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AI(人工知能)& IoT
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「データセンター」とは、インターネット用のサーバやデータ通信、固定・携帯・IP電話などの装置を設置・運用することに特化した建物の総称を指します。特にインターネット接続に特化したものを「インターネットデータセンター(Internet data center、iDC)」という場合があります。

データセンター業界のリーディングカンパニーである「@Tokyo」のホームページ(http://www.attokyo.co.jp/)を見ると、業界としての「データセンター」が理解できます。

この会社はセコムのグループ会社で、警備という仕事が、目に見える機材だけでなく、目に見えないデータのセキュリティーにまで及んでいることが分かります。ハード面では、サーバの設置場所の提供として、部屋単位、ゾーン単位、ラック単位などがあり、基本「建物の総称」には違いないのですが、ソフトバンクグループの「IDCフロンティア」という会社も同じですが、データセンター事業とともにクラウドサービスも展開しているため、クラウド利用者は、建物としての「データセンター」を意識しないので、「クラウド=データセンター」というイメージがあるかもしれません。

クラウドコンピューティングの時代では、ユーザー(企業、個人など)がコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、データなどを、自分自身で保有・管理していた従来の形から、「ユーザーはインターネットの向こう側からサービスを受け、サービス利用料金を払う」形に変わっていきます。自社管理下にある設備に機材を設置し、ソフトウェアを配備・運用する形態(オンプレミス)は今後少なくなり、かわってデータセンターに企業の情報システムが設置される形態にシフトしていくと考えられます。

オンプレミスとクラウド】
 オンプレミスとは、サーバーやソフトウェアなどの情報システムを使用者(ビジネス利用の場合は企業)が管理する設備内に設置し、運用することを指します。自社運用ともいいます。従来は一般的なサーバー運用形態でしたが、インターネットに接続されたクラウドコンピューティングといった外部のサーバーリソースをオンデマンドで利用する新たな形態が普及するにつれて、従来の形態と区別するために「オンプレミス」という言葉が使われるようになりました。
 オンプレミスでは、自社内で構築・運用するため、サーバー調達に期間を要すことや初期導入コストが高く、またインフラの管理・維持コストもかかります。インフラのリソースの拡張にあたっては、ネットワークやサーバー環境などが自社の設備に依存するため、変更作業には多くの時間とコストが必要になります。一方で、すべて自社環境となるため必要なカスタマイズを自由に行うことができるメリットがあります。
 クラウドでは、サーバーなどのインフラ環境をあらかじめ拡張が可能な仮想環境で提供するため、利用者は必要な分だけ利用料金を支払うことができてコストを抑えることができる利点があります。また、サーバーなどの機器調達なく、オンデマンドでサーバーリソースを自由に増減でき、運用面の効率化が期待でき、大幅なコスト低減が期待できます。(IDCフロンティアwebページより)

IoT化が進むと、扱うデータ量が巨大になるため、クラウドの活用が進み、データセンターの利用も拡大することになります。

データセンターの特長には下記のようなものがあります。

◆通信事業者の光ファイバーなどの通信回線を大量に利用可能とするため、通常のオフィスビルと比べて非常に多くの通信回線が引き込み済となっています。
また通常、複数の通信事業者の通信回線が利用可能になっています。
◆災害時にもサービスの提供に極力支障が出ないように建物自体も耐震構造とされています。
◆電力供給が途絶えた場合に備え大容量の蓄電池や自家発電装置等を備えています。
◆構内で火災が発生した場合にも中に設置されている機器を極力痛めないよう、通常のスプリンクラーではなく二酸化炭素やフロンガスによる消火設備を持っています。

データセンターはサーバなどコンピュータ機器を冷却するために、データセンター専用の空調機を設置しており、万一の停電時のために無停電電源装置(UPS)を備えています。 データセンター専用空調機、UPSの省エネ技術は、日本が最も進んでいるとのことです。

一方、IoT化が進む中で、「クラウド」と対比されることが多い「エッジ(エッジコンピューティング)」に関連して、IDC Japan㈱では、エッジコンピューティングを行うシステムの設置場所を「エッジIT」と呼び、さらにエッジITの中でもユーザー固有の業務処理を行うために、独立したスペースやフロアを設けてサーバー、ストレージ、IoTゲートウェイ/ネットワーク機器などのICT機器を設置する設備を、「エッジマイクロデータセンター」と呼称しており、今後IoTの進展によって、「クラウド=データセンター」というイメージも変わっていくかもしれません。

【エッジコンピューティング(Edge Computing)】
コンピューターネットワーク上で、利用者に近い場所に多数のサーバーを配置し、負荷の分散と通信の低遅延化を図ること。サーバーの集約化を図るクラウドコンピューティングに比べ、通信遅延を100分の1程度にすることができ、リアルタイム処理を必要とするMtoMやIoT端末への対応が可能となる。
[補説]エッジはコンピューターネットワークの端、縁(へり)の意。
(小学館/デジタル大辞泉より)

「エッジ」については、別途詳細に説明したいと思います。


参考
日本データーセンター協会webサイト
ボクシルマガジン:データセンターとは|クラウドとの違いと定義・特徴・利用方法を解説

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