全体表示

[ リスト ]

民間放送の倫理などを協議する組織、「社団法人日本放送連盟」会長の広瀬道貞氏に対して出した書簡を配達した旨の郵便配達証明書が筆者の下に届いたので、その書簡をここに開示する。
東北関東大震災から二週間の今日、未だ苦しい被災者の生活と大震災に伴う原発事故の終息が見られぬ現在の状況を鑑み、お笑い番組や歌舞音曲の放送を自粛する旨を筆者は要望した。
是に対して、ここに誠意ある回答を求めている。
とりあえずここに筆者の要望書を開示する。
 
 拝啓
 
 
貴殿におかれましては日頃、民間放送の倫理など活動に於かれましてその労に感謝致します。
 私は日頃、社会正義を基調とした言論活動を始めとする種々社会活動に従事すると共に近代史を中心とした著述を生業とする者であります。経歴等は、私が主宰するインターネットブログ『田中健之の救国提言』を御覧頂き度存じます。
 ところで、本日は面識なく貴殿に対して要望ならびに一願があり、失礼を省みず一筆啓上申し上げます。
 尚、確実に貴殿のお手元にこの書簡が届くべく書留かつ配達証明を付した失礼を重ねてお詫び申し上げます。
 先の三月十一日に発生致しました、東北関東大震災は、千年に一度という巨大地震であり、その規模もマグネチュード九・〇という世界でも五番目の大地震であったことは、周知の通りであります。
 またその際に発生した巨大津波によって数万人の尊い生命が奪われ、幸い生命を得た方々十数万人は、食糧、飲料、医薬品、燃料などが不足する極めて不自由な避難生活を余儀なくされた日々を過ごし、その避難生活を何時の時点で終止符が打たれるか分らない状況下に目下あります。
 一方、大地震と巨大津波によって被災が原因として発生した東京電力福島原子力発電所の事故は、未だ予断を許されぬ極めて危険な状態にあり、そこから降り注ぐ放射性物質や放射能から避難すべく、数十万人の人々がいつ故郷へ帰れるとも知れない避難生活を強いられている最中であります。
 福島原発は、事の推移によって最悪の事態に陥れば首都東京を含む広域で甚大な被害を及ぼす恐れが充分あることは、唯一被爆国である日本政府は熟知しているはずだと思われます。現に最悪の事態を想定した欧米各国では自国民の日本脱出を優先させるべく次々に軍用機を我国に差し向けている、まさに非常の時局であります。
 福島原発では何とか最悪の事態を招く事を防ぎ我々国民の生命と生活とを護るべく、東電やメーカーの現場従業員をはじめ、警察官、自衛官、消防官など、「殺身成仁」となすべき人々が、家族と別れを告げて生命がけで、決死の戦いを行っている真っ最中であります。
 未曾有の国難の中、震災による被災者の救済と復興支援、そして福島原発の一刻も早い事故収拾が急務であります。
 そのためには上下一致して国民が等しくそれを願い一致団結して事に当たる事が重要かと思われます。
 その一環である計画停電などにおいても我々国民は、被災民の事を思い多少でも協力できればという思いから、多少の不自由があっても決して不平を言う事なく日々生活しているものであります。
 大震災発生当初は民放各社も事態の重大さを鑑み精力的に取材をし、我々視聴者に対して情報の提供を行って頂いていた事は実に感謝する次第であります。
 ところが、大震災から一週間目位から日常の番組を放送する会社が増え始めました。
 その番組の中には、お笑い番組を中心としたもを中心に、グルメ番組、それに政府が節電を呼びかける中、東京の夜景をヘリコプターから撮影して放送する内容の番組がフジテレビをはじめとする民放各社が放送しています。
 特にフジテレビが大震災一週間目に夜間に放送したお笑い番組は、出演したお笑い芸人やゲストが大声で大口を開いて笑い転げる中、画面のテロップで、犠牲者や被災者の数が流されるといいものでした。それは、お笑いが冗談なのかそれとも大震災による犠牲者が冗句なのか分らないような有様であります。
このような番組の放送は、全く震災による犠牲者や被災者それに、原発事故での避難民や事故収拾を図らんとして現場で決死の戦いをしている人々の気持を無視して配慮を著しく欠いたものであると言わざるを得ません。
ましてや仏教徒が多い日本においては死後一週間目というのは、「初七日」と言って、死者の魂が極楽浄土へと成仏できるように祈りを捧げる重要な日であることは、一般的通例となっております。
今回の大震災において、決して慌てることはなく、自ら被災者である苦しい立場でありながらも譲り合い、家族や家、財産、仕事を失いつつもその悲しみを押し堪えて黙々と復興再建に向けて始動を始めた日本および日本人に対して世界各国の人々は敬意を払っております。それが故に世界各国の人々が日本を支援すべく行動し、日本および日本人に対して声援を送っているのであります。
その一方で、未だ余震が続き大震災の余波は収束していないばかりか、深刻な危機を迎えつつある原発事故が進行中である時に、お笑い番組をはじめ歌舞音曲、グルメや通販などの贅沢な購買欲を促進する番組は、自ら日本および日本人を愚弄すべきもので、日本を尊敬する諸外国は、今度は日本および日本人を軽侮するに違いないと考えています。
このような時に、これらの番組の放送は青少年に決していい影響を与えるものではありません。青少年から人を思いやる気持や祖国を愛する気持を奪い去ってしまうのが、大震災や原発事故が未だ終らぬこの時に放送される軽重浮薄な番組です。
従って大震災で未だ続々と行方不明者や犠牲者が出ている時に、また、原発事故の経過が安心することが出来る迄、これらお笑いを中心とした軽重浮薄な番組の放送は当分の間自粛すべきであります。
このような要望を民放各社に申し述べたところ、民放各社の多くが視聴者センターのみの対応で、全く聞く耳を持たない不誠実なる回答のみでした。
特にフジテレビなどの対応は酷く、それについては、私のブログに記してあるので、ご参考までにお読み頂けたら幸甚です。
視聴率のみを追求し、国民が一致団結して国難を克服して復興をしなくてはならないこの時期に、青少年に悪影響を及ぼす番組内容の放送は、日本を亡国に導くものだと行っても過言ではないと信じています。
むしろそのようなお笑いや歌舞音曲を放送する時間帯こそ、放送を休止して節電をし、電力不足に備えるべきなのではないでしょうか?
また、避難所などの中継をする際には、被災者に対して例えそれが僅かであったとしても救援物資を取材車両に搭載して避難者に配布したり、中継車の電源を避難所に提供したりという救援の一助になる活動をされることを民放各社に御願い支度存じます。
悲しみの極みの中にある大震災の被災者が一人でも多く救われることを祈り、我々にできる何かを率先して行う事が、社会の木鐸たる報道の姿勢だと信じています。
私の要望ならびにお願いについて、ご多忙がと存じますが誠意あるご回答いただきたく御願い致します。
 尚、本書簡は多くの人々に開示すべく、『田中健之の救国提言』に掲載致します。
貴殿から回答を頂けた場合は、差しさわりがなければ、ブログ上に開示したいと思っています。但し、その開示が不都合だと思われる場合には、お申し出下されば。開示を遠慮させていただきます。何もお申し出がない場合には貴殿から開示をご了承いただいたものだと判断し、それを開示いたします。
今後、貴殿におかれましては、民放の公共性に鑑み品格が高い番組を民放各社が制作されるようにご指導されることを期待いたしております。
不躾な書簡を一憂国の徒の意見だとして御海容の程御願いいたします。
 
敬具
 
 
 社団法人民間放送連盟 会長 広瀬道貞殿
 
 
                田中健之
 
平成二十三年三月二十一日
 

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事