アート&コンサート

[ リスト | 詳細 ]

自分のコンサートや、見に行った展覧会の事など。
記事検索
検索

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 前のページ | 次のページ ]

たった一音の違いで...

先週はポワトゥーシャラント管弦楽団でのツアーでした。3つの街で演奏したあと土日がポワティエの新しいホールでのコンサート。曲はストラヴィンスキーの『兵士の物語』、ファリャの『ピエール親方の人形劇』、ラヴェルの『ピアノ協奏曲』『マ・メール・ロワ』『クープランの墓』。

この『ピアノ協奏曲』は1楽章にホルン吹きならみんな知っている怖いソロがあります。で、昔コンセルヴァトワール時代に学生オケでこれをやって何故か《本番のみ》失敗した事のある僕は、それ以来コンサートでこれが出て来る度に異常に緊張してしまう。今回もポワティエのコンサートはフランス国営放送が録音する事が決まっていたので、失敗したら記録が残っちゃうよ〜ん、えへへへへへ。とへらへら笑いながらも内心は緊張しっぱなしでした。

さて練習は滞りなく進み(指揮者がちょっとね...)1回目のコンサートもひどい音響のホールだった割にはまあまあ。これでやっと過去のトラウマから開放されると思ったら、そうは問屋が卸さなかった...

2日目のコンサートも順調に進みソロに差しかかる。《ソーソーソソソーシーシーラシ...》

ああああああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


やってしまった〜〜〜〜


《ド》が出なかった〜〜〜〜〜のはどーして〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!


コンサートが終わってからも正しく《針の筵》。同僚はみんな優しいから『こういうこともあるって。』とか『一生に一度も失敗しない人なんていないよ。トップレベルの演奏家でもこういう事はあるって言う証拠だよ』とか『タケノリ失敗しないのに慣れちゃってたからね。ハハハ。』と色々慰めてくれるものの、もう気分はどん底。こんなソロもまともに吹けないんだったら首席降りようかな、とか急に弱気になってしまう。

考えてみればたった一音、たった一秒の出来事なのにそれだけで人生真っ暗になってしまうなんていやな商売だよねー。でも正直言ってリサイタルではこんな風に緊張した事がない。理由は簡単。リサイタルで失敗したら聴いてる人は(あ、あのホルン吹きとちった。)と思われるだけだけど、オケだと連帯責任になってしまう。勿論どの楽器が失敗したか位は一般の聴衆にも分かるけれど、彼らはあくまでオーケストラのコンサートに来ているわけであって、ソロを失敗したのを聞いたら(オケのレベルが低い)と思うわけでしょ?それにリサイタルやコンチェルトだったら沢山音があるから1つ位失敗してもいくらでも名誉挽回する機会があるけれど、オケのしかもせいぜい数小節しかないソロで失敗すると聴いている人には《ただ下手なホルン奏者》と思われてオシマイ。だから僕はオケの方が10倍緊張するんだなー。

で、肝心のポワティエのコンサートは...幸い上手く行ったけれど緊張で倒れそうだった。まあこれで後世にへたっぴな録音が残らなくて済むと思うと一安心(笑)。まだシーズン始まったばかりなのにこれじゃあ先が思いやられます。12月にはメシアン(渓谷から星々へ)があるし1月はショスタコビッチのチェロコンがあるし、このままだとシーズンが終わる前にまた胃に穴が開くかも...

時々違う商売がしたくなる今日この頃です。(弱気)
2ヶ月ぶりの投稿です。時が経つのは早いねー。

7月はずっと働いていました。ブルゴーニュ夏のオペラフェスティヴァルというのに参加してディジョンへ行っていました。天気も良くてなかなか良かったけれどホテルがね...ぼろいのはともかくシャワーから出て熱いのでそのまま《ふり0ん》で涼んでいたら掃除のおばさんノックもせずに入ってくるし(もっとすごい事してたらどうするんだ!?)、朝食はみんな『え?これで全部?』っていう量だし、こういうところで予算を削っているんだろうか。うーむ。

でその後モンペリエのフランス国営放送の音楽祭へ。うちのオケ(ペレアス)の前に《ストラリヴァリア》という弦楽合奏団(モンペリエ国立響のメンバーらしい)が演奏したのはいいけれどその夜は特別に全員がストラリヴァリウスで演奏するというのが売りで、何とその日の朝どっかの音楽博物館の楽器が護送されてきたので大騒ぎ。各演奏家にシークレットポリスが付いて回って楽屋裏は勝手に行き来が出来ない(!)し、自分の楽器じゃないからいくら名器だといっても大した音しないし、もう何だかなーという演奏でした。正しく『豚に真珠』って失礼か...

でコンサートが終わってそのまま夜行でロワイヨンという街の講習会へ。朝8時に着いて9時半からレッスン。もう頭が朦朧として...主催者が親切にもオーシャンビューのアパートを借りてくれて歩いて2分で砂浜まで行ける所だったんだけどあまりにハードスケジュールで結局海には2週間入らずじまい。もったいない!まあ仕方が無いこちとらレッスンしてお金貰っている訳だからそちらが優先なのは当然。

で8月頭2週間だけ休みがあったので田舎のセカンドハウスへ。始め数日は天気が良かったものの後は雨と風の毎日。しかも1年分の片付け物や庭仕事が溜まっていてそれに追われるうちにヴァカンス終了。とほほ...

半ばからレ・ミュージシャン・デュ・ルーブル(ちなみに日本語で《ルーブル音楽隊》と訳すらしい。何だか変)で仕事。まずはベルリオーズのイタリアのハロルド、ストラヴィンスキーのプルチネッラとチャイコフスキーのくるみ割り人形という変な取り合わせのプログラム。一応ピリオドアプローチなので、楽器は何を使うべきか迷う。本当ならベルリオーズは変え管つき上昇システムの19世紀半ばのフランス製ピストンホルン、ストラヴィンスキーはセルマーのピストンホルン、チャイコフスキーは19世紀後半のバルブホルン、という事なんだろうけどまさか楽器3つ持ってツアーには出られないし...で結局ベルリオーズとストラヴィンスキーは同じセルマーのピストンホルンで吹くことに。でも楽器2つだけどね。

でこのプログラムが超辛かった...ベルリオーズは吹きっぱなしだし、ストラヴィンスキーはモダンで吹いても大変なのに...チャイコフスキーもFシングルで吹くと結構辛い。音をはずす度にマルクが『大丈夫?』と聞くので結構ぶっちぎれそうになりながら『心配しないでください。このプログラムすごーく大変なので疲れているだけです!』と言いつつも内心(でも本番も疲れてたりして。洒落にならなーい)と思っていました。

でコンサートが終わってパリに戻ってきたその夜に今度は《ウィーンのオペレッタ》というシリーズの練習。これも本来ならウィンナホルンを使うべきだけれど持ってないしチャイコフスキーで使ったバルブホルンでお茶を濁す。どうせ伴奏だしなんて高をくくっていたらとんでもなかった。大変じゃんこのプログラム!でその日2日後のシリーズの詳細を見たら《楽器/バロック》と書いてある。

え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ聞いてなーい!!!


だってバロックホルン本番で吹いたことないし(おいおい)楽器も持ってないんだわさ。で、あせってラッパの同僚に『ね、バロックホルン持ってるでしょ。貸して。』と擦り寄る。『いいけどいつ使うの?』『明日から。』『で、吹いたことあるの?』『無い』『.......』でも親切に次の日持ってきてくれました。ありがたやー。という訳であと半日でこの楽器吹けるようにならないとなー2日後はもうルツェルンの音楽祭だし。あはははははー、あまりのことにすかっりハイに。しかし慣れていないので指使いを間違える。仕方が無いので楽譜にいちいち指使いを書き込む(恥ずかしー)。

さて次の日練習。オケ僕以外全員このプログラム10回以上演奏しているので1回通してオシマイ。おーい頼むからもっと練習してー、と思っても無理な話。次の日スイスのルツェルン音楽祭へ。どこがカットかとか、繰り返しとか良く理解していないので2番の子に『合図してね』と頼む。久しぶりに緊張ー。フルートのジャンが自分の楽器かどうかと訊くので『違うよ。ジャンバティストの。だってバロックホルン本番で吹くの初めてだもん。』と言ったらびびってた。マルクには絶対に告げ口しないように念を押す(憤死しちゃうね、きっと。笑)。

で、本番前に楽屋裏でうろうろしてたら日本人の方に声をかけられる。誰だろうと思ったらなんとブログで僕のことを書いていたハンブルク在住の泉毅さんだった。ルツェルンのアカデミーに来ているとの事。もっとゆっくり話をしたかったけれど、指使いをおさらいしないと危ないので失礼して楽屋へ。で、本番は...まあこんなもんか、っておい。流石に次の日のリヒテンシュタインの方が余裕を持って演奏できたけど、まあ当然か。この日はハイドンのシンフォニーもあって大変だったけど。と言うわけで

無謀ざます〜〜〜〜〜!


さてリヒテンシュタインの演奏会前、事務局の人とマルクの楽屋に呼ばれる。僕の前に仮に首席をしていたベルギー人が事務局に怒りと非難の手紙を送って来たとか...あーまたもや音楽とは全く関係ない問題が。この話はまた次回!

母がやっと退院して、手術の結果、これからの治療のことなど電話で直接話してくれました。声を聞く限りでは1ヶ月前とは全く違う元気さですが、姉の話によるとがりがりに痩せているとの事、本人にあったら『元気になった』なんて呑気な事言ってられないかもしれないけれど...

さて先週金曜日にアルルの音楽祭でコンサートをして来ました。まだまだ観光には早い時期かな、等と思っていたのに、流石(?)日本人が沢山歩いておりました。ゴッホの力は凄い!で、コンサートはシューマンの2台ピアノ、2本のチェロとホルンのための《アンダンテ、主題と変奏》という曲がメインのプログラムで、当然というか何というか僕は《アダージョとアレグロ》も演奏しました。

ピアノはブラジル人のジャン=ルイ・ストイアマンとギリシャ人のヤニス・ヴァカレリス。2人とも大御所なのでちゃんと練習していかなきゃ、と思っていたのに楽譜を書く仕事が遅れていたために気がついたらもう明日...は〜、気が重い。南仏はこの時期あんまり人もいないし気候も暑すぎないしヴァカンス、ヴァカンス、って気分になれたらいいのに。ああ小心者。

でアヴィニョンの駅まで迎えが来ることになっていたので朦朧としつつ(前の日徹夜)降りていくと若いチェリストが二人既に待っている。タクシーの中で話を聞くと一人はまだコンセルヴァトワール在学中、もう一人は大学院を出てもうすぐジュリアード音楽院へ留学するとの事。わかーい!2人はラヴェル音楽アカデミーの奨学生としてこのコンサートに抜擢されたとの事。でもまだそんなにコンサートの経験がないらしく色々と質問される。いつコンセルヴァトワールを卒業したのか聞かれたので96年と答えると、2人とも絶句してしまう。悪かったね年で。

さてそんなこんなでホテルへ到着。2年前に来た時と同じホテルでアルルの旧市街の中のとても心地のいい宿。前回と違って今回はソリスト扱いなのでちょっと上等な部屋かなあなどと思っていたら何とスウィートルームに通される。ちょっとびっくり。スタンダードな部屋ですでに『素敵ーっ』とはしゃいでいる若者2人には絶対に言うまいと思っていたのに結局ばれる。『何でタケノリはスウィートなの?!』と言うので『あんたらとは歳が違う』と言うと『いくつ?』と訊くので正直に(?)『39』答えると2人とも仰天する。それにしてもこの部屋無意味にでかいなあ。サロン、寝室、浴室以外に専用のテラスまである。たかが寝る場所なのになーもったいない。パリの自分のアパートより大きいし、貧乏性なので却って落ち着かない...

部屋に荷物を置いて昼食へ。アルルは前に1週間滞在したことがあるので小さくて美味しい隠れ家的なレストランを結構知っているんだけど若者たちは観光客で賑わうフォーラム広場へ行きたい様子。ま、仕方がないか。でもどうしてあのゴッホの描いたカフェに行くんだ!高くてまずいに決まってるだうに。で、結果は...何も言うまい。

その後練習。ピアニストは2人とも上手だけどぜーんぜんスタイルが違う。どうしてこの2人が2台ピアノで弾いてるんだろう???若者は2人とも目が点になっている。アダージョとアレグロは自分の練習していたテンポよりずーっと遅く弾かれて酸欠になる。ブレスの位置変えなきゃね、とほほ。

練習が終わって若者2人と夕食に行くと2人とも不満が爆発して質問攻めにあう。『どうしてあんなにがんがん弾くの?』『どうして2人ともあんなにタカビなの?』『あれしか練習しなくて明日コンサートでいいの?』『彼らは一体ギャラいくら貰ってるの?』エトセトラ。まあこれから頑張ってプロになろうと思っている若者たちにとっては自分の過去のキャリアの上に胡坐をかいてやっつけでコンサートをやる《大御所》が許せないのは分かる気がするけど。そなもんだよ、とはあまり言いたくなかったので『いや、ああいう人たちばっかりじゃないから』と慰める。実際年に100以上コンサートをこなすようになると毎回《120パーセントで全力投球!》という訳には行かなくなってくるからね。だからと言って手を抜くわけではないけれど、毎回自分が思う通りに演奏できるミュージシャンなんていないんじゃないだろうか。僕自身は...うーむ。いつも『誰が聞いているか分からないから絶対失敗してはいけない』と思って気合は入れているけど自分で満足行くコンサートなんてそんなにいくつもあるわけじゃあ...ね。

で、結局コンサートは気合で(?)成功。若者たちもそれなりに満足そう。コンサート後主催者である出版社《アクト・シュッド(Acte Sud)》の社長の家にお呼ばれ。その家が...絶句。アルルの旧市街のど真ん中にプール付き(!)でしかも塔まである巨大な石作りのおうち。でもって彼らは更にカマルグに別荘があるんだと...あっそ。そうかこんなに金持ちだったらホテルのスウィートルームの1つや2つどうってこたぁ無いわな。くっそーこんなことならがんがんシャンパンでも飲むんだった、ってそりゃせこいか。うそうそ。

帰りの電車の中でも仕事して、パリに戻ってからも徹夜続き。このまま明日から日本です。でもやっと母に会えると思うと嬉しい。仕事持ったまま行くのが玉にキズだけど...

母さん待っててね!

飛行機で眠れますように...

再びスペイン

只今またもやツアー中です。はーっ...忙しくて新しい記事を書かずにいたら1ヶ月経ってしまいました。

一昨日がブダペストのリスト音楽院ホール、昨日がフランクフルトのオペラ座と来て今晩スペインのムルチアに着いた所です。疲れたー。リスト音楽院のホールは小さいながらも音響がとてもいいホールでなかなか良かったです。フランクフルトのオペラ座はとにかくでかい!前日の7倍くらいのキャパの所での演奏は(しかも満席)ちょっと感じが違って何だか...でもコンサートは多分フランクフルトの方がよかったかも。

プログラムはフォーレの《シャイロック》組曲(シェークスピアの《ベニスの商人》用の劇場音楽)、カントルーブの《オーベルニュの歌》、そしてサンサーンスの交響曲第2番。楽器はセルマーのピストンホルン。小さなソロが方々にあって結構大変です。しかもアレンジの仕事を抱えて来ているのでホテルに帰ればコンピューターに向かってせっせと仕事...悲しいよ〜〜〜〜〜。ってな訳でブダペストでは楽しみにしていた温泉にも行けず悲しい思いを。まあ温泉でハンガリー人のエロじじいにケツなでられるよりはまし???(前回は結構貞操の危機が...)

で、昨日もあまり時間が無くせっかくフランクフルトに居るんだからという理由でコンサート前にオペラ座の前のカフェでフランクフルトソーセージとジャガイモのサラダを食べただけ。何だかなー...まあ仕事なのでしょうがない。

で今日夜11時にやっとスペイン南部のムルチアに着いて今同僚数人と食事をして来ました。さすが音楽家はグルメが多いというか連れて行ってもらったレストランが超美味し!!! あ〜〜〜感動の嵐〜〜〜!

テーブル席が満杯だったのでカウンターで食事したのが大正解。先ずは生ビールで乾杯してがんがん料理を頼む。先ずは小さめのジャガイモを丸ごと炒めたものにアイオリソース(にんにく入りのマヨネーズの様な物)をつけて食べる。シンプルながら美味い!次は勿論生ハム。フランスにも美味しい生ハムがあるけれどスペインものには敵わない。お店の人にお勧めを訊いてカツオのマリネ、青唐辛子の揚げ物、うなぎの稚魚とジャガイモの炒め物(あ〜〜〜思い出しただけでもよだれが〜〜〜)、アーティチョークの揚げ物に生ハムを載せて食べる一品など次々と平らげる。あまりの美味さに身を捩じらせて唸っている僕を見て調理場のお姉さんがげらげら笑ってたけど構いやしない。だって本当に美味かったんだよ。生ビール4杯赤ワイン2杯飲んで結構気分が良くなってはしゃいでいたら、みんなに『あ、タケノリ喜んでる。でもこいつ食いすぎ。店入った時にこいつの体重量るべきだったね。他人の4倍食ってるよ。』だと。その通り!おーほっほほほほ、お前らが甘いんだぜ。小さな巨人という別名があるのを知らなかったのね、うふふ。って本人も知らないけどさ。

でもって今ホテルに帰ってきた所です。それにしても部屋が馬鹿でかい。スペインのうちのオケのエージェントは腕がいいのかいつも超豪華なホテルを取ってくれますが果たしてたかが寝るだけの場所にこんなにお金掛けていいのかなー、と貧乏性の僕は思ってしまう...ちなみに僕の部屋にはセミダブルが2つ有ります。一体こんなでかい部屋で何をしろというんだか...今皆さんにお見せしようとして写真を撮ろうと試みた所でかすぎてフレームに収まらない事が判明。あははー。

明日は夕方のリハまでフリーですが観光してる場合じゃないかも。ホテルにこもって仕事かなー、悲しすぎ。でももっと早くから書いていればこんな目には会わなかったよなー、ああ自業自得。しかもさっき友人から来週のリハの確認があってすっかり忘れていた事が判明。まずい。自分のスケジュールが把握できなくなってくるとちょっと危ないです。考えたら8月までこの忙しさが続くという現実が...誰かマネージャーになって〜〜〜お願い〜〜〜。

ああもう夜中の1時半。早く寝て明日の仕事に備えないとね。おやすみなさーい。

ピリオド・アプローチ

最近日本でもピリオド・アプローチの事が話題になって来ているようですが...

管楽器は進歩の速度が早いので果たして全部完璧にピリオド・アプローチで演奏できるかどうかというと問題がちらほら。特にフルートは5年10年おきに新しいシステムや発明が行われた時期があるので、下手すると同じ作曲家の曲ばかり集めたコンサートでも初期と後期では楽器を変えなければならなかったり...

ホルンに関してもこの曲には絶対これ、という掟はありません。例えば今度友達がやってるオケがヘンデルのジュリアス・シーザーを演奏する際に穴なしのバッロクホルンでやるか、穴付きのバロックホルンでやるか、はたまたナチュラルホルンでやるかというのでとても揉めたそうです。結局は穴なしのバロックホルンで右手のテクニックを使って演奏するという事に決まったそうですが、じゃあナチュラルホルンでやればいいのに...という気がしないでもない。

僕は去年同じヘンデルの《アルチナ》とグルックのバレー音楽が一緒に入っているプログラムで何の楽器で吹こうか散々悩んだ末、結局ナチュラルホルンで全部通した事があります。でもやっぱりバロックホルンとは音色が違うので(演奏の出来は別として)あまり良くなかったかも、と思っています。でも正直言って楽器を2つも3つも持って飛行機には乗れないし。

しかもその前には《ベルリオーズが指揮していた当時のパリ音楽院のオーケストラを再現する》というお達しがあって、ピストンホルンでグルックを吹いたことがあって、ここまで来るともう脳みそが逆噴射しそうです。しかもピッチは歌手の都合で440だったりする(苦笑)。

今年はストラヴィンスキーのプルチネルラとかワーグナーのオペラ《ラインの妖精》(知らないよそんなオペラ)とかをピリオドアプローチでやる予定ですが、一体どの楽器で演奏してよいやら...ストラヴィンスキーは多分セルマーの上昇管システム、ワーグナーは替え管付きのピストンホルンでと思っていますが、ワーグナーテューバとかはどうするのかなー、疑問。

でも一番問題なのはどの楽器も常々平行して練習しておかないといざと言う時に困るという事。それでなくても練習する時間が無いのにねー。という今も本当は明日からのマヌリの新曲の練習をしなきゃいけないんだけどさっき楽譜開いてちょっと(難しくて)目が点になってしまったのでただいま《逃避中》です。本番は金曜日。ほっほっほっほっほ、麿は苦しゅうないぞよ。ちこう寄れちこう寄れ。ってお公家さんごっこしてる場合じゃないんだわさ。まだスーツケースの整理もしてないし、洗濯もしてない。あーあ。

あと一週間で何日か休みが...

がんばって〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ


誰も励ましてくれないので自分を励ます奴。

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 前のページ | 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事