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兵庫県佐用町平福は旧因幡街道の宿場町である。
因幡街道は姫路から現在の鳥取市を結ぶ幹線道路だった。
宿場としては11カ所があり、平福は姫路から5番目の宿場町で播磨国
の北の端となる。
西方に直線で5kmも行けば美作国(現在の岡山県)である。
鎌倉時代後半以降に赤松氏が播磨国を拠点に長くその勢力を張っていた。
美作国もその勢力下に治めていたこともあったので、播磨国と美作国は
同じ文化圏と言って良いだろうと思う。
そんな経緯もあり、播磨国から美作国にかけては多くの赤松氏の門葉が
広く分布することになる。
ここでも当然として怪しげなものもあるが、寄らば大樹の陰である。
私自身は当時同じ文化圏と考えており、それは明治時代頃まで色濃く残
っていたような気がする。
しかしそれも、その後の廃藩置県が大きな影響を与えることなるのだろ
う。
兵庫県と岡山県という形になり行政的にも完全に繋がりもなくなってし
まったように思うが、実際に住んでいる人たちはどうなんだろう。
ただ、播磨国と美作国が同じ文化圏だったと思われる頃にこの辺りから
出現した不世出の剣豪宮本武蔵の話となる。
ここからは宮本武蔵ではなく武蔵と呼ばせて貰う。
武蔵がどこで生まれたかというのは諸説があるが、一般的には播磨国
すなわち播州で生まれたというのが有力である。
誰かの小説で武蔵が、作州浪人宮本武蔵と言ったとかの一節を間に受け
て、武蔵が作州すなわち美作国で生まれたと大勢の人が早トチリして
しまったと思っている。
日本神話を現実の歴史書と考えるか、あくまで為政者の都合に合わせて
作られたものかと考えるかによって物の見方が全く違って来るのと似て
いる。
例えば、中国三千年、檀紀三千年、皇紀三千年などと言われることが
あったが、中国の場合は伝説の時代と言われていた殷が実在したらしい
ことが現実的になったので、中国四千年は間違いなさそうである。
この先、殷の前の王朝である夏の実在が証明されれば中国五千年が現実
的になる可能性はある。
それに対して残りの両者は?である。
特に日本の場合は架空とも思える人物の神社や古墳があるので話が余計
にややこしくなる。
考古学を学問として学びたいと考える者にとっては大きなハザードに
なるだろう。
話は変わって、似たような話がアメリカにもある。
アメリカには多くのキリスト教徒がいるが、以前に聞いた話では、聖書
の書かれている奇跡などをそのまま信じるファンダメンタリストと呼ば
れる人がアメリカ全体の3割から4割くらいいるそうだ。
現在アメリカ大統領の民主と共和党の候補者選びを行っているが、共和
党の有力支持層のキリスト教右派が恐らくこれに当たるのだろう。
アメリカの州によってはダーウィンの進化論を教えないところあるよう
だし、以前の共和党の大統領候補の公約の中にそれがあったのを日本の
新聞の中で確認したことがある。
現在の日本では人間は猿の仲間から進化したものというのに異論を唱え
る人は非常に少ないと思うが、アメリカでは3分の1以上の人はそれは
おかしい、人間は神の子だというだろう。
それほどところ変わればなのである。
次回は本題に行きたいね。
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2016年07月26日
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