アート&コンサート

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自分のコンサートや、見に行った展覧会の事など。
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今やっとこさ最後のコンサートが終わりホテルのロビーでボーっとしています。

それにしても東京国際フォーラムに比べてずっと場所が小さいところに無理やり人数を押し込んでいるのでちょっと無謀です。はっきり言って人ごみの中で身動きが取れない事もしばしば...東京国際フォーラムは中庭にゆっくり出来る場所があるけれど、ナントはそれさえ無し。控え室も小さなところをオケ2つ3つで共有しなければならないので貴重品も置いておけません。お客さんの間からも不満の声が上がっているようです。当然だよねー。

こっちが本家ですが正直言って僕は東京のフォルジュルネの方が好きです。もっとお祭りっぽいし、スペースもずっと広いし、大体オーガニゼーションが日本の方がしっかりしている。フランスはラテン系の悪いところがこういう所で出てくるのか送り迎えのバスが30分来なかったり、事務局に質問しても返事が返ってこなかったりと散々です。日本には《ナントのフォルジュルネへ行く》というツアーがあるそうですがわざわざ来なくてもねー、と僕は思います。まあちょっとスノビスムもあるのかもしれないけど...

日本の皆さん、わざわざナントまで来なくても東京国際フォーラムに行った方がいいよ〜ん。

イメージ 1

という訳で(どういう訳か知りませんが)、ザルツブルクから帰って今ナントに居ます。

それにしてもザルツブルクは街全体がモーツァルト一色で何だかなあ。モーツァルトは天才だし(年を重ねるごとにそう思う)、彼の音楽は素晴らしいしみんながそれに向かって突進するのは理解できるんだけど。それにしても町のどこを見てもモーツァルトばっかり、モーツァルトチョコに、モーツァルトリキュール、魔笛公園、モーツァルトが生まれた家、育った家、モーツァルトのTシャツにボールペンと来るともう好きなものを食べ過ぎて食あたりをおこした様な感じに... この小さな町で一年中コンサートがあってその殆どにモーツァルトの曲が入っていると思うとめまいが...もういっそのこと『モーツァルト最中』とか『モーツァルト饅頭』とか売ったろか〜。

僕らのコンサートは月曜と木曜の朝11時からでしたが両方ともモーツァルテウム満員。一体彼らは働いていないんでしょうか???そりゃあ大部分はお年寄り(定年退職者)、もしくは働く必要が無いお金持ちという感じでしたが若い人もちらほら。お金持ちといえばうちのオケをとても贔屓にしているフォン=カステル=カステル伯爵夫人というのがオケ全員をザルツブルクの高台にある自宅に招待してくれましたが同僚が(重量オーバーで...)エレベーターを壊してしまいとんだ騒ぎに...

さてコンサートですが、1つめがアンヌ=ゾフィー・フォン・オッターとグルックとモーツァルトのアリアをいくつか、グルックのバレー組曲『ドン・ジュアン』そしてモーツァルトの『ジュピター』。僕の持っている『ド』の管があまり良くなくて前から新しいのを探さなきゃと思っていましたがやっぱり今回吹いてみてもあんまり良くない。でもナチュラルホルンの替え管は単一で買うと高いんだよなー。ハイB管買ったら300ユーロだったし...その辺に落ちてないかなあ。

2つめのコンサートはハイドンの103番。僕以外のメンバーはスペインツアーで演奏してきたばかりで曲を知らないのは僕のみ。一度も通さないまま本番。おーっほほほほほほほ、何て適当なんざましょ。次がモーツァルトのピアノ協奏曲ハ短調、ソリストはアンドレアス・シュタイアー。むちゃ上手し。そして最後がモーツアルトの40番。この曲はモダン楽器でも大変ですが(ホルン吹きは頷いてくれるに違いなし)、ナチュラルホルンはもーっと大変。あああああああああ、ここで失敗すると首が〜〜〜〜飛ぶ。しかも2日前にマルク(ミンコフスキー)と食事してこれからうちのホルンパートをどうして行くか、という話し合いをしたばっかりだったのでここでとちると洒落にならない。

で、とりあえずまあ上手くいってくれたんだけれど(完璧だったと言えないのが悲しいけど...)、ブラボー、ブラボーの中マルクがまず木管を立たせて首席奏者たちと握手をし、次にホルンの所へ。僕らを立たせた後何を思ったのか突然僕の頬にキスを(!?)。『へ?そんなに良くは無かったと思うんだけど...』と戸惑いつつキスを返したものの(フランスで言う Bises ですね)額に縦ジワが...

オケ全体に思いっき?H1>

という雰囲気が流れた後、2日前に2人っきりで夕食に行くところをみんなに見られていたので『もしやあの2人????』という疑いの眼で見る同僚たちが何人か...

違います〜〜〜お願い〜信じて〜〜〜〜〜。僕らの間には何にも有りましぇ〜ん。マルクは東洋人には興味無いんだよ〜〜〜。僕も全く興味無いですちなみに〜〜〜〜。


と叫びたい気持ちをぐっと抑えてにこやかに挨拶を。うーむこのまま変な噂が流れたらどないしよ。とほーっ。悲しいー。

という訳で今日の一言《李下に冠を正さず》

風邪はほぼ治ったけど

ようやく熱も下がり今日このシリーズ最初のコンサートを終えてきました。
指揮はオランダ人のアリー・ヴァン・ベック。とても好きな指揮者の一人ですが今晩のプログラムはちょっと変???

ウェーバーの《ユリアンテ序曲》(知らないよそんな曲)
シューベルトの《ロザムンデ序曲》(何で序曲が2曲???)
シューベルトのリートオケ版(編曲レーガー、シュトラウス、ウェーベルン等)
シューベルトの交響曲第6番

ね、変でしょ?もう序曲2曲終わった時点で疲れが...でオケ版のリートなんだけどウェーベルンの編曲がひどい!!!もうみんな何じゃこりゃ、とか言いながら演奏しておりました。バリトンとソプラノのソリストは2人ともとても上手なのに...もったいないなー。

明後日からのプログラムには他にもロッシーニのウィリアム・テル(またもや序曲!!!)とかは別として他のオケ版のリートとかベリオがシューベルトの10番の断片を基に書いた《レンデリング》とか在るけどどうしてこういった著名な作曲家たちは我らの偉大なシューベルトの曲をアレンジするのにシューベルト自身のオーケストレーションを学ばずに勝手な事を書くのかなー。せめてナチュラルホルンで吹けるように書けよ、おい!ストップ奏法とか多用してるウェーベルンとかは論外としてもシュトラウスのアレンジもどう聞いてもシューベルトには聞こえないし...唯一ちゃんとしているのはブラームスのアレンジでしょうか。

世の中《偉大な作曲家=優れた編曲家》と思っている方たちが多いようですが、勘違いも甚だしい。あんなに素晴らしい曲を書くショパンだってピアノコンチェルトのオケパート見たら脱力しそうなくらいど下手だし...

全然関係ないけどさっきめちゃむかつく事があったのでここに書いておこう。26日からザルツブルクに行くんだけどフライトの事も何も言ってこないからどうしたのかなあと思っていたら今朝電話が...『チケットうちのほうで手配するんでしょうか?』一瞬意味が分からず『?』となっていると『ザルツブルクのコンサートのみ出演されるのはあなただけなので』『は〜?お宅で手配してくれるの当然でしょ???こっちは頼まれて行くんだから』『じゃ、今調べて電話します』『...』で、数時間後『あのーパリ発ウィーン経由があるんですがウィーンでの待ち時間が7時間近いんです。いいですか?』『いいですか、ってそれ以外に無いならしょうがないですね。』『でもその便とっても値段が高いんです...』『は〜?(呆れて言葉も出ず)お宅僕にザルツブルクまでどうやって行けって言うんですか、じゃあ???』『もう一度調べて電話しなおします』

何じゃそりゃおどれ〜〜〜〜!こちとらなめとんかーーーーーー!!!


ぜいぜい。で、結局電車で行くことに。結果的にはその方が早くて乗り換えもシュトゥットゥガルトで1時間未満だし良かったんだけど正直言ってオケの係の態度に問題あり。あの〜一応これでも首席なんですけどー。まるで『あんたなんかにそんな高い金は出せない』と言われている様で腹が煮え繰り返ってしまった。本当にレ・ミュージシャン・デュ・ルーブルは事務局に問題あり。あーやだやだ!

お前ら反省しろ!

ホルンを吹いてて良く訊かれるのが『どこのメーカーの何と言うモデルを使っているか。』という事です。これが困るんだなー。そりゃヤマハ吹いてるの位は自分でも分かってるけどモデルねー、えーっと今5分かけてやっと見つけた所には668VSNと書いてありました。668って言うのはなんとなく覚えてたんだけどなー。

そういえば数年前にヤマハさんのご好意で東京の救世軍ホールでコンサートさせてもらった時は僕がモデル訊かれて答えられないのを見てビビッたヤマハの偉い方が『根本さんの使用されている楽器は668VSNです。』ってみんなに言ってたよな。恥ずかし〜い。

でも昔からあんまりどこのなんていう楽器か考えずに吹いてきたせいで38歳になった今もあまり興味をもてない。要は自分が吹きやすくて音色が気に入るって事だからねー。だって下手糞なヴァイオリニストにいくらストラリヴァりウス持たせたって急に上手くなるわけじゃないと思うんだけど...でもホルン吹きはオタクが多いせいか3人集まれば楽器がどうのマウスピースがどうのって話してるからなー。そんな時間あるなら練習しろ練習を!

ちなみに僕は一番最初に吹いたのがニッカンの(知らない人も多いでしょうね)メロホルン、その次が顧問の先生の持ち物だったアレクサンダー(モデルは知らん)、その次が恩師古田先生から借りたコーンの8D、で芸大入って初めて買った自分の楽器がアレクサンダーの103(これも回りにアレクサンダーにしろ、と言われて買った)、その次に買い換えてやっぱりアレクサンダーの103の赤。でコンセルヴァトワール卒業してやっぱりオケより室内楽、ソロを増やして行こうと思って違う楽器が欲しいなー、と思っていた所でたまたまヤマハを試奏して気に入ったのを買ったという訳です。ね、結構いい加減でしょ。マウスピースも周りの人がこれがいいよって言ったのを試して吹きやすかったらそれにしてるから、リムがどうのカップの形状がどうのと言われると困ってしまう。弟子に『どういうマウスピースを使ったら良いでしょうか。』と聞かれたりすると『知りませーん』としかいえない自分が...

で、せめてモデルの名前くらいは覚えるようにしていたんだけど...

シテ・ドゥ・ラ・ミュージックでのコンサートで僕の後ろで3番吹いてたピエール=オリヴィエ(ルーアンオペラ座首席&コンセルヴァトワールの同級生)が『タケノリ何の楽器吹いてんの?』と聞いてきたので結構胸張って『ヤマハの668番』って答えて内心『オーッホホホホ武蔵破れたり!こんな事もあろうかとちゃんと暗記した来ましたのよ。足をお舐め!女王様とお呼び!(あれ、ちょっと違うか)』とか思ってたら、なんと『で、667とどう違うの?』

ガ〜〜〜〜〜〜〜ン!タリラーン、タリラリラン、ラン(←バッハトッカータとフーガでお願いします)


『し、知らない...』アホアホ、そんな質問すんな! と八つ当たりしても仕方が無い。引きつった笑顔で『あ、ああそう。そうだよねータケノリは昔からそういうこと気にしないもんね。』だと。知ってんなら聞くなよ。

という訳で今日の一言『弘法は筆を選ばず』
誰だそこで『弘法も筆の誤り』とか言ってる奴は!
さてさてホルン奏者としての近況です。

今年は何だか無謀なプログラムが沢山あって、この1年振り返ってみると《ああ無情》という感じです。
1月はポワトゥーシャラント例年の《楽しい日曜日》(こちとら楽しくねーんだよオイ)という催し物があって、11時にフォーレの《ペレアスとメリザンド》(どソロあり)、ドビュッシーの《ダンス(タランテラ)》(ホルンのソロで始まる)と吹いて、14時30分からバルトークのピアノ協奏曲(ソロだらけ)とドヴォルザークのチェロ協奏曲(ソロだらけ)、17時よりシベリウスの《ペレアスとメリザンド》とチャイコフスキーの1番(どソロで始まってずーっと吹きっぱなし)でチャイコフスキーが始まる頃にはすでに疲れ切っていて頭も朦朧『これでソロとちったらクビかも』等と思いつつ辛い本番を終えました。でも良く考えたらだれかアシスタント頼めば良かったんだよなー。バカバカ。

2月はベルクの室内協奏曲+ドヴォルザークの管楽セレナーデとこれまた無謀なプログラム。

3月は学生オケの指揮+胃潰瘍(この話はまた改めて...)

4月、5月はモーツァルトのシンフォニァ・コンチェルタンテがあってすでに大変だったのにGWの東京国際フォーラムの『熱狂の日々』が入って日本へ駆け足ツアー。帰ってきたのが8日。時差ぼけでデレッとしている所にレ・ミュージシャン・デュ・ルーブルより電話(夜10時半!)があり『マルク(ミンコフスキー)が明日カルメンのゲネプロ吹きに来て欲しいって言ってます。』だと。『あのー楽譜も貰ってないしピストンホルン1年間吹いてないしちょっと危険じゃないかと...』『あ、でももうそう決まったみたいなので明日6時にシャトレ劇場来て下さい。じゃ、おやすみ〜。』って、お〜い日本行く前に言ってくれれば楽譜貰いに行ってちょっとは練習したのに...

さて当日。1時間早めに行ってとりあえず楽譜を見て、音程の悪いピストンホルンと格闘しつつオーケストラピットへ。マルク曰く『皆さんタケノリは昨日までツアーで練習に来られなかったんだけど今日から参加です。タケノリありがとう。』周りに聞いたら『え?知らなかったの?もう何日も前からマルクは君が来るって言ってたよ。』だと。お〜い本人に知らせろ本人に!!!

6月またもやツアー。

7月エクス・アン・プロヴァンスで《後宮からの逃走》屋外は辛し。(《ダイエット成功》参照)

8月ヨーロッパツアー。ロンドンのロワイヤル・アルバートホールで昔からの夢だったBBC Prom'sに出演。ラジオ、テレビ同時生中継。この中継って言うのが僕はとっても苦手で、もうマイクとかカメラを見ると心臓がバクバクしてしまう。本番で失敗する事も普段は『まあ機械じゃないし当然当然』等と思っていても、さすがに記録が残ると思うと『人生の汚点がまた増える...』と思ってしまう。なのに今年の大事なコンサートは殆ど全部録音か録画が入ってたもんだから胃に穴が開くんだよなー。

9月はリサイタルがあって、終わったら1週間楽器を持たずにヴァカンスへ!と思っていたらフランス放送響より電話。『今月末室内楽のコンサート出られますか?』『...はい。』やっぱりいやとは言えない。さて練習に行ってみるとバッソンの首席のJean-François Duquenoisがいて僕を見るなり『君誰?』『うちのオケ来た事ある?』『フランス国立響から来たの?』『うちのオケの首席は2人とも空いてないの?』ととっても親切な質問。そりゃね、見た事も無い変な東洋人がホルン抱えてやってきていきなり首席のところに座ったらビビルよな。悪かったね。

プログラムを聞いてなかったら、またもやドヴォルザークの管楽セレナーデにフォレスター(ドヴォルザークの弟子)の木管五重奏、ノヴァチェックの木管8重奏というハードなプログラム。木管の人達は疲れ方が違うからまあいつまでも練習する事が出来るけどこちとら金管楽器は辛いんじゃー。わかっとるのか、え?そうかーやっぱりこのプログラム見て首席二人ともやらないって言ったんだよなーきっと。先に言え先に!

本番の日は13時よりゲネプロ17時より本番。13時に着くと誰も居らず14時ごろやっと皆ぽつぽつと。ゲネプロ始まったのは15時近く。でオーボエのカペッツァり曰く『このコンサート録音するので今一回全部通します。』が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。そんなん無理です〜。絶句している僕に向かって『大丈夫?2回通せる?』ってあんたそこはトラの弱みだめとは言えないよ。トホホ。ゲネプロ終わったのが16時15分。もう殆ど自暴自棄になって『ま、なるようになるな。』と本番に臨んだ次第。口が千切れそうになりながら本番が終わった頃にはもうへとへと。歩くのもやっとという感じでした。

10月はまたもやブルゴーニュ地方のお城でリサイタル。ナチュラルホルンでベートーヴェンを、セルマーのピストンホルンでデュカのヴィラネルを、モダンホルンでライネッケのソナタを演奏しました。月の後半はまたもやツアー。

11月はシテ・ドゥ・ラ・ミュージックでワーグナーのパロディーを集めたコンサート。『きっと楽なプログラムに違いない』と思って行ってみたらとんでもなし。しかも指揮者曰く『あ、ここにジークフリートの有名なホルンのソロが入ります。』『あ、2回目は半音上でお願いします。』『あ、ここでもう一回ソロを。』...

いち、にっ、さん、

先に言え〜〜〜〜〜〜〜っ!!!

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