手に吹く子(特に女の子)がいてビビリます。そういう時は結構親にプッシュして『お宅のお子さんは絶対ホルンをやるべきだ。』と言うのですがどうもフランスは管楽器がマイナーで『うちの子にはピアノやらせます。』とか『金管はうちで練習されるとうるさいのでヴァイオリンしにます。』とか言う親が多くて... さて次はエマニュエル君。彼はかの有名なオーボエ奏者ダヴィッド・ヴァルテールの息子です。彼は今高校生でもともと違う学校で勉強していたのですが先生とウマが合わなくて『もうホルン止める。』と言い出したのをきっかけに親が二人で『とりあえずタケノリが教えている学校を見学に行って決めなさい。』と説得してうちのクラスにやって来ました。見学した日の夜お母さんから電話があって『あなたのクラスだったらホルン続けたいと言っているので来年からお願いします。』との事、今年でうちのクラス2年目です。彼は長年障害になっていた歯の矯正が今月の中旬に終わるので今とても興奮しています。『生涯で一番のクリスマスプレゼントだ!』と喜んでました。こちらはみんな歯の矯正をするので管楽器の先生にとっては結構辛い所です。これから伸びる、という時にある日何の前触れもなく矯正の装置を着けて現れてドッヒャー、ということもしばしば... 彼は今年からナチュラルホルンも始めました。いつもパワー全開のお父さんとは違ってボーッとしていますがとてもいい子です。プロになるつもりは多分あんまりないとは思うけれど生涯楽器を吹いていくタイプです。 今年から来た生徒に藤丸さんがいます。彼女はとても不思議な経緯で僕のクラスにやって来ました。去年長い闘病生活の末お父様が亡くなられて『自分の人生に悔いが残らないように。』と前からもっときちんとしたいと思っていたホルンの勉強をしにワーキングホリデーまでとって自費で勉強しに来ている頑張り屋さんです。バイトをしつつの勉強は大変そうですが一生懸命やっています。一番最初のレッスンで吹いてもらった時は、よく吹けるものの音色が...という感じでしたが最近は練習の甲斐もあって見違えるように音が良くなって来ました。 それにしてもどうして日本では音色の事をあまりうるさく言わないのでしょうか?吹奏楽で楽器を始めるととりあえず早く楽器が吹けるようになってコンクールの曲をこなさなければいけないというのがあるのかもしれませんが、音色に魅力がない人が多すぎる。フランスでは(というかヨーロッパでは)何の楽器でもまず音色が良くなければ見向きもしてもらえない。自分の出している音にもっともっと敏感になって欲しいです。 もう1人の日本人は工藤さん。彼女は国立音大で西條君のお弟子さんでした。テクニックも音楽性もあって絶対パリのコンセルヴァトワールに入れる、と思っていましたが運に恵まれず今年はうちの学校とルエイユ=マルメゾンの学校を掛け持ちしています。表現力も豊かで難しい曲もパッパとこなしますが、一番大事な基礎の部分が少々不安定。今年はそこを重点的に勉強してもらっています。彼女を見ていると昔の《器用貧乏》だった頃の自分を見ている感じがして時々ドキッとしますが... 彼女は親御さんからのプレッシャーが結構強いらしく《早く帰って来いコール》がかかっていたようですが、出来ればあと2年くらいはゆっくり勉強して欲しいな、と思っていた所、先週無事木管五重奏でポール・メイエの室内楽のクラスに合格。あめでとう! 真打は僕より年上のジャン=バティスト。彼はレ・ミュージシャン・デュ・ルーブルの同僚でトランペット奏者。前から時々ナチュラルホルンを吹いていたものの『やっぱりせめて1年間誰かときちんと勉強しよう』と決めてうちのクラスにやって来ました。ベートーヴェンのソナタから始めて今はモーツァルトの協奏曲、ギャレーのエチュード等結構大変な曲を練習しています。レッスンするには自分もナチュラルホルン毎日練習しないといけないので結構辛いですが勉強にはなります(笑)。彼は仕事先で一緒になった有名なナチュラルホルン奏者から『何でうちのクラスに来ないんだ』と詰め寄られたそうです。バロックの世界は結構狭いのでモダン楽器と両方やっている奴(僕みたいに)は結構白い目で見られます。みんな《自称スペシャリスト》だからねー(笑)。正直言って と言ってあげたい今日この頃... という訳でなかなかヴァラエティーに富んだクラスです。最近オルレアンのコンセルヴァトワールに来ないかという話があったりして結構真面目に悩んだんだけど(地方の音楽院の中ではレベルも高いし生徒の数もずっと多くて収入の安定にもつながる)、やっぱりコンサートで生活できるうちはそのままで行きたいかなー。カシャンはうちから30分で行けるし週1回行けばいいだけだし、やっぱり魅力的です。それに今まで面倒見てきた生徒にまさかオルレアンまで来いとは言えないしね。 もう少し年を取ったら考えよう。てその頃にはもう用無しになってるってか???ありがち... 今日の一言《亀の甲より年の功》
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知り合いから数日前《色気違い》はフランス語でなんと言うかという質問を貰いました(笑)。彼女の身近にそういう人が居るそうです。居るよねー(笑)。 で、単語は色々あります。 まず女性の淫乱は一番オーソドックスなのが Nymphomane (ナンフォマンと発音します。ウルトラマンの又従兄弟みたいですが。)。この言葉は妖精を意味するニンフから来ていて精神病の一種として(日本語で言うセックス依存症でしょうか) Nymphomanie という言葉もあります。ちなみにオケの同僚に一人異常にセックスが好きな女性が居て、会う度に僕は "Salut Nympho, ça va?" 『あ、やりマO、元気?』と声をかけていますが、本人はぜーんぜん気にしてないのでガハハと笑っております。 次に良く使うのが Mangeuse d'hommes 。直訳すると《男食い》ですが、何故か女性にしか使いません。《女好き》を Mangeur de femmes とは絶対言わない。何ででしょう?不思議だ。これは主に次から次へと男を誘惑して用が無くなったらポイ、と捨てる女性を示します。 もっとあからさまに《やりマO》と言いたい時は、Chaud du cul 《ケツが熱い奴》、または Chaudasse 《熱いアツイ奴》と言います。よっぽど良く知っていて冗談を言い合う中でもない限りこんな事をいったら張り倒されると思います。これは男性にも使えて Chaud de la bite 《チOコが熱い》というと何時もその事ばっかり考えている男性を意味します。何故か金管男性に多い気がするのは(僕以外ね)気のせいでしょうか... 男性に良く使うのはやっぱり Queutard でしょう。Queue と言うのは棒状の物を指します。ビリヤードで言う《キュー》ですね。あとは想像して下さい。訳はもう《やりチO》以外にありません(笑)。 もっとかわいらしい言い方をするには Coureur de jupon というのがあります。これは直訳すると《スカートを追いかける》となり、日本で言う《女のケツを追いかける》というのと全く同じです。 さて、フランス語の勉強はこれくらいにして、どうして目的も無くフランスに来たがる日本女性には外人専門のやりマOが多いんでしょうか?僕の友人にも着いたその日にすぐやったと言っていた女性がいます。もう何だか目つきが座っちゃってて怖かったなー。別に本人の自由だけどもう少し選べばいいのに... なにもあんな禿げて中年太りのおっさんと... そんなに外人がいいのかなー?(素朴な疑問)。モノが大きいという伝説があるけど、(全国の平均値は確かに日本より欧米諸国の方が高いけど)伝説は伝説だよ〜ん。 あ、面白い話思い出した。友達の女性(フランス人)から聞いたんだけど、数年前にあるバーで無茶苦茶かっこいい男性に出会って(本人曰く『もう筋肉ばっちばちですごーくハンサムでスーツをバシッと着込んで、いやーん、て盛り上がったんだけど...』)、お互い猛スピードでナンパしあって、さすがにすぐには事に及ばなかったんだけど次の夜には男性の部屋に行ったんだそうな。で事が始まっていざ、と男性が服脱いだ途端彼女目が点になってしまった。あのーそこにあるのはツクシンボウ???これから大きくなるなるのかしら??? でも本人はぜーんぜん気にしてなくて『オーラやったるでー!』と盛り上がっているので水を注す訳にもいかずとりあえず事に及んだんだそうだ。で、失礼にならないように(?)とりあえず喘いだりしつつ(礼儀正しい人ですね)内心(早く終わって〜〜〜)と思ってたんだけどなかなか終わんなくて(さびしーっ)、仕舞いには『フフン、どうだい俺のテクニック』とか言い出したのであんまり頭に来て『テクニックも何もあんたのモノ入ってんだか入ってないんだか分かんないわよ!』と言ったら『フフン子供だな。心配するな。セックスは悪い事じゃないんだ、お互い楽しもうぜ。』と全く反省する気配なし。彼女(こりゃだめだ〜)と思って無言で服着て帰ってきたんだと。 という訳で話がずれてしまいましたが、まあ彫が深い顔が好き、とか毛深いのが好き、とかフランス男性を好きな女性には色々言い分があるとは思いますが、全員が全員アラン・ドロンみたいな顔してる訳じゃ無いしねえ。そういえば彼も大分歳をとって昔の面影が薄くなりつつありますね。 まあ好きこそ物の上手なれ、と言うので皆さんせいぜい頑張ってください。でもこちらの男性に受けようとして《フランス人がイメージする東洋女性のメイク》をするのは止めて下さい。いくらなんでもあれはひどい。アイシャドウ目の上5センチ幅、口紅真っ赤、頬紅まん丸... あんたは京劇の役者かー!!! 今日の一言《あばたもエクボ》または《腐っても鯛》
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フランスはまたしてもストです。95年に12月丸々一月ストだった時の事を思い出します。あの時は毎週自転車でコンセルヴァトワール行ってたんだよなー。おおさぶっ! 今回は国民の半数以上がストに同感できないと答えているので多分95年の様な事は無いとは思うものの...今度やるときはもっと暖かい時期にしてね。ってでも今国会で予算投票してるからなんだよな。 ちなみに国鉄が何でストをしているかというと、今までは運転手は50歳で、その他の部署は55歳で定年退職できたんだけど(早すぎ!)もう数年前から国民年金のシステムが破綻しているわけです。で、政府は民間企業と同じように60まで引き上げるという案を出したわけですがこれに運転手がみんな反対してる。でもねえ、50歳定年ていうのは昔まだ石炭で走ってた頃の名残だからちょっとずうずうしいよなー。つまり昔は蒸気機関車の運転手の仕事はとっても大変だった訳です。石炭積んで、暑い思いしながら煙まみれになって悪いガスも沢山吸ってそりゃあもう50歳定年でも遅いくらいだったと思います。でも今は...ただ座ってるだけで運転も殆どオートマだしねえ。ニュース見ててぶっ千切れたのはたかだか20歳くらいの運転手が『仕事が大変でいつ定年になるかを目標に働いてるのに今変えられちゃたまらない。』『日曜休日に働く事もあるし。』とほざいてたのを見たときです。20歳で定年のこと考えるなー!!!もう一人の30歳くらいの女性は『定年の早さに惹かれて入社した。』だと。おい、もっとちゃんと仕事選べよっ!!!俺だって日曜休日働いてるぞー!!!(ゼイゼイ) そういえばこの間チケット変える時間が無くて飛び乗ったTGVの車掌も感じ悪かったな。駅の機会殆ど全部ぶっ壊れてて(フランス来た事のある方は頷いてますね、きっと。)早めに着いたのにも関わらずチケット交換出来なかったって言ってるのに『だめだめ。あんたらが今の保守の政府選んだんだからね。(関係ないだろ!!!)その政府がこういうシステムにしたんだからこのチケットはねもう無効。分かった?む、こ、う!ハイ罰金払ってね。』だと。ぶっ千切れそうになるのをぐっと堪えて静かに説明を続けて結局OKになったけどあんなやつらが僕らの税金で養われているなんて許せんっ!!!死ね〜〜〜〜!(出た、死ね死ね光線!) 今日はこれからブルターニュ地方のヴァンヌまで行かなければなりません。ナントまでは幾つかTGVが走っているようなのでそれに立ち乗りしてそこからバスでヴァンヌまで。勘弁して欲しい。あ、でも月曜ストだったら授業しなくていいかも。ラッキー。うそうそ。生徒が読んだら怒っちゃうよー。全くの嘘です。授業楽しいなあランランラン。 昨日の夜テレビの討論会を見ていたら(勿論ストと年金がテーマ)、ある経済学者が『日本のシステムを見習え。日本はみんな同額の年金を貰っていて、お金がある人はその他に貯蓄をしている。フランスみたいに本人が最後に貰っていた給料と同額を国が本人が死ぬまで払い続けるなんて不可能だ。』と言ってました。他のメンバーは『でも日本はシステムも元々の思考回路も違うから...』とか答えてましたがまあここまで来ちゃうとちょっともう《隣の芝生》って感じだよね。 それにしてもフランスの労組は凄い力を持っていて何か改革しようとするとものすごい騒ぎになる。そりゃまあ組合は大切だけどさ、何でもかんでも反対すりゃいいってモンじゃなかろうに。今、学生もストをしていて『国鉄の皆さんに同感して一緒にデモに参加します。駅も閉鎖するの手伝います。』だと。ふざけんなー!お前らまだ社会に出て働いてもいないくせに何が共感するじゃ!そういうのは親のすね齧るの辞めてから言えっ!ストでも働きに行かなきゃならないこっちの身にもなってみろ!!! 落ち着いて落ち着いて。ハアハア。 どうしてここ数年今まで革新よりだったフランス人たちが保守に傾きつつあるのかが段々分かってきました。だって革新は『労働者の権利拡張を!』とか言うだけでこれから先国のシステムや経済が破綻をきたさないためにどうするかなんて考えてないもんね。フランスは社会主義国家だから貧しい人や社会から脱落してしまった人達を助けていくのは当然だけど、だからって中産階級から全部ぶんだくっていれば済むって言う問題じゃあないよね(今年の税金は我が家には超キッツーイっす)。それにフランスは本当に困っている人以外に《いかにシステムを上手く利用して働かずに食べて行けるか》を目指している人達が本当に沢山居ます。困ったモンだよねーやっぱりラテン系。日本人にはちょっと理解不能。 さて用意をして出かけるかな。メトロ無かったらどないしよ。いくらなんでも楽器とスーツケース持ってモンパルナスまでは歩けましぇん。ふぅーっ(溜息)。
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