涼を演出する「風鈴」 異常な暑さで感じ方に変化も?![]() 猛烈な暑さのピークは越えたとはいえ、まだまだ残暑が続いています。この時期に涼しさを演出するための1つの方法として、日本では昔から「風鈴」がありますよね。
条件反射から生まれた「涼」風鈴の音を聞くと、なぜ涼しく感じるのでしょうか?クーラーの無い生活をしてきた人々にとっては、自然に流れ込む風が、寝苦しさを和らげてくれるものでした。風鈴は、その目に見えない風を音に変えることができます。つまり、そよ風をより効果的に感じさせるのでしょう。「そよ風が吹く→軒下の風鈴がなる→涼しい」という繰り返しによって、条件反射と同じように、風鈴の音を聞いただけで「涼しい」と感じる人も実際に多いようです。風鈴が風に揺れる映像を見たときと、目隠しをして風鈴の音だけきいた場合の人間の脳波をはかる実験結果によると、快適さを示すα波は、音を聞いたときにだけはっきりと表れたそうです。 上の年代ほど「涼しい」と感じる![]() ウェザーニュースが行った独自調査によると、全体の約42%が涼しい、49%がキレイと、90%以上の方がポジティブなイメージを持っているようです。年齢別に見てみると、年代が上がるごとに「涼しい」と感じている割合が多くなっています。クーラーを使わずに過ごせた時代に、「そよ風が吹く→軒下の風鈴がなる→涼しい」という記憶が自然と脳に刻まれていたことが伺える結果となりました。
「涼しい風」から「熱い風」に変化一方で、「強風による大きな音で苦手になった」「長期間、鳴り続けると不快」と、少数ながらも「うるさい」と感じている人がいるのも事実のようです。中には、「熱風によって鳴る音色に風情は感じられない」という声も複数ありました。一昔前、夕立の後に吹く涼しい風によって聞こえた音色は心地よく感じていた方がほとんどだったと思います。しかし今では、アスファルトの照り返しやエアコン室外機、さらに近年の異常な暑さによる熱風で風鈴が揺れている場合が多く、その音色に涼しさを感じられないのかもしれません。かつては、音色を聞いたあとの条件反射で「涼しい」と感じていたものが、徐々に変化してきているようですね。
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