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筆者が写っている写真の95%は小型3脚と自動シャッターで撮りました。

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重大バス事故の歴史

重大バス事故の歴史


「あずみ野観光バス」のスキー旅行帰りの大型バスが大阪中央環状線で、左側の側道との間にある分離帯に接触、さらに反対側の大阪モノレールの支柱に衝突した事故が先日2月18日午前5時25分ごろあった。バスは前面が大破し、乗っていた乗客ら27人のうち、添乗員が死亡。運転手など3人が重傷、残る23人も病院で手当てを受けた。この映像はトップニュースとしてテレビ、新聞で報道されたが、原因は運転手が過重勤務で疲労を蓄積させ居眠りしてしまったとのことだ。
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このニュースを見て、私は笹平ダムスキーバス転落事故を思い出した。これも運転手が連続勤務で疲労による居眠り運転で起きた重大バス事故だった。今回の事故に似ているがぶつかったのが支柱だったのが不幸中の幸いだった。
当時私は大学生でシュプール号の無い時代で信州へは、夜行バスでスキーによく言ったのだが、ニュースでカラフルなウエアーを着た女子大学生が次々と湖底から引き上げられる映像に衝撃をうけたものだ。
死者大学生22人を含む25人、全員が水死だ。同じスキーを楽しむ大学生としてこの事故は忘れられない胸が痛む事故だった。

笹平ダムスキーバス転落事故は重大バス事故だったがいったい日本で起きたバス事故の中でどのくらい重大事故だったのか調べてみたがわからなかった。飛騨川観光バス転落事故が日本で一番死者の多いバス事故だったのは前から知っているがそれ以降がよくわからない。鉄道事故はある程度わかるのだが・・・
過去死者100人以上鉄道事故リスト


結局自分で調べてみた。
死者20人以上の事故を下記にまとめた。
調べきれなかった事故もあると思うが私の知る限りということで。バスは鉄道同様、乗客が大勢乗る交通機関なので事故が起きると死者が多数出る重大事故となるので過去をよく調べて事故再発を防がなければならない。

ほとんどの重大バス事故は川、池、湖への転落を伴うものであることがわかった。
転落でない重大事故は1和島国鉄バス火災事故だけだ。
バスが水面へ転落した際の脱出方法の研究が重要と思う。乗用車と違いバスはすぐ沈むようだ。
最近のバスは窓が開かない、開きにくいが大丈夫か?昔のバスは窓が簡単に開いたがそれでも多くの犠牲者を出した。もし現在のバスが湖に転落したら・・・車内で火災が発生したら・・・
ちょっとバスに乗るのが怖くなったぞ。

笹平ダムスキーバス転落事故は歴代5番目の重大バス事故と思われる。

この中で私がニュースで見た記憶のある事故はズ平ダムスキーバス転落事故と青木湖スキーバス転落事故の2件だ。

 “騨川観光バス転落で死者104人  
昭和43年8月18日午前1時20分、北アルプスの乗鞍岳に向かう予定だった岡崎観光の観光バス2台が、岐阜県加茂郡白川町河岐下山の国道41号で、豪雨を避けるために他のバス13台と退避していたところ、幅30メートルにわたるがけ崩れが起き、15メートル下の飛騨川に転落した。
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遭難したバスは5号車と6号車で、新聞社が募集した団体旅行の参加者が乗っており、15台で現地へ向かっていたが飛騨高山へ向かう途中で悪天候のため引き返していた途中であった。
ほとんどの乗客はこの時、寝ていたという。2台のバスには107人が乗っていたが、助かったのは3人、
後の104人は飛騨川の濁流の中に消えたのだった。
乗客の中で助かったのは14歳の少年だけ、他の2人は運転手と添乗員であった。
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◆々眞里嚢馘乾丱垢物部川へ転落、33人死亡
昭和25年11月7日午後6時50分、高知の香美郡美良布町橋川野付近の県道を、土讃線土佐山田駅を発車した国鉄バス大栃行きが走行中誤って64メートル下の物部川に転落して32人が即死した。最終的に使者33人を数えた。
この日は山田町で秋祭りが行なわれていたため普段の2倍近い乗客がおり車内は満員だった。乗客の話によると運転手も祭りの酒に酔っていたらしい。本当だったらひどい話だ。
慰霊碑には34人の犠牲者の名前が刻まれているとのこと。最終犠牲者は34人らしい。
単独のバス事故では日本最大の事故である。

 愛媛宇和島で国鉄バス火災、32人死亡
昭和26年11月3日午前8時5分、愛媛の東宇和島郡野村町から、喜多郡へ向かう国鉄バスに貝吹村の秋祭りへ向かう約50人が乗り込んでいたが運転台近くの映画フィルムが引火炎上し25人が焼死。 犠牲者は増え最終的に32人、20人負傷らしい。当時のバスは窓が簡単に開いたはずだが満員のバスの中で火災発生で車内は大パニックだったのだろう。

ぁ“羆短海妊丱硬祥 30人死亡 (28人?の説もあり)
昭和35年7月24日午前12時25分、比叡山ドライブウェーを、頂上の比叡山根本中堂へ
向かっていた全但交通バスが、下りの京阪バスと衝突した。全但交通バスは崖を転落、150メートル下で止まった。
バスには団体客44人と乗員2人が乗っており、団体客の男性7人女性20人、女性車掌と合せて28人が死亡した。最終的に30人が死亡、16人が負傷だったらしいがよくわからない。
運転手によればブレーキが故障し下りでまったく利かなかったという。水没を伴わない転落だけで2/3が死亡した痛ましい事故。
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ァ〆平ダムにスキーバス転落 25人死亡
昭和60年1月28日午前5時45分、長野市信更町の国道19号線で、志賀高原竜王スキー場へ向かっていた、日本福祉大の学生ら46人を乗せた三重交通バスが、大安寺橋手前のガードレールを破って6メートル下の犀川の東電笹平ダムに転落した。バスは水底に沈み、21人が脱出、学生22人、スキー講師1人、運転手ら2人の25人が水死した。
犠牲者の内訳は男性11人女性14人で、乗客の女性は全員犠牲となった。
原因は過労による運転手の居眠りと推定される。
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Α‥稽祇逎丱硬祥郢故で24人死亡  21人?26人?
昭和26年7月1日午後0時半頃、静岡県磐田郡浦川町の県道で、国鉄の飯田線代行臨時バスが高さ20mの
ところから天竜川に転落、24人が遺体となって発見された。
この事故は飯田線浦川−佐久間間が雨で不通となり、浦川到着の下り列車の乗客を、2台のバスで佐久間まで運ぶ途中、1台がカーブを曲がりきれずに傾いたまま転落したもので、天竜川も増水で水深10メートルとなっていた。
死者の数は21人、26人の説もあり不明が多い。現場となった場所には慰霊碑が建立されているので、正確な死者が確認できるかもしれない。

Α\通攜个縫好ーバス転落  死者24人
昭和50年1月1日午前11時20分、長野県大町市青木湖脇の市道急カーブで、平和島観光のスキー客送迎バス(定員36人を62人乗車)が崖下30メートル下の青木湖に落ちた。62人のうち、運転手、運転助手、乗客36人が窓などから脱出、乗客24人が犠牲となった。
バスは青木湖スキー場と大糸線簗場駅の間の2キロを無料で1日14往復していた。
運転手が生存していたので事故原因は判明しており運転席の左側のサイドミラーが客の乗せすぎで見えにくく、車体を左に寄せ、右いっぱいにカーブを切ろうとしたところが脱輪、前部を下に湖に滑り落ちた。助かった乗客の多くは後部座席にいた客だった。このニュースは正月中ずっと放映され、かすかに記憶がある。
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─〃本でバス転落、死者22人
昭和25年2月11日午前9時40分、熊本県玉名郡高瀬町発の熊本行き熊本交通バス(九州産交バスの説もあり)が、飽託郡松尾村要江のカーブを曲がり損ねて高さ13メートルから養魚池に転落した。この事故で死者22人、負傷18人  事故詳細は不明

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この事故が起こるまで小規模のバス会社が、運行している知りませんでした。これでは、事故防止が難しいですね。以前にダンプと某私鉄バスの正面衝突事故を見たことを思い出しました。悲惨な事故現場でした。

2007/2/27(火) 午前 6:53 [ hei*ric*090* ] 返信する

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たしかに小さなバス会社は仕事がたくさん入ると運転手の確保で条件が厳しくなり労働条件は悪くなる。一方、バス会社が競合し価格が下がるのは消費者は大歓迎だし自由主義の世で弱い会社が淘汰されるのは当然。難しい問題。

2007/3/3(土) 午前 3:17 [ たけし ] 返信する

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長野在住ですので、笹平の事故と、現場の地形は記憶しています。当時、あそこは直角のカーブで橋に進入し、川を渡るとすぐに直角に曲がっていました。事故が起きる以前から川を斜めに渡る橋に架け替える計画があったらしく、事故後直ちに新しい橋の工事に着手していました。今では新しい橋の上からかすかに現場と慰霊碑が見えるのみです。当時の橋も撤去されましたが、事業者のみならず行政にも事故防止に取り組んでもらわないといけませんね。

2007/11/21(水) 午前 1:14 [ mot**man*train*12 ] 返信する

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motorman_train_12さん 情報有難うございます。過労によるバス事故がなくなることを祈ります。

2007/11/24(土) 午前 8:22 [ たけし ] 返信する

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はじめまして、
笹平の件のとき、目の見えない学生さんも乗ってたそうですが、この方は九死に一生を得て助かったというのを聞いたことあります。

2009/12/17(木) 午前 6:35 [ jok**4055 ] 返信する

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ワイドショーで目の不自由な学生が奇跡の脱出とかやっていたと思います。この当時のバスは全部窓が開いたのに体力のある若者が25人もなくなりました。現在のバスは路線バスでも窓がほとんど開きません。 削除

2009/12/18(金) 午後 3:26 [ takeshi ] 返信する

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公開されてる事故の他に、川中島自動車(のちに川中島バス)(現・アルピコ交通)の路線バスが50メートル下の川に転落し大破した事故があったようです。
一時はダンプカーとのスレ違いの際の運転ミスが原因とされたが、そもそも現場の県道は、大型車のスレ違いが苦難・ガードレールの設置なし・未舗装だったため、道路管理者が危険な道路を放置した事が原因とされ、運転士は無罪。
そうですよね。なんでもかんでも運転者がいけないなんて決めちゃダメですよ。
青木湖バス転落事故の時も、確かに乗客の乗せすぎは事実だが、そもそも現場の道幅が4メートルと未舗装だったみたいだし、これも危険な道路を放置した道路管理者の責任を問うべきだったと思います。
と言っても、すでに青木湖事故は「運転ミス・乗客乗せすぎ」で解決しちゃったから、今さら道路管理者の危険な道路の放置を訴えても無理ですね。 削除

2011/7/21(木) 午前 0:13 [ まー イサムン 君 ] 返信する

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川中島自動車の事故は死者15人なので含めていませんが死者10人以上のバス事故を調査途中で中断しています。事故がなぜ起きたかの分析は重要です。

2011/7/21(木) 午前 0:55 [ たけし ] 返信する

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僕は長野県在住です。
僕が知ってるバスの事故は、犀川スキーバス転落事故と、今日0時13分に投稿した2件(青木湖バス転落事故・川中島自動車事故)の計3件だけです。
3件とも僕が生まれていない頃に起きた事故ですが、いずれも痛ましいです。
この場では犀川スキーバス転落事故について書きます。
総勢46名のうち、21名が脱出し、重軽傷を負いながらも助かったが、大学生22名・講師1名・運転手ら2名、合計25名が死亡した事故で、とても痛ましいですね。
犠牲者25名には、その前に総勢46名には家族も知り合いもいませんが、とても痛ましいです。
毎年1月28日には慰霊碑にお参りしたいと思います。 削除

2011/7/21(木) 午後 11:46 [ まー イサムン 君 ] 返信する

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takeshihayateさん、「笹平ダムにスキーバス転落 25人死亡」の記事についてですが!
記事には「日本福祉大の学生46人」となってるけど、46人全員が学生じゃないですよ!
先生や乗務員も含めて46人なんですから!
正確には「日本福祉大の学生・教員・乗務員、合わせて46人」ですよ!

あと、事故が起きた地点が「大安寺坂手前」ってなってるけど、正確には「坂」じゃなくて「橋」ですよ。「大安寺橋手前」ですよ! 削除

2012/1/27(金) 午後 8:11 [ まー イサムン 君 ] 返信する

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修正しました ありがとう

2012/1/29(日) 午前 0:51 [ たけし ] 返信する

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はじめまして、きうりと申します。
僕はアマチュアの物書きをやっておりまして、自分のブログと、それに電子書籍サイト「パブー」で公開している『事故災害研究室』という電子書籍とで、事故災害のルポを書いております。
バス事故の項目を執筆するにあたり、こちらのサイトは何度か参考にさせて頂いております。

今日は、そのルポの中に図版を挿入しようと思い、こちらのサイトの「画面」そのものを引用に使わせて頂きたくコメント致しました。
写真そのものをコピーするのではなく、こちらのブログを画面ごと切り取り、「引用」する形です。
問題なければ、引用先のサイトということで、リンクも貼らせて頂くつもりです。

お返事頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
ブログhttp://blog.goo.ne.jp/nuta1980
事故災害研究室http://p.booklog.jp/book/8921

2012/3/17(土) 午後 7:34 [ nut**943*7q ] 返信する

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事故災害研究室を読ませていただきました。読み応えありました。バス事故は不明なことが多くよく調べておられ感心しました。また読ませてもらいます。引用はどうぞ。添付の写真はもう思いだせませんがどこかから借りてきたものですが

2012/3/18(日) 午前 10:12 [ たけし ] 返信する

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おはようございます、きうりです。

引用承諾と、お読み頂けたこと、ありがとうございます。
硬派なルポルタージュでは決してありませんが、読んで面白く、なおかつ情報量も充実したものを目指しております。
図版については、著作権上問題のないようにさせて工夫しますので、安心してこれからも見て頂ければ幸いです。

ある程度、引用掲載などの作業が進んだらまたご報告しますね。

2012/3/20(火) 午前 7:03 [ nut**943*7q ] 返信する

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残念ながら29日に群馬県の高速道路でバスが防音壁に衝突する事故が発生してしまいました。
死者7名で20人以上ではないものの、僕にとっては1人でも死者が出ると痛ましいです。
いや、死傷者が0人だとしても切ないです。 削除

2012/4/30(月) 午後 9:22 [ まー イサムン 君 ] 返信する

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非常に驚きの事故です。過去例のない車体破損の事故です。

2012/5/1(火) 午前 6:07 [ たけし ] 返信する

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スキーバスの件は、最近、受講した運行管理者資格収穫講義で、事故処理に関わった三重交通の方から話しが聞けました。示談は難航したし、大学生で未来ある人たちが亡くなられたこと、バス会社に全て責任があり、言い訳はできないから、運行管理者は運転していたんじゃないないからなんて言えない。もう、自分の命を捨てる気で、1件ずつ頭を下げにいきました。皆、住まいは県外だったりするわけですが、何回も行き、罵声を浴びても帰りませんでした。事故は後が大変ですから管理者になるからには、運転手といっしょなんですと、涙ながらに話ししてくれました。偶然ですが、事故に遭われたバス、ナンバーから、この前、町内会で借りて僕たちが乗った車だよと、友達が言っており、嘘と思えず、悲しい気になりました。運行管理者諦めました。僕はそれほど、根気ないし、運転手の片腕持つほどの勇気?ありません。事故はないにこしたことありませんから。 削除

2015/6/7(日) 午前 0:05 [ 金時こうり ] 返信する

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情報ありがとうございました 事故の示談処理はすごく精神的に大変だと実感できました

2015/6/10(水) 午前 9:13 [ たけし ] 返信する

あずみ野観光の事故ですが、運行数日前に旅行会社から急遽増便要請があり、旅行会社とバス会社の力関係上断り切れなかったことが背景のようです。本来なら運転士の父親が乗務する予定でしたが、連日の激務で疲れが溜まっていた父を休ませてあげたいと代役を買って出た矢先の事故だったとか…。 再婚家庭ながら家族全員で力を合わせて切り盛りしていたこのバス会社のような悲劇が繰り返されないことを願ってやみません。

2016/6/4(土) 午前 0:54 [ ACE6 ] 返信する

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ほんと 家族できりもりしていたような会社でした。法が改正されこんな会社はなくなりましたが

2016/6/4(土) 午後 1:44 [ たけし ] 返信する

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