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このコーナー、少し休みぎみになってたので、
…何を今更の映画の感想を幾つか簡単に書きたいと思うのですね。
主に試写会で観た作品です。
かつてのファン共々その子供をも取り込もうと企画された
オリジナル大映5部作を意識したある意味原点回帰の作品なのですが、見事にコケましたねw。
新生ゴジラをストーリー面で凌駕した傑作・平成ガメラ3部作の後にこれじゃあ、誰も観ませんよ。
…何ですか、あのガメラのデザインw。
ストーリーも第1作をモチーフとしたためとはいえ、使い古された話で噴飯ものですよね。
子供向けだからって姿勢で作っちゃダメですよね。…子供は敏感です。あくまで大人の観賞に堪え得る作品じゃないと子供だって心に留めません。
…この映画の失敗で「ガメラ」の復活が今後無いとすれば、何とも罪作りなことをしてくれたものだと思うかつての怪獣好きの子供でありますよ。
リアリティを重視した演出は見事でありますが、主人公の造形が理解し難いですね。…矛盾や甘えを孕んでいるのが本当の人間ってことで、ある意味、これもリアルな造形というべきなんですが、イラクでの日本人人質事件の報道姿勢に対して疑問と批判を込めたとする作品としてはどうなんでしょうかねえ。
「被害者」と「加害者」の立場をはっきりさせなきゃいけないんですが、結果的にはどっちもどっちってことじゃ 、すっきりしませんよね。…う〜ん、問題提議ってことではその役割は果たしているとは思うんですが、それじゃあ、ドキュメンタリーでいいわけですしね。わざわざ、劇映画にするなら作り手の姿勢をもっと明確して欲しかったですね。
日本中でこの映画を劇場で観た人は何人いるんでしょう?w
わしは招待券で観たんですが、 単館上映レイトショーのみで、わしが観た時は観客は十人いなかったですよw。…キャストはわりといいんですけどね。ある意味、不幸な映画ですよね。
現代における様々な「人間関係」の在り方をライトに描いた作品なんですが、イマイチ作品の「核」が掴めないんですよね。時に「息の詰まり=ブレス・レス」を感じる「人間関係」と「日常」ってのが、作品から滲んでこないんですよね。演出はわりと良かったんですが、少し軽過ぎたのかもしれませんね。「人」と「人」とのぶつかりを避ける「人間関係」が現代の風潮としても、「映画」においてもそれがないと「ドラマ」は生じないし、観客に届かないと思いますね。
クライマックスは、「歓喜の歌」と相俟ってそこそこ感動的でしたよね。
でも、非常に雑な仕上がりという印象を受けましたね。
冒頭のこぶ平のナレーションで、まずガクッ!ですよw。
劇中のドイツの少年兵のナレーションが日本語っていうのも、分かりやすさのためとはいえ、違和感ありあり。
カットのせいか、伏線が活かしきれてない部分もありましたし、台詞のみで片付けている部分も幾つかありました。…見せてナンボじゃないですか、映画って。
と思えば、本筋とは間接的に関係があっても直接的にはないシーンを必要以上に見せたり、逆に本筋にとってもっとあってもいいシーンが少なかったりで、思うに「日本人」のみ出演しているシーンが安上がりっていう台所事情が垣間見えたりするんですよね。
そして、「ドラマ」作りのための首を傾げるような展開もありました。
ドイツの名優B・ガンツを引っ張り出したものの、慌しく撮ったってのがありありで、その力を引き出すことも、また、それに見合った役でもなかったですね。
主人公が、いい人過ぎるっても話を面白くさせませんねえw。…そして、この作品の最大の欠点。主役の松平健の見事な大根ぶり!w
でも、クライマックスは、最初にも言いましたが、そこそこ感動的でしたよ。…良かったら、レンタルで見て下さいw。
ということで、蔵出し映画評でした。
まだ観た映画は何本かあるんですが、そのうち追い追い記事にいたしまする。
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