世界初 ヒトのたんぱく質ほぼすべての合成に成功 愛媛大 2019年8月30日 4時08分医療
愛媛大学の「プロテオサイエンスセンター」では、小麦の胚芽と呼ばれる部分から作った特殊な反応液を使って、ヒトの遺伝子からたんぱく質を人工的に合成する研究を進めてきました。
その結果、ヒトの体内にある主なたんぱく質のほぼすべてとされる2万4000種類余りを合成することに成功したということです。センターによりますと、ヒトのたんぱく質を網羅的に合成したのは世界で初めてだ。
たんぱく質は異常があると病気の原因になる一方で、さまざまな薬のターゲットとして注目されていて、センターは、合成したたんぱく質を使ったがん医療の研究や薬の副作用の原因を探る研究などを、ほかの研究機関や製薬会社などと連携して始めているということです。
愛媛大学「プロテオサイエンスセンター」のプロテオ創薬科学部門長を務める竹田浩之准教授は「ヒトのたんぱく質の働きをこれまでにない規模で研究できるようになった。病気のメカニズムを解明し、新しい治療方法の開発につなげていきたい」と話しています。
たんぱく質レベルでがん研究を進めている東京大学医科学研究所の井上純一郎教授は「2万4000種類のヒトたんぱく質の合成は世界に例がない。病気の予防や治療薬の開発などにも応用が期待できる」としています。 |
AMラジオ局がAM放送を廃止し、FMラジオ局へ転換することが可能になる見通しになった。日本民間放送連盟(民放連)が3月に総務省へ要望していた、FM転換を可能にする制度改正について、総務省の有識者会議が要望に沿って制度を見直すべきだとの結論を出すことが複数の関係者への取材でわかった。
AM放送は遠くに電波を飛ばせるが、設備の維持費が高くつく。また、都市部での難聴や、送信所が海や川のそばに多いため水害に弱い点が指摘されていた。
関係者によると、制度の見直しについて検討していた総務省の有識者会議は、AMしか電波が入らない地域への対応や、FM転換した場合に使われる周波数を受信できるラジオ端末の普及を課題に挙げた上で、おおむね民放連の要望に沿う形で制度を見直すべきだとの意見にまとまったという。
民放連の要望は、各局がAM放送を廃止してFMへ一本化するか、AMとFMを併用するかを選択できる制度変更。2023年をめどに一部地域で実証実験としてAMの試験停波を実施し、28年までにAM局のFM転換を可能にするよう求めている。(定塚遼)

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