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小海戦 1942,9,5 ルンガ岬小海戦
夕立隊 輸送駆逐艦(高速輸送艦)2隻砲撃で撃沈快勝
あまり知られていない小海戦を紹介する。
海戦名は私が勝手に付けたので注意して下さい。 9月5日未明吉川潔夕立駆逐艦長指揮のもと駆逐艦3隻(夕立、初雪、叢雲)はルンガ岬泊地に突入してヘンダーソン飛行場の砲撃に成功したあと遭遇した輸送駆逐艦リトルとグレゴリーを砲撃だけで撃沈した夜戦である。飛行場砲撃に成功したうえ米レーダーに肉眼が快勝した戦いであった。 夕立 (白露型駆逐艦)
初雪、叢雲 (特型初期型駆逐艦) 3隻とも新型ではない 中堅の中型駆逐艦
マンリー級高速輸送艦 リトルAPD-4、グレゴリーAPD-3
写真 リトル
リトル 元ウィックス級駆逐艦(USS Little, DD-79/APD-4) グレゴリー 元ウィックス級駆逐艦(USS Gregory, DD-82/APD-3) 排水量 基準:1,090 t 全長 95.8 m 全幅 9.3 m 速力 25 ノット 50口径3インチ単装砲 3基 40mm単装機銃 2基 写真 グレゴリー
武装は米護衛駆逐艦同等だが速力は早いので、米護衛駆逐艦よりかは手ごわいレベル 見た目近代的に改装されている。 グレゴリーとリトルはその夜ガダルカナル島北岸部を哨戒していた。 一方9月4日に第八艦隊は駆逐艦6隻に兵員3000名を分乗させてショートランドを出撃。輸送任務を終え、6隻の駆逐艦のうち、夕立と初雪、叢雲の3隻は夕立駆逐艦長吉川潔中佐に率いられてヘンダーソン飛行場への艦砲射撃のためルンガ岬に進んだ。 真夜中零時前後3隻の駆逐艦は左舷方向に敵艦を発見して砲撃を開始する。
砲撃を受けたグレゴリーとリトルはレーダーを持っていて先に気付いていたが探知した複数の目標をなぜか日本潜水艦であると判断しており、発砲の閃光もまた日本潜水艦からのものと判断して特に焦っていなかった。おりしも海兵隊の飛行艇カタリナが飛来して照明弾を投下したがその位置は悪くグレゴリーとリトルを日本軍から見て浮かび上がらせる形となり日本側に利益を与える格好となってしまった。
グレゴリーは3隻の日本駆逐艦から照射を受け、砲撃により艦首から艦尾まで正確に撃たれ、全艦が火に包まれた。備砲で応戦したものの命中は無く日本側砲撃により2つのボイラーも破裂して3分も経たないうちに艦は沈み始めた。
リトルは日本側の4斉射目の砲弾が艦尾に命中して、操舵室と重油タンクを破壊し火災を発生させた。グレゴリーは1時40分ごろに艦尾を下にして沈んでいき、2時間遅れてリトルもその後を追った。 駆逐艦の砲撃だけで沈められたということは命中弾数が尋常ではなかったと推測する。
日本軍が漂うアメリカ兵を機銃で激しく撃ったとの米側の証言があるが、まさか25㎜連装、あるいは3連装機銃で夜間にアメリカ兵を撃てるとは思えない。備品に貴重な軽機関銃でもあったのかなあ?怪しいが 高速で走る駆逐艦から夜間に人を撃つのは難しく命中弾はあまりなかったのではないか?
いずれにしろグレゴリーとリトルの戦死者は多かったそうだ。リトルの戦死者は不明だがグレゴリーは11人生き残ったらしい。うち6名は泳いでガ島にたどり着いた。推定145人ほど乗っていたと思われるので130人ぐらいが死んだのかなあと勝手に推測します。
初期の夜戦では日本兵の目のほうがレーダーを上回ることが多かった
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2016年04月30日
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