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フランスで働く

皆さん《パリ症候群》というのをご存知でしょうか。パリに住む日本人に特有の精神病というといえば多分分かっていただけると思います。ヨーロッパの中ではロンドンの方が日本人居住者の数が多いそうですが、なぜか精神的にブッ千切れるのはパリの方が断然多いんだそうです。

何故こんな話をするかというと、日本人で(特に女性)パリに漠然と憧れてやって来たのはいいけれど現実の壁(意地悪な1部のフランス人、言葉の壁、滞在許可証取得のための煩雑な手間...)にぶつかっておかしくなってしまう人が少なからずいるからです。僕もこちらに来た当初、ブッ千切れて地下鉄の中でうつろな目をして英語で(?)独り言を言っている知り合い(フランス語が全く話せないために日本人相手の免税店で闇で働いていた)に出くわしてびびったことがあります。

幸いにして、音楽とか料理を勉強しに来る人たちはもともときちんとした目的が有るためにどんなに大変でも歯を食いしばってがんばる人が大多数ですが、その他の『パリに行ってちょっとフランス語でも勉強して、素敵なフランス人男性と恋愛して(そんなに沢山素敵なフランス人が居るわけねーだろ、と言ってあげたい...)、あたしはもうすぐパリジェンヌ〜ウフフ。』などとたわけた夢を胸にやって来る我が日本の女性達はちょっと危険です。そういう女の子は大体『一度日本人とやってみたい、ハアハア』と狙っている鼻息の荒いスケベなフランス人男性(達?)にやられるだけやられた後捨てられるか、『彼と私は恋人同士』と信じていたにも拘らず本当はその他大勢のセックスフレンドの一人に過ぎなかった事が判明して泣き寝入りするのが落ちです。この事は日本から来る若いゲイの男性達にも当てはまります。

これは別に意地悪で言っているわけではなくて実際にそういう人が多いのです。日本女性は概して擦れてる割には変なところで純情で、20歳過ぎても恋に恋しているような人が多いのです。また、恋人同士や親子の間でのスキンシップが少ない日本からやって来たために、日常接する全てのフランス人男性がエレガントでデリケートな紳士に見えてしまうのです。心当たりのある方、要注意です。

フランス女性は良いか悪いかは別として、15歳にもなればきちんとした避妊の知識を持っているし、大体親が率先して避妊の事、ピルやコンドームの事、エイズの事などもきちんと教えるので、一部の日本女性の様に目に星を入れつつ『彼のことを愛しているから...』等というとたわけた理由でコンドーム無しのセックスを承諾して、運良く妊娠は免れても不治の病をもらって帰って来る、という様な真似はしない訳です。

ちょっと本題から逸れてしまいました。フランスで(というかヨーロッパで)現在働こうと思ったら、余程の心構えが出来ていないと無理だと思って下さい。大体先ず労働許可が下りない。僕のドイツに住む友人でオーケストラのオーディションに受かったにも関わらず労働許可が下りずに泣く泣く違うオーケストラに移った人が居ます。幸いフランスではオーケストラがOKを出せば、政府からイチャモンを付けられる事は先ず無いので、僕のようにヨーロッパ圏以外から来た外国人でもオーケストラで首席を務められる訳です。

ただし学校で教える場合は、フランス国籍が無いと終身雇用の権利は貰えません。僕が教えている音楽学校は国立なので、いくら教授の席をもらった身でも、明日校長が『クビ!』と言えばそれっきりです。日本人は二重国籍を貰えないので、フランスに帰化すると日本国籍を失う事になります。いくらこちらで幸せに暮らしているとはいえ、日本人でなくなってしまうのはちょっとね...という訳で今とても悩んでいます。まあ給料は微々たる物ですが...

皆さん、ヨーロッパに来て何か一旗揚げたいと思っているのであればきちんと目的を持って、どんな事にもめげない丈夫な神経を揃えて来ましょう!

こんなこと書いたら一部の音楽家からカミソリ送られてきそうだけど、ま、いいか。

皆さんは演奏会のチラシなどで『パリ音楽院卒業』というのを見かけたことがありますか?それに期待して聞きに行った演奏会が『何だコリャ』という内容だったなんて事ももしかしたら...

さてどうしてこういうことが起こるのでしょうか。答えはカーンタン。どこかに嘘つきが居るんだよ〜ん。もとい、全くの嘘つきではないけれど、日本でフランスの状況を知らない人が多い事をいいことに、学校名をうまい事訳してるんだな、これが。(あー絶対爆弾とかカミソリが送られてくるに違いない。くわばらくわばら)

フランスには2つの国立高等音楽院があります。1つはパリにもうひとつはリヨンにあってどちらも受験に関しては年齢制限、受けられる回数(3回まで)等決まっていて日本の音大の様に《記念受験》とか《一か八か受験》をしたりする事ができないシステムになっています(僕もそうやって芸大受験してぎりぎりビリで合格したので何ともいえませんが...汗)。ってな訳で日本の音大を出てからはるばるやって来ると楽器によっては(楽器ごとに年齢制限が違う。またリヨンの方が全般に年齢制限が高い)受験できない場合があるという事になります。

弦楽器やピアノの人たちの中にはそんなこんなで日本の音大卒業前にこちらに受験に訪れる人が結構居る訳です。ではそうしない人はどうするか?僕のように管楽器を専門にしている場合は年齢制限が高いので(25歳)まあ問題無しですが、それ以外の人はこれら2つの国立高等音楽院以外の学校で勉強するわけです(それ自体には何の問題も無いし、そういった学校でも沢山の著名な演奏家が教鞭を取っています)が...パリには15以上の市立の音楽院、郊外も合わせると沢山の中・小規模の音楽院があります。そしてその半数以上が国立であって(ちなみに僕が教えているパリ郊外のカシャン音楽院も国立です)、うまい事訳せば(?)、本当はパリ郊外の小さな国立音楽院で14,15の子供に混じって勉強したにも関わらず略して(凄い略ですね...)『パリ音楽院卒』と書く事も可能(?)なわけです。まあ東京藝術大学を略して『東大』という感じでしょうか(ホントかなー)。

勿論そうした小さな学校で勉強しても素晴らしい演奏家になっている人は(特に外国人には年取ってから勉強しに訪れる人が多いので)沢山います。でも彼らは自分の能力に自信を持っているので姑息に学校の名前を捏造したりしない訳です。フランスは確かに学歴社会なので場合によっては差別を受ける場合もあるかもしれませんが...

結局あまり才能が無く学校の名前ではったりでも掛けないとコンサートをやってく自信の無い人たちがこういう手を使って一般の純真なクラシックファンをだましてるんだなーこれが。もっと正直になって欲しいものです。最終的には自分の能力がモノを言うんだから...

という訳で皆さんくれぐれも怪しいプロフィールに騙されない様に!!!

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