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 筆者と懇意にさせていただいている、岩手大学人文社会科学部教授の岡崎正道先生は、福島県出身者です。
吉田松陰や西郷隆盛を崇敬し、北一輝、権藤成卿、大杉栄ら改革者に共感を抱き、アジアの独立運動を純粋に援けた侠骨、宮崎滔天に親しみを持つ行動の熱血学者です。
 大学では、アジア各国からの留学生をはじめ、世界中からの留学生の面倒を親身に見ている方です。
筆者は昨年夏に、岩手で講演を依頼され、その会場で、岡崎先生と同席して一晩同じ部屋で過ごしました。その際、意気投合して夜を徹して語り合いました。
 今回の東北関東大震災について、先生の直言をメールで筆者に頂きました。岡崎先生の声を読者賢兄にお届けすべく、本ブログ上で開示いたします。
 猶、岡崎先生は、留学生を率いて被災地に入り、被災者支援の活動などをされているようです。
 
          
 
                  以下本文
 
 
 
 
東北三県(特に沿岸部)の被害の甚大さは言語を絶するほどですが、幸い盛岡は
ほとんど被害がなく、ガソリン・灯油もようやく手に入るようになってきました。
しかし「盛岡が大丈夫だからそれでいい」というわけには勿論いきません。状況
を見ながら被災地へ救援活動のためそろそろ乗り込みたいと、仲間たちと検討中
です。
それにしても、福島原発の惨状はひどい! それも、地震・津波の天災とは違い、
明らかに人災です。
巨大資本の代表である東京電力は、原発が廃炉になることを恐れ、初動の対応を
誤りました。原発推進派によって固められた「保安院」等も、「人体・健康に影響はない」  
とバカの一つ覚えの如く繰り返し、菅政権も東電に追随して駄弁を重ねる
のみ!
貴兄が「商人(資本家)は最も汚い!」
と言われたように、彼らはこうした事態
を招いてなお自己弁明に汲々とし、これほどの被害をもたらしながら、なおも原発推進を変えようとしない。
東電の社長・会長・重役連中は責任を取り、己の全資産を投げ出して損害賠償をなすべきでありましょう。にもかかわらず社長も会長もテレビに登場せず、下っ端の社員や会社の腰巾着どもが、わけのわからぬ説明を連日繰り返すのみ。
東電とその関連会社は、通産官僚などの重要な天下り先でもありました。
資本家の巣窟・経団連会長の米倉に至っては、
「原発が未曾有の災害に耐えているのは素晴らしい」
「原子力行政は胸を張れ」
「原発推進策を変えようとは思わ
ない」
等々と表明した。利益のためなら、どれほど人命が失われようと、被災難民が何
十万人出ようと、美しい国土が穢されようと、奴らにとっては痛くも痒くもない。
口では何と言おうと、内心では既に復興のための特需を当て込んで算盤をはじて
いる。
このような、放射能よりもっと薄汚い奴らの手でこの国は動かされているのだということが、今度の震災で明白になったと思います。
岩手大学を含め留学生たちの多くが、特に原発・放射能被災を恐れて帰国してしまいました。
中国人たちは、本国政府から
「できるだけ帰国せよ」
との指示を受けたとのこと。
大使館・領事館は、在住中国人を避難・帰国させるためにバス等まで用意したと言います。
彼らの不安な気持ちはわかるが、中国政府にそういうことを言ってもらいたくない!  
国内(特に新疆ウイグル地区)でたびたび核実験を繰り返し、かの地に死の灰を降らせておきながら、
「日本の原発被災を避けて帰って来い」
とは実に片腹痛い!!

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