特殊な3Dプリンターで人工血管作り移植へ 佐賀大が研究計画 2019年8月23日 21時22分 特殊な3Dプリンターでヒトの細胞を組み立てて人工血管を作り、人工透析を受けている患者に移植する臨床研究の計画を佐賀大学の研究グループが国に提出したことが関係者への取材でわかりました。
3Dプリンターで細胞だけで作った人工血管をヒトに移植するのは世界初とみられ、グループは計画が受理されればこの秋にも臨床研究を始めることにしています。
細胞で作った人工血管とはこの人工血管を作り出すのは中山教授らが独自に開発した「バイオ3Dプリンター」です。
プリンターではまず培養皿に並ぶ穴に管を差し込み、穴の中にある細胞の固まりを取り出します。 この管の先にあるのが直径0.5ミリほどの細胞の固まりです。そしてもう一つの工夫が、この細い針を並べた小さな「剣山」のような部品です。プリンターにセットされた剣山に細胞の固まりを規則正しく刺していき、チューブ状の形に組み上げます。 そのあと1か月から2か月ほどかけて液体の中で培養を続け、最後に剣山を抜きます。 このときには細胞の固まりどうしがくっついて血管の形ができているのです。 直径は7ミリほど。本物の血管と同じような弾力があります。 管の内側に血圧のおよそ10倍の圧力をかけても耐えられるということです。 人工血管をブタに移植した実験では通常の血管と同じように血液がとおり、半年にわたって機能することが確認され、グループはヒトに移植する臨床研究に向け準備を進めてきました。 |
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