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昨日は久しぶりの日帰り出張だった。
最近は日帰り出張も少なくなって、宿泊出張などは皆無の状態である。
今年の5月連休までは結構忙しくしていて、あっちこっちを飛び回っていたが、6月になって
から一段落して、7月以降はハッキリ言って暇である。
出日帰り張先へは一旦JRで大阪まで出て、地下鉄で東梅田から天王寺に出る。
天王寺で乗り換えて、近鉄阿倍野線で急行吉野行きに乗って「福神」と言う所で降りる。
この「福神」の駅名の由来はよく分からないが縁起を担いだものだろうと思う。
家を7時に出で、福神に着くのが9時54分だから約3時間掛かることになる。
それも乗り継ぎは早足で行った結果であり、普通に歩いていたら、近鉄は1本乗り遅れていた
はずで、1本後の電車は30分待たなければならない。
阿倍野は安倍清明で有名な阿部氏の本拠の一つで他には静岡県の安倍川の周辺にもあったようだ。
次期総理の有力候補の安倍晋三も安倍(阿部)氏を名乗っているから阿部氏の悲願達成も近いかも
しれない。
個人的には安倍氏より菅原一族の一千年の悲願を担っている菅氏に大いに期待していたが、
ちょっと先の楽しみは置いておくことにしなければいけないかなと思いつつある。
阿倍野を出てから最初止まった駅は「古市」で、これは古代の豪族の姓氏でもある。
蘇我氏、物部氏、大伴氏、中臣氏などに比べると目立たない氏族ではあるが結構広範囲に地名が
分布しているのを見ることが出来る。
古市の次は「尺土」と言う駅で、途中には「磐城」などの駅があった。
尺土の意味は不明だが何か謂れがあるのだろうと思う。
尺土の次は「高田市」という駅で、これは読んでの如くで地名をそのまま付けているだけである。
高田市の次の停車駅が「橿原(かしはら)神宮前」と言う駅で、途中には「橿原神宮西口」「」などの駅
があった。
神社の名称で「○○神社」より「○○神宮」の方が一般的に神社の格式が高いと言われている。
そういう意味で「橿原神宮」は格式が高いと言えるだろう。
官幣大社と言うから確かに明治以降に創建された神社としては主祭神は神武天皇であり、格式
は高い。
橿原神宮前を過ぎると電車は各駅停車となる。
最初は「岡寺」「飛鳥」「壺坂山」「市尾」「葛」「吉野口」「薬水」「福神」「」
私なりの独断で駅名を解明してみた。
岡寺は読んで字の如く「岡の上にあった、お寺」だろう。
その寺は多分、龍蓋寺のことだろうと思われる。
飛鳥は有名だから説明するまでもないが、この「アスカ」の由来はいろんな説があって、これだと
言えるものは明確にはなかったようである。
ただ、何も知らずに「飛鳥」を「あすか」とは読めないだろう。
飛鳥は所謂当て字だろうと想像する。
壺坂山は文楽か何かの題名に出てきたような気がする。
市尾の意味は不明である。後で調べて見ようと思う。
葛は単純に葛が採れた所で良いのではないだろうか。
吉野口は読んでの如くである。
薬水は湧き水か清流の水で霊験のあるものこの近くにあるのではないか。
福神の意味を出張先のメーカに聞くのを忘れたが、何か宗教施設との関係があるのだろうか。
大阪の阿倍野から見て、河内、飛鳥、大和、吉野、熊野は思ったより近いように感じた。
古代河内王朝から飛鳥、大和へは古代のロマンが漂うような気がする。
福神に着くまでの途中の駅の案内板にも古墳の名称が沢山書かれていた。
昨年出張で行った、福神の北に当る「志都美(しずみ)」駅の近くには武烈天皇陵があって、こんな
所にあったのかと少し驚いた記憶がある。
この武烈天皇と言うのも強烈な「おくりな」である。
日本の歴代の天皇の中でも、これだけ武(覇王)を前面に押し出した「おくりな」は他には例がない
と思う。
帰りは福神発の15時36分に乗り遅れて次の30分後の16時5分の急行に乗ろうと思ったが
直前の雷雨によって到着が約5分遅れていた。
帰りは早く家に帰りたい一心でゆっくりと電車の中から散策をする余裕は無かった。
奈良は市内や法隆寺くらいしか行ったことがなかったので、日を改めて家族でゆっくりとそれら
以外の所に行ってみたいと思った。
奈良はやはり歴史の深みを感じるような気がした。
京都とはまた違った趣がある。
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