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AI(人工知能)& IoT
AIとIoTについて、ともに学びましょう。

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「見える化」は、製造現場では以前から使われている言葉で、「目で見る管理」を意味し、具体的な例としては、トヨタ生産方式で知られる「工程で起きた異常を監督者に知らせるための表示灯」である「あんどん」がいい例です。

IoTの進展とともに、現時点での稼働状況や異常を把握するだけにとどまらず、機械各部の状態をモニタリングし、データ収集、ビッグデータとしてAIを活用して解析、異常事態を事前に予測する「故障予知」「予防保全」につなげようとする動きが活発です。

あらゆるモノがインターネットを通じて通信するIoT(Internet of Things)「モノのインターネット」において、「見える化」「デジタル化」あるいは「デジタル変換(トランスフォーメンション)」といってもいいでしょう。

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機械の状態を把握するためにセンシング(センサ)技術に頼るところが大きく、スマホやIoT端末の中に入っているセンサは、元々電気(電圧や電流、電力など)ではない物理量を電気に変換するデバイスであり、ほとんどアナログ信号として取り出しています。ほかにもスマホには、圧力センサや加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、磁気センサなど、さまざまなセンサが搭載されており、しかもアナログICの比率が上がってきています。最新型のデジタル機器ほど、実はたくさんのアナログICが使われており、ユーザーエクスペリンスと呼ばれる人間にとって親しみやすい機能は、全てアナログ回路で実現し、その後でデジタル回路に変換しています。人間の自然なふるまい、ジェスチャーや手足の動き、音声、頭を振るようなしぐさなどは、全てアナログ。だからこそ、人間とのインターフェースはアナログでデータを拾い、演算や制御などの処理を容易にするためデジタル変換する必要があります。

【ユーザーエクスペリエンス(user experience)】
製品・サービスを使用する際の印象や体験。使い勝手や操作感を意味するユーザビリティーやユーザーインターフェースより広い概念であり、製品を所有したり、サービスに接したりする過程で得られる、満足感や喜びといった質的・精神的価値に重きを置く。ユーザー体験。UX。(小学館/デジタル大辞泉より)

IoEに使われるウェラブル機器の機能も年々向上しており、以前からある「万歩計」のように、「歩数」「消費カロリー」だけでなく、「心拍数」「血圧」「呼吸数」「皮膚水分」などを計測するセンサが開発されており、体の健康状態を「見える化」し、絶えず監視できることになります。

IoTの進化によって、生活の中ではあらゆるモノやコト、ビジネス面では商品やサービス、それらを企画・開発・製造する工程や販売、流通やマーケティング、さらには消費者の体験、これらのバリューチェーンの隅々にまでデジタル化することを「デジタライゼーション(Digitalaization)」と呼んでおり、単なる「デジタル変換(Digitaization)」とは区別し、デジタライゼーションの波に乗り遅れた企業は今後10年以内に淘汰されるとまで言われています。

【バリューチェーン(value chain)】
企業の競争優位性を高めるための考え方で、主活動の原材料の調達、製造、販売、保守などと、支援活動にあたる人事や技術開発などの間接部門の各機能単位が生み出す価値を分析して、それを最大化するための戦略を検討する枠組み。価値連鎖と邦訳される。(小学館/日本大百科全書(ニッポニカ)より)


参考
Tokyo Electron Limited.テレスコープマガジン№16
IoTNEWS

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