トリッシュ・クック(著)
有澤真庭(翻訳)
二人が奏でる純愛(メロディー)──
《夜しか会えない二人》の最初で最後の本気の恋
最高に切なくて愛おしい、感涙ラブストーリー!
映画『タイヨウのうた』ハリウッド・リメイク版
太陽の光にあたれない少女と夢を諦めてしまった少年の
甘酸っぱくも切ない出会い──17歳の命懸けの恋!
映画『ミッドナイト・サン タイヨウのうた』5月11日(金)より全国ロードショー
監督:スコット・スピアー(『ステップ・アップ4 レボリューション』『ステップ・アップ5 アルティメット』
出演:ベラ・ソーン、パトリック・シュワルツェネッガー、ロブ・リグル、クイン・シェパード、ケン・トレンブレット
二人で過ごした時間は、どの瞬間も輝いていた──
〈あらすじ〉17歳のケイティは、太陽の光にあたれない〝XP〟という病を抱えていた。そのため、幼い頃から昼間は家から出られず、父親と二人で時間が経つのを待つだけの日々が続いている。家の前を行き来するチャーリーに恋をするが、窓越しに見つめるだけの片想い。毎日、何年もチャーリーの姿を追いかけていた。自分も彼のように普通の人生を送ることができたら……。そんな彼女の唯一の楽しみは、毎夜ギターを片手に駅前まで行き、通行人を相手に歌を歌うこと。ある夜、駅で演奏していると目の前にチャーリーが現れる。二人は急速に魅かれ合い、恋に落ちる。だが、ケイティは彼に病気のことを言えなかった……。(Amazonより)
「私はいま本気で恋をしているだろうか…?」そんな問いかけを自分自身に投げかけたくなるような、太陽の光のように眩しく、夜空の星のように輝く、フレッシュなラブストーリーが誕生した。それは、2006年にYUI主演で大ヒットとなった日本映画『タイヨウのうた』をハリウッドが生まれ変わらせた『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜』。少しでも太陽光にあたると命に関わる難病・色素性乾皮症(XP)と診断され、幼い頃から家の外に出ることができなかったヒロインの最初で最後の恋、17歳の本気の恋を描いた感動のラブストーリーだ。太陽の光にあたることができず夜しか外出できないケイティ、高校のスター・アスリートだったが怪我によって夢を諦めてしまった水泳部のチャーリー。ある夜、彼女の歌をきっかけに2人は出会い、急速に惹かれあい、情熱的な恋愛に身を投じていく──。17歳の2人が経験する初恋の甘酸っぱさ、互いを支え合いたいと思う心の強さは、観る者に本気の恋とは何かを語りかけ、恋する勇気を与えてくれるだろう。また、彼らの恋を温かく見守り応援する家族や友人たちの愛の深さにも感動する。主人公のケイティを演じるのはベラ・ソーン。ディズニー・チャンネルのドラマシリーズ「シェキラ!」での演技力と歌唱力が評価され、グザヴィエ・ドラン監督の新作『The Death and Life of John F.Donovan(原題)』にも出演する逸材だ。今回は太陽の光にあたることができず毎夜ギターで弾き語りをすることを楽しみにしている17歳の少女を、生き生きと力強く演じきった。ケイティの歌声に惹かれ、彼女と恋に落ちる青年チャーリーを演じるのは、メジャー映画への出演は今回が初となるアーノルド・シュワルツェネッガーの息子、パトリック・シュワルツェネッガーだ。アスリートとしての挫折を味わいながらも、キュートな笑顔でケイティを支え、真っ直ぐに愛を注ぐチャーリーを好演した。夜しか会えない2人が過ごせる時間は短く限られているが、だからこそ、どの瞬間も輝いている──。早くも今年最高のラブストーリーがスクリーンを席巻し、感動の涙で包み込む!
17歳のケイティ・プライス(ベラ・ソーン)は、幼い頃に太陽の光にあたれない難病・色素性乾皮症(XP)と診断され、太陽を避けて孤独に過ごしてきた。昼間は家から出られず、ギターを片手に曲を作り、詞を書いて日々を過ごしている。太陽が沈むのを待ち、暗くなってからギターを片手に駅前まで行き、通行人を相手に歌をうたうことが彼女の日課だ。ケイティの唯一の話し相手は、誰よりも愛情を注いでくれる父のジャック(ロブ・リグル)と、学校が終わると毎日のように家を訪ねて来てくれる親友のモルガン(クイン・シェパード)だけだったが、ある日、家の前を行き来するチャーリー・リード(パトリック・シュワルツェネッガー)を見て、ケイティは彼に恋をする。窓越しに見つめるだけの片想い。特別な遮蔽が施された窓から毎日、何年もチャーリーの姿を追いかけていた。自分も彼のように普通の人生を送ることができたら……叶わぬ願いを抱きながら。ケイティがいつものように地元の駅で演奏をしていると、その歌声に引き寄せられチャーリーが駅にやって来る。初めてケイティを見た彼は一目で彼女に夢中になる。17歳の夏、2人は星空の下で恋に落ちた。初めてのデート、初めてのキス、初めて行く場所と世界。会えるのは夜だけであっても、ケイティにとってはそのすべてが新鮮で輝いて見えた。しかし、ケイティは自分の病気を内緒にしたまま。「好きだから普通の女の子として彼と一緒にいたい」。その一途な想いは、彼らの周りの大切な人たちの人生も大きく変えていくのだった──。
(映画『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜』公式サイトより)
『タイヨウのうた』
太陽の光にあたると命に危険がおよぶ病をかかえる少女が、ある少年との出会いによって自らの命を輝かせていく純愛物語。監督は本作の制作プロダクションであるROBOTが抜てきした新人の小泉徳宏。ヒロインにシンガーソングライターのYUIがふんし、映画初主演ながらも、歌うために生まれてきたような等身大の少女を熱演する。相手役は『木更津キャッツアイ』などで注目されている若手俳優の塚本高史。夢を持つことの大切さや、命の輝やきのすばらしさを教えてくれるをストーリー展開と、物語と同時進行で作曲される劇中歌に胸が熱くなる。
(Yahoo!映画より)
トリッシュ・クック(Trish Cook)
作家。YA向けの小説を主に執筆している。また女性誌にエッセイも連鎖中。執筆の合間には、走ったり、ボートを漕ぐなどアスリートの側面もあり、2度のフルマラソン、4度のハーフマラソンにチャレンジしている。本作のヒロイン同様に音楽好きで、作詞・作曲・ギターが得意で自らバンドで歌っている。夢は『アメージング・レース』に出ることだが、一番近いのは『ジャパニーズゲームショー「マジで!?」』の最終ラウンドに残ったこと(そして残念ながら最後のキャストカットで落とされる)。主な作品に『Outward Blonde』『So Lyrical』『Overnight Sensation』『Notes from the Blender』『A Really Awesome Messv』(いずれも未邦訳)などがある。(Amazonより)
有澤 真庭(ありさわ まにわ)
千葉県出身。アニメーター、編集者等を経て、現在は翻訳家・日本語教師。(Amazonより)
--------------------------------------------------
『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜』を読み、YUIが主演の映画『タイヨウのうた』をprime videoで観ました。話の流れはどちらも同じです。「生きる」ことについて考えさせられる作品だと思います。聖書の中で、パウロが3度願っても取り去られないトゲがあると言っていますが、誰でも重荷を背負いながら生きるということがあるのではないでしょうか。癒されない病を負ったとしても、私たちは窮することはありません。みんな神様から愛されています。
そのために私は、高ぶることのないようにと、肉体に一つのとげを与えられました。それは私が高ぶることのないように、私を打つための、サタンの使いです。このことについては、これを私から去らせてくださるようにと、三度も主に願いました。しかし、主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである」と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。(コリント人への手紙第二12章7〜9節)